血のハロウィン
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
千冬が倒れた圭くんを受け止め、私は泣きながら圭くんの刺したお腹を止血する為服で押さえた…
「やだ…圭くんやだ!約束したじゃん!抗争終わったら基と3人でご飯食べるって…1人にしないで…」
「約束守んねぇで悪りぃ…樹の父さんに謝っといて…」
「やだ…自分で謝ってよ…」
"泣かせて悪い,っと圭くんは私の涙を指でなぞった…
タケミっちーが圭くんの側にきて悲痛に叫んだ
「…場地君…なんでだよ?わかんねぇよ…なんの為に…自分で自分を刺したりなんか…!?」
「タケミチ…もっと近くに」
タケミっちーは圭くんの元へとしゃがみ込んだ
「稀咲は敵だ。それに気づいたのはパーが長内を刺した事件、"パーを出所させる代わりに参番隊 隊長に任命してくれ,稀咲がマイキーにそう持ち掛けるのを偶然見ちまった。そしてマイキーの側にいる樹が邪魔で狙っていることも知った…樹が言ったように…
参番隊隊長は…稀咲じゃねぇ!!
東卍はオレら6人で立ち上げた、どんな理由があっても参番隊隊長はパーだけなんだ。」
圭くんの言葉に私も千冬も泣きながら黙って話を聞いた…
「パーちん…三ツ谷…ドラケン…マイキー…一虎…"東卍創設メンバー,はオレの"宝,だ。オレ1人でなんとかしたかったが、でもまぁ無理そうだ。オレは…自分で死んだ、マイキーが一虎を殺す理由はねぇ…」
「圭くんは優しいね…一虎くんとマイキーのこじれてしまった2人の関係を元に戻す為に命懸けたんだね…ちゃんとわかってるよ…だから次は私がやんなきゃ…」
泣きながら圭くんの唇へとキスをして、大好きな圭くんを千冬に任せ私は涙を拭き立ち上がった
「樹…マイキーと一虎…頼むな…」
「任せて!!2人とも年上の癖に手が焼けるガキんちょだからな…圭くん…大好き!千冬と待ってて!マイキー止めてくる!」
涙を押し殺して一虎くんをボコボコにしているマイキーへと走ると飛び蹴りを入れた
「樹マジでいい女だろ?樹もオマエの事気に入ってんだぜ…マイキーを…東卍を…オマエに託す!!」
「ダメだよ、場地君。そんな事言わないで!!」
俺は号泣しただただ泣き崩れた…
「…千冬ぅ、樹のこと気にかけてやってくれな…」
「ハイ」
「ペヤング食いてぇな…」
「買ってきます」
「半分コな?ありがとな千冬…」
場地さんは笑うと目を閉じオレの腕の中で動かなくなった…
「場地さぁぁん!!!あ"あ"あ"あ"あ"あ"」
千冬の泣き叫ぶ声が耳に入ったが、マイキーを止める為に殴り合っていた…
「マイキー!いい加減やめろ!!」
「あ?いっちんには関係ないだろ!!」
蹴られたマイキーは私に殴りかかってきたので受け流し、繰り広げる打撃を全部受け流し叫んだ
「関係あんだよ!クソガキが!!いい加減落ち着けや!!」
「うっせぇ!!」
高熱で眩暈がするなかマイキーの腹に一撃を入れたが、同じようにマイキーが私の腹に打撃を打ち込み血を吐いた…
「ゴホッゴホッ…こんなことしたって意味ねぇんだよ!圭くんが自分で刺し意味もわかってねぇんだろうが!このバカ!!」
マイキーの顔面に蹴りを入れ地面に打ちつけたが、顔面から血を流しながらマイキーは立ち上がった
「まだやる気な訳…バカは半殺しにしないとわかんねぇわけ?」
「いっちん…女だからって手加減しねぇぞ…」
「んなもんいらねぇっての…マイキーとは小さい時に試合して引き分けだったよね?今ここでどっちが強いか証明しようか?」
聞く耳を持たないマイキーを止めるには戦うしかない私は、再び腕に力を込め殴りかかろうとしたがタケミっちーが私とマイキーの間に入ってきた
「どけ…テメェも殺すぞ」
「もうやめましょう!!マイキー君!!!」
止めに入ったタケミっちーを殴り飛ばしたが立ち上がった…
「場地君はこんな事望んでねえよ!!」
「テメェが場地を語んじゃねぇよ」
タケミっちーを蹴り飛ばしたので見かねた私はマイキーの背中を蹴り飛ばした
「私やタケミっちーの話を少しは聞けや!!」
倒れていたタケミっちーが起き上がりマイキーへと叫んだ
「場地を語んな?死んじまったんだぞ場地君は!!!なんでわかんねぇんだよ!?いっちんも言ってんじゃんか!場地君が何の為に死んだと思ってんだよ!2人の…東卍の為だろ!?場地君は一虎君に殺されるんじゃなくて自決することを選んだんだ!!場地君は一虎君に負い目を感じてほしくなかったから!!マイキー君に一虎君を許してほしかったから…
みんなが大好きだからその決断をしたんだってーなんでわかんねぇんだよ!!!」
タケミっちーの悲痛な叫びにマイキーも私も手が止まっていた…
マイキーはタケミっちーの足元に落ちた御守りを手に取って眺めていた
「タケミっちこのお守りを…どこで…?」
「…集会の時、神社で拾ったんですよ…」
そのお守りを見たドラケンとタカくんは何かに気づいたようだ…
「場地…ずっと持ってたのか…?"あの日,のお守りだ…これがその…結成記念のお守りだ。東卍を創ったのはオレじゃない、場地だ。"誰かが傷ついたらみんなで守る,"1人1人がみんなを守るチームにしたい,そうやってできたチームだったな」
マイキーもドラケンもタカくんに一虎くんも涙を流していた…
「場地君はずっと1人で戦ってたんスね…その日の約束を守る為に…」
タケミっちーは号泣し、私も涙を流し千冬に抱かれている場地くんの元にマイキーと歩いた…
「ゴメンな…場地」
「圭くん…タケミっちーのおかげでマイキー止めれたよ…ねぇ…目開けてよ…」
抱かれている圭くんの頬を撫でたが反応する筈もなく、私は泣き崩れた…
すると警察のサイレンの音が聞こえ、ギャラリー達が"解散だ!はけろ!,と促していた…
「オレは場地と残る、みんな行ってくれ…オレの起こした事だ、自分でケジメをつけたい」
一虎くんの言葉にマイキーはわかったと言い、ドラケンは"東卍もここで解散だ!,っとみんなに伝えた…
「マイキー…許してくれなんて言ぇねぇ。真一郎君の事も場地の事も一生背負って生きていく」
マイキーへと頭を下げ一虎くんは圭くんと私の側に座り込んだ
「一虎くん…圭くん寝ちゃた…」
「樹はここにいちゃダメだ…マイキー悪いけど頼む」
「絶対行かない!!一虎くんと圭くんの側にい」
話の途中で私は気を失った…
「悪いいっちん…」
マイキーが背後から手刀し気を失った私を抱き、警察が来る為東卍のみんなとその場を後にした…