血のハロウィン
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私は圭くんと決戦場所まで来ていた…
暑いので半袖のTシャツにショートパンツのデニムにニーハイソックスを履いて、積み上げた車の上に座り戦いを見ることにした…
熱は下がらずむしろ悪化してしまい39度の高熱がでているが、それを圭くんに言うと絶対連れて来てくれないからマスクをして大人しくしていた
「樹、絶対約束守れよ!手は絶対だすな、いいな?」
「ゴホッゴホッ…わかってる!約束する…だから圭くんもケガしないでね…約束!」
あぁっと圭くんは頷き私の頭を撫でると芭流覇羅の元に行ってしまった…
なんか胸騒ぎがするんだよね…
この戦い…
「それにしても凄いギャラリーだな」
下を見下ろすと芭流覇羅と東卍以外の不良達が何人も来ていた…
「オマエが場地の女で無敵のマイキー並に強いって噂されてるいっちんか?」
「何、お前…」
足元に居た見知らぬ不良が私に声を掛けてきた…
「あそこの2人組は灰谷兄弟だ!一声かけりゃあ百人以上が集まる、六本木のカリスマ兄弟。あのデブは上野仕切ってる"ガリ男,バケモンみてぇに強えー。今日の喧嘩の仕切りをするICBMの阪泉だ。」
「へー、みんな名の知れたギャラリーばっかって訳か…」
それだけ東卍と芭流覇羅の抗争にみんなが注目してるって訳ね…
「オマエは今日は参加しないのか?ギャラリーの奴らはオマエのことも見に来てるんだぜ?」
「ゴホッゴホッ…一般人の私がなんでそんな奴らの目に止まる訳?意味わかんねぇ、今日は約束したからな…見るだけだ。」
「残念だぜ、オマエの勇姿見たかったんだが…まぁ体調悪そうだしな!また今度の楽しみにしてるぜ!」
チャラついた不良男は私に手を振るとその場から去っていった…
すりと阪泉と呼ばれた男が"主役の登場だ!,っと叫び芭流覇羅と東卍が現れた…
マイキーの登場にギャラリー達はざわつき始めた…
マイキーは阪泉の元へと歩き立ち止まった
「阪泉君!まずは今日の"仕切り,引き受けてくれてありがとうございます」
「ハン、くだらねぇ喧嘩ならオレが潰すぞぉー」
両チームの代表者のドラケンと一虎くんが前に出て向かい合わせで立った…
「腕に自信ある奴5対5のタイマン、それとも全員で乱戦…どっちにするぅ?」
阪泉の言葉を聞いて黙っていたドラケンが口を開いた
「芭流覇羅の売ってきた喧嘩だ、そっちが決めろや一虎」
「あん?」
「オレらの条件は一つ!神水流樹と場地圭介の奪還!東卍が勝利した暁には2人を返してもらう。それだけだ!!」
ドラケンからまさか私の名が出るとは思わず、私は驚いていた…
「は?樹も場地も自分でウチに来たんだぞ?返すも何もねーだろーが!!樹は東卍の仲間でもないのに…オマエらのお気に入りって訳?残念だけど、アレはオレも気に入ったから返すつもりないから。」
「いっちんと場地は返してもらう!!それだけだ!!」
「テメー…上等じゃねーかよ」
一虎くんが苛立った様子に気付いた阪泉は2人の間に入った瞬間、一虎くんの拳が顔面と腹に入り地面に倒れた…
「ヌリぃ〜なぁ…仕切り?条件?テメーらママゴトしに来たのか?芭流覇羅は東卍を嬲り殺しに来たんだよ!!」
「おっぱじめるか!?マイキー、行くぞ東卍!!!」
半間の言葉に両者乱闘が始まった…
大勢の野郎どもが戦う中、マイキーと一虎くんの2人が私の目に入った…
「マイキー!!!死ねコラぁぁ」
「テメーがマイキーに手ぇ出すなんて100年早えぇんだよ!!!」
一虎くんの拳をドラケンが受け止めたが背後から半間が蹴り飛ばし、ドラケンは受け止めた後ろに少し飛ばされた…
「ヒャハ、テメーの相手はオレだドラケン」
「上等だよ半間ぁぁ」
「マイキーはテメぇに任せたぞ!!一虎!!!楽しませろよぉー副総長」
「嬉しいぜ!久しぶりに本気になれそうだ!」
「マイキィィ!!この日をずぅぅっと待ってたぜ!!!」
「手加減しねぇぞ、一虎」
ドラケンは半間とマイキーは一虎くんと戦っていた…
「圭くん…始まっちゃったよ…」
マイキーも一虎くんも…
年上だけど子供だからね…
話しなんかできない、拳をぶつけることしか…
ふとタケミっちーが目に入った…
弱いのに乱闘に入り殴られ蹴られようとしたがタカくんが相手を蹴り飛ばしタケミっちーを助けていた
千冬がタケミっちーの背中に立ち、どうやら一緒に戦っているようだ…
千冬が側にいるならタケミっちーは安心だな
だが…
芭流覇羅300人に東卍150人で不利な上に、東卍の幹部達は強いが…
下の奴らが押され気味だな…
東卍…やばいな…
全体を見渡せば東卍が押され気味なのが誰もが勘づいていた…
そんな中あのタケミっちーが両腕を振り回しながら"かかってこいやテメーら!!!,っとフラつきながら暴れていた
「ぜってー倒りぇねーじょ、この抗争はオレが終わりゃすんだよ…オレが全員ぶっ飛ばす」
倒れかけたタケミっちーをタカくんが受け止めた
「やるじゃんタケミっちー。弱いくせに…ほんと熱いね…」
タケミっちーの言葉に下っ端の奴らに火がつき、気持ちの面で負けていたが…
どうやらまだ東卍は負けないようだ
守りに徹していたドラケンが攻めていき、一瞬で10人をぶっ飛ばし…
ドラケン1人であっと言う間に戦況を変えてしまった…
「待たせたなぁ半間ぁ」
「オイオイ大丈夫かぁー?もー疲れ果てちまってんじゃねーのかぁ?」
「今ぁ準備運動が終わったトコだ、行くぞぉぉ半間ぁぁ!!」
「来いや!!ドラケン」
ドラケンは半間を殴り飛ばすとガードしたが半間は受け止めることができず、投げ飛ばされた…
「ゴホッゴホッ…ドラケンヤバすぎ。アレは半間痛いだろうな…」
ドラケンやっぱ強いな、さすが副総長なだけはある…