首のない天使
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その頃タケミっちーと千冬は雨の中、マイキーとドラケンとある人のお墓の前で話をしていた…
「そう…今さらしょうがねぇってわかってる、でも心がついてこねぇ。場地と一虎が盗もうとしたCB250Tは兄貴が乗ってたバブなんだ。そして樹の父さんと同じでさ、あの二人恋人かってぐらい仲良くて。デザインは変えて同じバイク乗ってたんだ。オレの誕生日にプレゼントしてくれるハズだった、兄貴の形見のバブ。オレの今の愛機だ。」
傘をさしてバブの側まで歩くと、タケミっちーへと振り向いた
「あれから2年場地の事は許した、でも知らなかったとしても兄貴を殺した一虎だけは一生許せねぇ。大好きないっちんと場地が一虎側に行くのもな!タケミっち…オレはいっちんと場地を連れてこいと頼んだハズだぞ?なんでバジんトコの副隊長がいていっちんと場地がいねぇんだ?オマエは何がしてぇんだ?タケミっちマジで死にてぇの?」
マイキーの言葉にオレは黙り込んだ
オレ…?
オレは何がしたい?
オレのしたい事…
そうだ、マイキー君にいっちんと場地君を連れ戻せって言われて、連れ戻したら稀咲をクビにできるって思った…
稀咲を東卍から追い出せれば未来が変わって、ヒナは助かるかもしれない…
ちがう!!
あの時誓った事はそんな事じゃない!!
「マイキー君。オレは東卍のトップになりたいです!!いつかマイキー君にそれを認めさせてみせる!!それがオレのしたい事です!!!」
その言葉にマイキーもドラケンも千冬も驚いていた…
タケミっちと千冬は傘をさして雨の中歩いて帰ってり、その後ろ姿をドラケンは笑いながらバカだなあいつっと笑いマイキーも頷いた…
マイキーとドラケンと話し終えたオレは千冬と歩きながら話していた
「ぶっとんでんなオマエ、空気読めねぇとか通り越してんわ。」
「…ですよね、オレもなんであんな事を…」
千冬は立ち止まりオレに手を出してきた
「…こういうのはどうだ?オマエが東卍のトップになる協力してやるから、オマエはオレのやりてぇ事に協力しろ!」
「…え?それってオレが東卍のトップになれるって思ってくれてるって事っスか?」
その言葉に千冬は1ミリも思っていないと言うと、オレは馬鹿してんスかっ!?っとツッコミを入れた…
「でも協力はする」
「わかりましたよ!!オレも協力します!!」
オレは千冬の手を握り返すとよろしく頼むぜ!相棒!っと千冬も握り返してくれた
「ちなみにオレオマエとタメだからタメ口でいーよ」
「え!?タ…タメ?もっと早く言えよ!?」
「切り替えはえーな。まずは芭流覇羅と稀咲の繋がりをちゃんと調べてぇ!!」
オレと千冬は元愛美愛主総長長内に話を聞きに行くことにした…
すると工房で真面目に働いている長内がそこには居た
「あの女の次はお前らか…稀咲の話か?」
「あの女って?」
「オマエらと一緒に居んだろ?神水流樹だよ。あいつもこないだ稀咲の話聞きに来たぜ。」
「いっちんが!?」
その言葉にオレと千冬はいっちんも稀咲の事を調べている事を知り、長内から稀咲の話を聞きいっちんが稀咲に狙われていることも知った…
長内との話を終えた帰り道、黙って考え込んでいた千冬が口を開いた
「これで一つわかった、芭流覇羅のトップだ。トップ不在の謎多きチーム、ついた異名が"首のない天使,誰も知らないトップ…それは稀咲鉄太だ」
千冬の言葉にオレは驚き声をあげた
「今稀咲は東卍にいる、だから玉座は空席なんだよ!!それを分かった上でいっちんは場地さんと芭流覇羅に行ったんだ、場地さんはいっちんを稀咲から守るためそして稀咲の尻尾を掴むため…わざと敵の中にいる。」
千冬の言葉にオレは黙って考え込んでいた…
稀咲が芭流覇羅のトップ…!?
わかんねぇ事が多すぎる…
なら稀咲はなんで東卍に?
いっちんを狙う理由は?
なんで芭流覇羅と決闘を?
稀咲は何がしてぇんだ!
考えてもわからないオレは過去のナオトに会いに行き、現代のナオトの元へと一旦帰ることにした…