東卍幹部会議2017.11.23
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東京卍會幹部会議に関係ないが私もタケミっちーと大寿とヤリあったため参加していた…
大寿とやり合ったときにやっぱり両腕骨にヒビが入っていたらしく、あのあと病院に行き診て貰い両腕は包帯を巻かれていた
バレないようにしていたが、監視カメラをハッキングできるお隣さんの獅稀に見つかり、基と瑞さんにバレてしまった…
長々と電話で泣きながら心配され私は精神的に疲れて、ドラケンの横に座り大きな欠伸をした
「いっちん痛そー、女にも容赦ねぇのか黒龍…まさか八戒が黒龍総長の弟だとはな」
ナホヤが私の包帯を眺め心配してくれた
「知ってたんだろ三ツ谷?」
伍番隊隊長の武藤泰宏がタカくんに問いたが黙っていた…
「黒龍とかメンドくせ」
「やるしかねぇだろ」
嫌いな半間と稀咲も幹部な為、ソファーに座り集まっていた
ドラケンが幹部全員集まったことを確認してマイキーがタケミっちと八戒を部屋に入るように促した
「みんなも知ってる通り、4日前。タケミっちといっちんが黒龍のアタマにボコられた。タケミっちが壱番隊隊長と知ってての暴挙、つまりこれは黒龍の戦線布告だ」
「大寿にボコられたのはタケミっちーだけだかんね!骨ヒビいったけど負けてないから、そこんとこ間違えないで」
ドラケンの言葉につい私はツッコんでしまった…
「大好きないっちん手出すとかナメやがって、やっちまおうぜ」
「黒龍なんて一回ぶっ潰したチームだ、余裕だろ?」
武藤泰宏の言葉に黙っていたタカくんが口を開いた…
「潰したのは九代目、十代目は別物だ」
「大体よぉー!!いっちんとタケミっちは黒龍のシマがわかんなくてしょうがねぇとして、八戒はなんで黒龍のシマに2人を連れてくんだよ?」
ナホヤくんは笑いながら立ち上がり八戒に迫った
「オイ八戒、テメェ黒龍の回し者なんじゃねぇのか!?コノヤロウ」
「総長の弟だしなぁ?」
「それを隠してやがったしなぁ!?」
ナホヤくんと武藤くんが八戒に詰め寄り、見かねた私は口を開いた
「八戒は確かに大寿の弟だけど、裏切る為に東卍にいたんじゃない。東卍が好きでタカくんが大好きで弐番隊副隊長してたんだよ?仲間だったのにそんな目で見ちゃ2人ともダメっしょ…大体八戒と姉の柚葉と遊んでたのは私だ、責任なら私が取る」
黙って聞いていた八戒がマイキーの目の前に正座した
「いっちんは関係ない。言い訳するつもりはねぇ、煮るなり焼くなり好きにしろ。奴と兄弟である時点でその覚悟はしている…だから総長!!
東京卍會弐番隊 副隊長 柴 八戒
本日をもって東卍をやめさせていただきます!!」
「…それでいいのか?」
「ちょっと待ったぁあ!!異議アリです!」
タケミっちーがマイキーに異議を申し出て、八戒は驚いていた
「マイキー君一旦落ち着いて考えましょう!これでも食べて!どら焼きです!!マイキー君の大好物!!どうぞ!!」
満面の笑みでマイキーにどら焼き渡すタケミっちーを見た私は頭を抱え溜息を吐いた…
「いらね、邪魔」
「ふざけてんのか?テメェ!!どうする?マイキー」
さすがのドラケンもタケミっちーの意味わからない行動にキレていた…
「弐番隊の事だ三ツ谷が決めろ」
マイキーの言葉に黙っていたタカくんが八戒の側に立った
「タカちゃんゴメン、もう決めた事なんだ」
「そんな顔すんな八戒…わかってっから」
「タカちゃん!!!お世話になりました!!!」
八戒は深々とタカくんに頭を下げた
「は?何言ってんだ?オレは認めねぇよ、大寿に会わせろ!」
タカくんならそう言うだろうと思っていたので私は嬉しくて八戒の頭を優しく撫でた
「タカくんが認めるわけないでしょ?東卍じゃないけど、八戒のお兄さんにはお世話になったからねー。私も一緒に行くわ!」
八戒もタケミっちーもタカくんの予想外の言葉に驚いていた…
集会から出て私とタカくんと八戒と何故か千冬とタケミっちーまで八戒の家へと向かっていた
「タカちゃんいっちん、やっぱり兄貴と会うのはよくねぇよ。どう話し合ったっていい結果生まないぜ?兄貴はクソだ」
「うっせぇなぁ、オマエは昔からそうやって1人で抱え込む。それよりよーなんでこいつらついて来てんの?」
タカくんは後ろからついて来ているタケミっちーと千冬をチラッと見た…
「え?だってオレ当事者っスよ?」
「付き添いです、コイツアホなんで」
「テメっ、誰がアホだ!あのクソな作戦忘れねーかんな!!」
「幹部会議のときにマイキーにどら焼き渡す作戦考えたの千冬なの?アハハッ!マジか!お前らバカすぎるわ!」
タケミっちーと千冬の話を聞いた私はお腹を押さえて笑った
あっという間に柴家に着き部屋へと入ると、ソファーにタカくんが座り目の前の大寿はテーブルに脚を置き相変わらず態度がでかかった
「初めましてだね大寿君」
「テメェがウチの弟たぶらかしてる三ツ谷か!」
「ずいぶんな言い方っスね」
「殺すゾテメェ」
ピリッとした空気に大寿の後ろにはこないだいた黒龍のココとイヌピーが立って、私と八戒・タケミっちー・千冬はタカくんの背中の後ろに立って話を聞いていた…
「で?話ってなんだよ?手短に言えよ?」
「八戒は黒龍に渡す、金輪際関わらねぇ」
タカくんの予想外の言葉に私とタケミっちーは驚いた…
「ハハおもしれぇな、それを止めにきたんじゃねぇのか!?」
「その代わり柚葉を解放しろ」
柚葉…
大寿の奴、柚葉を監禁でもしてんのか?
「タカちゃん…なんでソレを…?」
「大寿君、柚葉になんかさせてんな?八戒はずっと姉貴を守ってきた、兄貴の暴力からな」
こないだ会っただけだけど、大寿と柚葉と八戒達の間になんかあると思ったけど…
やっぱ家庭内で暴力か…
女に手を出す男が大嫌いなので、クズな大寿を睨んだ…
「おもしれぇ冗談だな!」
「八戒はアンタにびびって東卍を抜けるんじゃねぇよ、柚葉を守る為だ!」
タカくんが気に入らなかった大寿は殴りかかったが受け流した
「へー…やるな」
「もう一度言う!八戒は黒龍に譲る、柚葉は解放しろ!この条件を呑むなら東卍は黒龍に手ぇ出さねぇ。」
「断ったら?」
「全面戦争だ」
「いーねぇ、和平成立だ!まぁオレはDVなんてしてねぇけどよぉ…約束してやる、二度と柚葉には手は出さねぇ」
大寿はタカくんと握手を交わし約束した…
大寿の家を出る時イヌピーって男になぜか腕を掴まれた
「いっちん?」
「タカくん悪い先帰ってて、コイツが話したいみたいだならさ」
"わかった,っと言うと先にタカくん達は家を出て帰った…
イヌピーは何故か大寿から私を遠ざけベランダへと引っ張った
「何かよう?こないだ初めて会ったときも私のこと見てたよね?」
「神水流樹…オマエ基さんの娘だよな?」
「そうだけど、なんでアンタが知ってんの?」
「基君がオマエを連れてよく真一郎君のお店に来てただろ?オレのことをイヌピーって呼んで肩車してやったろ」
イヌピーの顔をじーっと見つめてその言葉に私は幼い時に基に連れられて真一郎くんのバイク屋さんにいた顔に火傷の負った男の子のことを思い出した
「思い出した!なーんか聞いたことある呼び名だと思った、イヌピー久しぶりじゃん!」
「オレ覚えてんのになんで忘れてんだよ…まぁいい、オマエが強いのはわかった。けどボスはバケモノだ、無敵のマイキーでも勝てない。オマエは東卍じゃない、自分から関わんな」
「イヌピー優しいじゃん、心配してくれてんだ…でもね八戒と柚葉は私の大事な友達なんだ、その2人が苦しんでるなら助けるのがダチってもんでしょ?で、大寿の側近のイヌピーに聞きたいんだけど…大寿は柚葉だけじゃなくて八戒にも手出してんじゃない?」
イヌピーは何も言わずただ黙ったままだった…
私はそれで理解した
大寿は八戒と柚葉に手を出している
大寿は暴力でしか表現できないんだ…
大好きな家族なのに…
なんて悲しくて歪んだ愛し方なんだろう
「イヌピーありがと、大体柴家の現状は理解できたわ。んで本題、バイク屋にいたとき言ってたよね。真一郎くんみたいな黒龍にしたかったんじゃないの、これがイヌピーの描いていた黒龍なわけ?」
「オマエに何がわかんだよ…」
「幼いときのイヌピーしか私はわかんないから知らないけど、まぁそれでいいなら言う権利し。イヌピーありがと!またな!」
ベランダから出ると大寿がソファーに寛いでいが私が部屋に入ると起き上がり、道を塞いだ
「帰んのか?樹!オマエが初めてだぜ、このオレを蹴り飛ばし地面に打ちつけたのは!気に入ったぜ、樹」
「それはどーも、お前のせいでこっちはヒビ入ってバイク乗れねーし周りの連中には怒られて大変なんだけど?」
「オレんち泊まるか?」
「絶対やだ」
棚に乗り上げ壁を蹴り邪魔な大寿の向こう側に降り立ち、"またな,っと手を振り柴家から出た…
歩いて帰るの怠いなーっと思いながら階段を降りると、獅稀さんが黒塗りの高級車でなぜか柴家の前で止まっていた
「樹さーん!お迎えにあがりましたよ!」
「待て待て!私獅稀さんにここにいるって連絡してないんだけど!?」
「まぁ話しは車に乗ってからにしましょう、裕翔」
助手席に乗っていた裕翔くんが後部座席の扉を開けてくれたので仕方なしに乗り込んだ
「もしかして…街中の監視カメラをハッキングして探し出したんですか…?」
「私達は樹さんを守る為にいますからね、最近は街の中に監視カメラがついてますから人を探すことなんて簡単ですよ!」
この人…1番怖いんだけど…
絶対敵に回したくないわ…
獅稀さんはマンションへと車を走らせた