11月12月…
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あれから月日がたち、季節は12月となった…
サクチャイ先生の厳しいトレーニングにもだいぶ慣れてきて、腕の骨も治ったのでパンチ力も付けるためトレーニングを追加して取り組んでいた
世間ではクリスマスの時期なので街頭にはイルミネーションが輝き、夜を煌びやかに照らしていた
今日は日曜日でトレーニングがないので街へと私は買い物に来ていた…
オフショルダーの黒いニットを着てボルドー色のタイトスカートを履き、黒のロングのチェスターコートを羽織ってショートブーツで街を歩いていた
久しぶりに1人で街を歩きアクセサリー屋さんを訪れていた
するとパワーストーンの黒いブレスレットが気になり手を取った
「これは黒のブラックオニキスをブレスレットでね、チャロアイトとサファイアを散りばめて作ったの。
チャロアイトは成長の石。恐怖や不安心配などのネガティブな感情を和らげ、向上心や前向きな心を育むと言われててね。
サファイアは成功の石。カリスマ性勝負運などを高めてくれると言われているんだ。
それとペアで女の子にはこれがあるよ」
可愛らしい店員さんが水晶と先程のブレスレットに使われていた、チャロアイトとサファイアが散りばめられている可愛いブレスレットを持ってきてくれた
クリスマスプレゼントマイキーとお揃いのブレスレットにしよっかな、これ凄く可愛い
「これお揃いで可愛い…すみません!これください!」
「メンズブレスレットの方はラッピングしときますね♡クリスマスプレゼントでよろしかったですか?」
"お願いします,っとラッピングを頼みプレゼントのブレスレットのお金を支払った
店員さんからラッピングしてもらったブレスレットを受け取り店を出ると、タイミングよく電話がなりでると千冬からだった
「もしもし、いっちん。ちょっと話したいことあんだけど」
「いいよ、今街出てるからさ待ち合わせしよっか、渋谷のハチ公前でいい?」
「オレも今渋谷来てるからすぐ行く!」
千冬との電話切って歩いてハチ公前まで向かった
「ねぇね、めっちゃ可愛いね♡俺らと遊びに行こうよー」
「私、大手の事務所の社員なんですが。君めっちゃ綺麗だね!モデルとかやってみない?」
立って待っているとナンパや芸能事務所のスカウト達が私に話しかけてくるが、一切無視して千冬がくるのを待っていた
「ねぇ、無視しないでよー!」
1人のチャラついた男が私の肩に触れようとしたが千冬が男の手を掴み睨んでいた
「おい、汚い手で触んなや…」
「千冬、遅ーい!この取り巻きウザかったんだからね、行こっか」
千冬の手を握りハチ公前から立ち去った
「なんか場地さんがあんだけ束縛してた気持ちがわかったかも…いっちん綺麗だからマジモテるわ」
「千冬もカッコいいからモテるでしょ?」
「モテたらクリスマスは野郎といないって…いっちん寒いから中入ろうぜ」
コートを着ていても冬なので寒く、ファミレスへと入り席に座った
2人ともコーヒーを頼むと千冬が話し始めた
「いっちん…オレとタケミっちは八戒を止めるため稀咲と半間と12月25日手を組むことにした」
「稀咲と?辞めときな稀咲のことだから裏をかいてくる、善意で千冬とタケミっちーと手を組む訳ない」
「オレもそう思うんだけど、隊長のタケミっちが決めたからな…それに着いていくのがオレだ。だけど、稀咲の野郎は信用ねぇから…いっちんにはこの事を伝えとこうと思って、12月25日の夜隠密決戦を実行する」
「タカくんの顔に泥を塗ることは出来ないからマイキーとドラケンには秘密ってわけか、八戒もだけど柚葉も私は気になっててね…
柚葉の件が大丈夫だと判断できたら千冬とタケミっちーの応援に行ってあげる!大寿には両腕お世話になったからね…てか4人じゃ絶対大寿倒せないと思うしね」
注文していたコーヒーが来たので飲みながら千冬の話を聞いた
「場地さんが死ぬ間際にさ、稀咲にいっちんは狙われてるって言ってたから…いっちん強いけどそれとなく見てたんだけどさ。もう狙われてない感じなんかな?怪しい奴いっちんの周りに居なくて安心しちゃってるんだけど」
「千冬心配してくれてたんだありがとう、でもあれからは大丈夫だよ。まぁ狙われてはいるけど守ってくれてる家族みたいな人達がいるからね、稀咲もさすがにこれ以上のことは出来ないかな。神羽会神水流組の構成員達が守ってくれてるから」
その名を聞いた千冬は漫画のようにコーヒーを吹き出し、お手拭きで口を拭いた
「いっちん!?今神羽会って言った!!?」
「マイキーとドラケンと同じリアクション!そんなに驚くことなんだ」
「驚くだろ!関東一勢力を誇る神羽会!一般人でも知ってる大物のヤクザじゃん!」
「最近私も知ったんだけど、私の父が神水流組の一人息子で私は孫娘だったんだよね。私も知ったときは驚いたよ」
「マジか…まぁマイキー君と並ぶ強さだから一般人じゃねぇだろうとは思ってたけど…驚愕の真実だな」
「稀咲が前みたいにちょっかい出して来ても私には絶対手が出せれない、全部組の人達が消していってるからね。だから千冬は私の心配しなくていいよ、隊長のタケミっちーだけ見てあげな」
コーヒーを飲み干し座席から立ち上がり伝票を手に持ちレジへと歩き、お金を支払った
「あ、いっちん!オレ払うよ!」
「私が払ったからもういいよ、また今度来たときに奢って!」
「すまねぇ、ありがとう。いっちんがくれた場地さんのタスキさ…タケミっちに託してもいいかな!」
「千冬に渡したんだから千冬の託したい人に渡しな!タケミっちーなら圭くんも私も賛成!」
ファミレスからでた私はクルッと回り、千冬に微笑んだ
「ありがとう、いっちんまたな!」
千冬に手を振り見送ると黒塗りの高級車がハザードを光らせ私の横に止まった
助手席の窓が開くと、運転席には獅稀さんが微笑み手を振ってきた
「樹さんお迎えにあがりました、松野千冬が帰ってしまったらまた先程のように汚い男達に狙われてしまいますので。お乗り下さい」
「これに慣れてしまった自分が怖い…獅稀さんまた防犯カメラハッキングして見てたんですね…」
「樹さんを守るのが私の務めですから、今日のお洋服もお似合いですね」
「ありがとうございます。はぁ…」
溜息を吐きながら運転席に乗り込むとマンションへと車を走らせた