クリスマスイヴ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今日はクリスマスイヴ…
私は夜にマイキーと会う約束をしていたので
白のモコモコニットに千鳥柄のショートパンツを履き黒のライダースを羽織ってニーハイブーツを履いて、こないだ買ったマイキーのプレゼントを持ってマンションのエントランスでマイキーが来るのを待っていた
バブのエンジン音が聞こえたのでマンションから出るとマイキーが迎えに来てくれた
「いっちん待たせたな、行こうぜ!エマとドラケンが待ってる」
「うん!行こ!」
マイキーの後ろに乗りバブを走らせた
ファミレスへと着くとドラケンとエマちゃんがもう席には着いてメニューを広げて眺めていた
「いっちん!待ってたよー!」
「遅ぇぞ、ほら何にするか選べ」
2人の向かい側にマイキーと一緒に座席に、座りメニューを開いた
"オレはお子様ランチ,っとドラケンに伝えて私は海鮮ドリアを頼むと、ドラケンが店員さんにメニューを伝えた
ショルダーバックからピンクの箱とネイビーの箱を取り出してエマちゃんとドラケンに手渡した
「エマちゃんとドラケンにクリスマスプレゼント!よかったら使って」
「え!?エマ用意してないんだけど!」
「マジか、いっちんから貰えるなんて思いもしなかったぜ」
2人は受け取ると早速開け始めた
「あ?オレには?」
「ちゃんとマイキーのもあるよ、はい」
赤い箱に入ったあの数珠のブレスレットが入った箱を手渡した
「やだ!いっちんシャネルの口紅♡めっちゃこの色好き♡ありがとう!」
「エマちゃんに似合うかなって思ってさ、気に入ってくれて嬉しい」
エマちゃんは気に入ってくれたようで口紅を持ってお手洗いに消えてしまった
「いっちんこれバイクのキーケースじゃん!しかもオレの刺青のデザインと卍會のマーク入れてくれてんじゃんか!めっちゃかっけぇんだけど」
「デザイン見せて本革に入れて貰ったんだ、ドラケンのってわかんだろ?」
「ありがとな、いっちん!」
ドラケンは気に入ってくれたようでキャメル色のキーケースをバイクの鍵につけていた
「いっちんドラケンにまで狡い!!いっちんはオレの女なのに…」
拗ねたマイキーを宥めて箱を開けさせると、数珠のブレスレットをみたマイキーは目を輝かせていた
「マイキーとお揃いだからね、機嫌直せ。ほら私つけてるだろ?」
左手首につけている数珠のブレスレットを見たマイキーは私の上げた数珠のブレスレットを付けた…
「いっちんありがとう♡お揃いめっちゃ嬉しいんだけど!大事にする!」
「機嫌治ったな。あ!エマちゃん、似合ってるじゃん!」
「いっちん見て!口紅のちょー可愛い♡ドラケンどお?」
「お、似合ってんじゃん」
ドラケンに褒められたエマちゃんは恥ずかしそうに微笑み、嬉しそうだった
みんなが喜んでる顔を見て私の心は凄く温かい気持ちになった
店員さんが頼んでいたメニューを持って来たのでみんなで手を合わせて晩御飯を食べ始めた
「なぁ、明日はさドラケンと走りに行くんだけどさ!いっちんも基くんのバブで走ろうぜ!兄貴と場地と走るって決めてんだ」
「そっか、走りたいけどその日は絶対に外せない約束があるから無理かな」
「残念ー、場地の奴も喜ぶと思ったのに」
「圭くんはマイキーと走った方が喜ぶと思うよ」
熱いグラタンを口でフーフーと息を吐きながら食べた
「寒いのに走ろうってバカオマエ以外いねーよマイキー」
「絶対寒いよ、予報では雪降るって言ってたし!」
エマちゃんの話を聞いたドラケンは"やっぱ行きたくなくなたってきたわ,っとボソッと言い、ハンバーグを口に入れた
「今年はホワイトクリスマスになるんだ、いいじゃん!バイクで走るのは寒いけどな」
「いっちん!アーンして?」
「でた、甘えん坊マイキー。ほら、口開けて」
お子様ランチの唐揚げを口に入れてあげながら、自分のグラタンも食べた
「ちょっと安心したかも、いっちんがマイキーの側に居てくれるなら。場地くんいなくなってから元気なかったからさ…」
「エマちゃんにまで心配かけさせちゃだめでしょ!マイキーのことは任せて、エマちゃん」
「将来いっちんがエマのお姉さんになるのか♡考えただけで楽しそー!!」
「エマといっちんなら毎日賑やかで楽しいんだろうな!基くんみたいに出来ちゃった婚でもオレはオッケーだけど?」
勝手に盛り上がるエマちゃんとマイキーにやめなさいっと待ったを掛けた
「まだ学生だからね!それにマイキーも子供なんだから赤ちゃんなんかできたらめっちゃ毎日大変じゃん。無理!」
グラタンを食べ終えて手を合わせた
「マイキーが赤ちゃんみたいなもんだもんな!大体いっちんの父親が許すわけないっての、それに祖父は神羽会だぞ。絶対簡単にはいかねぇな」
「そっかいっちんには強敵がいたこと忘れてたや、基君はマジでヤバイ…過保護の中の過保護だかんな、オレボコボコにヤられる」
ハイテンションだったマイキーが一気にテンションが下がった…
「いっちんのお父さんって前にお風呂屋さんで会ったイケメンだよね!?あんな若くてかっこいいお父さん羨ましい!!」
「エマちゃんよく覚えてるね、あれが私の父親の基。アレはマイキー並みにめんどくさいよ」
「酷くない?オレのことめんどくさいとか!」
マイキーが頬っぺたを膨らまして怒り、それを見たエマちゃんドラケン私は笑い合った
ファミレスで食べ終わった私たちは外に出てエマちゃんはドラケンのバイクに乗り、私はマイキーのバイクに乗って別れた
マイキーはバ東京タワーの周辺のイルミネーションを見ながらバイクを走らせた
「めっちゃ綺麗じゃん!マイキーありがと!」
「クリスマスイヴだからいっちんとイルミネーション見たかったんだ!綺麗だな」
木々に飾られているイルミネーションは凄く輝いて本当に美しい光景だった…
私のマンションへと着いたのでバイクを降りると、マイキーがバイクを止めて私に口付けをし左手の指に何かをつけた
「いっちんメリークリスマス」
「マイキー…これ…」
私の左手の薬指にはシンプルなシルバーの指輪がはめられていた
「オレとお揃い!場地のネックレスとピアスお揃いだろ?つけたままでいいからさ、オレとのお揃いもつけて欲しいなって思って」
「ありがとう!指輪嬉しい…大切にする」
「いっちん大好き…ずっとオレの側に居て…」
マイキーが私にギュッと抱きついてきたので私も優しく手を回した
圭くんのときとは少し違う感情だけど、それでもマイキーのことは好きだと思う…
みんなの前では無敵のマイキーで強くかっこよくても、私から見たら繊細で危なっかしい子だ…
だからきっと圭くんは私にマイキーを頼んできたんだろうな
マイキーの側に私がいることで精神的に安心するなら、私は君の隣にいるよ…
唇に触れるだけのキスをしてマイキーから離れると、バイクに乗ってマイキーは帰っていった…