タケミっちーの特攻服
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神社には東卍の奴らが特攻服姿で全員集まっていた
東卍じゃない私は黒のパーカーにボルドー色のダメージスキニーパンツを履き、基のバブで神社に来ていた
「いっちん待ってたぜ!」
「マイキーに言われてたからな、ちゃんと集会に来たよ!」
ドラケンが私に気づいたので手を掴み、東卍の野郎共の中に連れてった
するとタカくんが仕立てた特攻服に身を包んだタケミっちーが居た
「似合ってねぇなぁオマエ!」
「それ私も思った!」
「ですよね、着せられてる感ハンパねーっス」
私もタケミっちーも笑い合った
「…改めて東京卍會へようこそ」
「ハイ!!よろしくお願いします!!」
ドラケンに深々と頭を下げると"おう,っと返事をした
「さて集会始まんぞ!オマエにとって大事な集会だ、覚悟しとけ」
ドラケンの隣に立つと階段上に特攻服を着たマイキーが立っていた
「今日の集会は荒れンぞー。"血のハロウィン,総決算だ!」
後ろには半間と千冬が並び、東卍の連中は皆ざわついていた…
「…"血のハロウィン, 芭流覇羅約300vs.東卍約150。この圧倒的に不利な状況の中オマエら1人1人の頑張りで勝利を掴み取った。負けた芭流覇羅の副総長、半間修二から挨拶がある」
「芭流覇羅の半間修二だ、芭流覇羅はずっと頭がいなかった。だから…この戦いに敗けて東卍の下につく事にした。芭流覇羅は東卍會の傘下に降る!!!今回オレとマイキーを繋いでくれた奴がいる、そいつのおかげでこの話が成立した!前に出てきてくれ!稀咲鉄太!!」
東卍の連中達は芭流覇羅が傘下に入ったことで人数が膨れ上がったことに喜んでいた
その中で私とタケミっちーだけ暗い顔をしていた…
「話がもう一つある。"血のハロウィン,で得たモノもあれば失ったモノもある。壱番隊隊長場地圭介が死んだ。オレらはこの事実を深く反省し、重く受け止めなきゃいけない。…後はオマエから言ってくれ、壱番隊副隊長松野千冬」
「東卍を辞めようと思ってたオレを総長はこう言って引き止めた、"壱番隊の灯をオマエが消すのか?,壱番隊を引っ張っていくのはオレにはやっぱり荷が重い。総長と話し合った何日も何日も…そしてこういう形に辿り着いた。自分のついて行きたい奴ぁ自分が指名する!!!
花垣武道
オレはオマエを壱番隊隊長に命じる!!!」
千冬の言葉に私は笑い、東卍の連中達は驚き困惑していた…
「タケミっち、これが場地さんの遺志だとオレは思ってる!場地さんがオマエに託しオレと総長が決めたことだ」
「花垣武道!!!顔上げてみんなに挨拶しろ!!」
涙を流しているタケミっちーの肩を私は優しく叩き"マイキーが言ってるよ,っと言うと泣きながら頭を上げ叫んだ
「よろしくお願いしますっ!!!」
「オイオイ何泣いてんだよ。締まんねーな」
「あーあまた刺繍入れ直しだよ」
ドラケンとタカくんは笑いながら泣いているタケミっちーへとツッコんだ
「…顔あげすぎだ…バカ」
マイキーは呆れた顔でタケミっちーに笑っていた
私はタケミっちーの前に立つと胸元を軽くグーでパンチした
「タケミっちー、圭くんの壱番隊を…よろしくね!圭くんの相棒だった千冬が決めたことに私は異議はない!」
「いっちん…ありがと!!俺頑張るから!」
涙を流し鼻水垂れ流しのタケミっちーが抱きついてこようとしたので思わず殴ってしまい、その場にいたドラケンやタカくん達が爆笑した
雑談しているタケミっちー達から離れ、芭流覇羅で服が濡れたときに半間が貸してくれた服を返すため半間と稀咲の前に立った…
「半間これ!前に貸してくれた服!」
「あのときの服か…樹と同じ匂いがする…」
袋に入れて渡すと半間は受け取ると、服の匂いを嗅ぎ始めた
「キモいんだけど…稀咲だっけ?あの日は圭くんと一虎くんがお世話になったな…相変わらず私が邪魔だからってお友達連れて来てくれてるみたいだけど、いい加減鬱陶しいんだけど?」
稀咲の前に立ちケラケラ笑いながらも目は本気で睨んだ…
「何のことやら…一つだけ教えろ、オマエは一体何者なんだ?」
「ただの女子中学生だけど?まぁ…女は秘密があったほうがいい女ってことだよ。あんまりしつこいと…その内死人でちゃうよ?」
言いたいことを言い終えた私はマイキーの元へと走った
「マイキー!タケミっちーの壱番隊隊長襲名を私に見せたかったから呼んだのか?ありがとな!」
「オレも千冬もいっちんに見てほしかったんだよ、タケミっちならいっちんも喜ぶと思ってさ!三ツ谷から聞いた…寝れてなかったんだろ?本当だ…前より細くなってる…」
マイキーが抱きつきお腹周りを触ってきた
「タカくんち泊まってからは少しずつ食べれるようになったし、寝れてるから大丈夫!ありがとな、心配してくれて…」
「場地と付き合ったのは未だに許せないけど…いっちんはオレにとって大事な人だからさ…もっと頼って!」
おでこを当ててキスできるぐらいの距離に周りの野郎達は真っ赤な顔で騒ぎ立てていた
「圭くんにマイキーのことも託されたからね…反対にお前が頼ってこい!一虎くんと同じで私は2人のお姉ちゃんになるから!」
「お姉ちゃんより恋人がよかったんだけど…まぁいっか!ならいっちん♡今日はオレんち泊まって!」
「あ?ならオレもマイキーんち泊まるわ!」
ドラケンが背中から抱きついてきて、それを見たマイキーがマジギレしてきた
「あ?なんでドラケンが来るんだよ。オマエはエマが居んだろ?」
「いっちんは別だ!オレも泊まっから、三ツ谷んち泊まったんだろ?ずりぃ!」
「あれはいっちんの看病する為に泊まらせたんだからな!オマエらみたいに下心はオレはないぞ」
その言葉にマイキーとドラケンがキレてタカくんを追いかけ回していた…
その光景を私とタケミっちーは腹を抱えて笑った…