2学期
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久しぶりに基と朝を迎え、基の作った朝ごはんを食べていると勝手に玄関を開けおはよっと言いながら圭くんが部屋へと入ってきた
「あん?クソガキ、勝手に我が家に図々しく入ってくんなよ!樹との楽しい朝ごはんが不味くなんだろうが!?」
「樹のお父さんお久しぶりっスね。じゃ将来息子になるつもりなんで、一緒に朝ごはん食べましょう!」
「オマエに食わせる米はねぇよ!!あ!樹!何食わせてんの!?」
私の隣に座った圭くんに食べかけの卵焼きを口に入れてあげると、それを見た基がギャァギャァうるさく騒ぎ始めた
「基うっさい!一口ぐらいいいじゃん、美味しい?」
「卵焼きを美味ぇ!ありがとな樹。」
「圭ー介ーくーん?ちょーっとこっちに来い!」
基は場地くん引っ張って行くと外に連れ出したので、私は食べ終わった食器を片付けて制服へと着替えることにした
外に樹の彼氏を連れ出した俺は煙草を取り出し吸い始めた
「昨日仕事から帰ってきたら、何故か娘の警戒心強いんだけど…なんかあった?」
その言葉に俺は正直に今樹が狙われていることを樹の父親に話した
「稀咲鉄太の情報も集めてんスけど、なかなか難しくて…樹を絶対にやらさせはしないんで!俺が責任持って守ります!!」
「なるほどねー…やっぱ真一郎のガキ絡みか。だから俺は連むなって反対したんだ…でも今は樹の側にはお前が付いてるから大丈夫か!悪いが俺が仕事でほとんど一緒にいれないからな…樹こと頼むぞ、圭介」
俺は場地圭介の肩を叩くとはい!っと返事を返してきた
「基ー!行ってくるから戸締りちゃんとしといてね!」
制服に着替えれた私は2人の元に走った
「なーに話してたわけ?」
「少しだけ樹の男として認めてあげるって話してただけだよ。でもまだ完全に認めてないからね!圭介、俺の娘泣かせたら殺す!!」
「圭くん行こ!基行ってくるね。」
いつもの騒がしい基を無視して圭くんと手を繋ぎ学校へと向かった
「ちょっとだけだけどな。なんか樹の父さんに認められて嬉しいかも…」
「呼び名も圭介になってたし、会話できてるから基なりに認めてくれてるみたいだよ。」
「それならいいんだけどな。あ!補習やっと終わったから、俺が迎えに行くから。ずっと悪かったな、行けなくて…」
「じゃ…デートしたい!あのね私…圭くんのことほんとに好きになっちゃったみたいなんだけど…嫌じゃなかったら…本当に付き合いたいです!」
わたしのまさかの告白に圭くんは驚いて歩いていた足を止めた
「マジで?冗談じゃなくて…?」
圭くんの言葉に真っ赤な顔で頷くと私を抱き寄せ、唇に触れキスをした
「俺も樹のこと本気で惚れてるから、キスしたくなった…今日からマジで俺の女ってことな。」
うんっと返事をして学校に着いたのでバイバイして別れた
初めて男の子に好きと伝えて、両想いになり初めての彼氏とのキスをして…
私の頭はパンクしそうで、キスされたことが嬉しくて恥ずかしくて…
なんとも言えないこの幸せな気持ちになった
そんな私はほわ〜んとした顔で教室へと向かっていると、前ちゃんと見ていなかったので誰かにぶつかってしまい転倒した
「痛ッ、お尻打った。前見てなかった、悪い!」
「大丈夫?いっちん!?足、パンツ見えてる!」
タカくんにぶつかって尻餅をついていたので、タカくんから黒の紐パンが丸見えになっていたようだ…
「朝からごめん!事故とは言えパンツ見せちゃって…ボケーっとしてたから悪い!」
スカートを直しながら立ち上がると、タカくんが鞄を拾って私に渡してくれた
「マイキーとドラケンがいっちんが場地とばっか遊んでるから拗ねてんぞ、今度10月20日にみんなで集まるからさ来いよ。場地ばっかずりぃ…俺もアイツらみたいに拗ねんぞ。」
「タカくんお兄ちゃんキャラなのに、マイキーとドラケンみたいになっちゃダメだよ。わかった、20日は空けとく!久しぶりに私も会いたいしね!んじゃまたね!」
「迎えに行くからまた連絡するな!」
タカくんに了解っと言い階段を上がり教室へと向かった
すると菜々の方が早く来ていたので走って菜々へと抱きついた
「菜々!初めて好きって気持ち伝えて、初めて彼氏にキスされたんだけど。恋愛初心者の私には朝から大変だったんだけど!!」
「ちゃんと両想いで愛されてるからキスぐらいいいじゃない。場地くんやるわね、次泊まることがあったら可愛い下着着ときなさいよ。あと1番大事なこと…!避妊はちゃんとしなさい、学生なんだから!」
菜々のストレートな言葉に私の顔は真っ赤になり、恥ずかしくて自分の席に倒れた…
「菜々!私処女なんだけど…!圭くん女の人に慣れてるみたいだしさ、嫌われないかな…!?」
「大丈夫よ、男の子は大好きな彼女が初めてなら嬉しいもんよ。お転婆な樹とこんな恋愛の話が出来るようになるなんて…♡これからも2人の恋愛見させてもらうね♡恋してますます綺麗になってくわね、樹!」
「はぁ…お泊まりか…」
こないだはそんな感じじゃなかったから意識してなかったけど…
好きな気持ちに気付いた今、お泊まりしに行ったらどうなっちゃうんだろ…
ヤバッ、なんか妄想しただけで恥ずかしいんだけど!
チャイムが鳴ったのでホームルームが始まり、いつもの授業が始まった
5限の授業があっという間に終わり、鞄に荷物を詰めて靴箱に行こうとすると珍しく菜々が部活に休むらしく下まで一緒に降りた
「あれ、今日から千冬くんじゃないんだ。さては今日はデートだな♡こないだ渡したいって言ってたネックレス買ったんでしょ?渡すチャンスじゃん!」
「鞄に入れてんだけど、朝渡せなかったんだよね…」
キスされてそれどころじゃなかったしな…
校門で待ってる圭くんが私と菜々に気づき、菜々にこんちはっと挨拶をした
「樹!めっちゃイケメンじゃない!お転婆娘ですが樹のことよろしくお願いしますね。」
「樹の1番の友達の菜々ちゃんだよね、俺こそよろしくね。いつも樹取っちゃって悪りぃ。じゃ、行こっか。」
「菜々、またね!」
私は圭くんと手を繋ぎ菜々と別れると、菜々は私達を見て微笑んでいた
私の学校の話や千冬の話をしてたわいもない会話をしながら歩いていると公園に着きベンチに座った
「実は樹に嘘ついてたことがあってさ…補習って言ってたけどアレ実は嘘なんだ!ちょっと金が足りなくてバイトしてたから千冬にお前の事頼んじまったんだ。悪りぃ!」
圭くんは謝るとポケットから小さな箱を取り出し、箱を開けるとあのシルバーのお店にあった十字架のピアスが入っていた
「もしかしてこれを買う為に嘘ついてバイトしてたの?」
「樹気に入ってたし、似合うと思ってな。付けてやんよ。」
ピアス穴はたくさん空けているので、つけていない穴に十字架のピアスをはめてくれた
買いに行ったとき店員さんと千冬が変な感じだったのはこういうことだったのか!
「まさかのサプライズなんだけど、めっちゃ嬉しい!!大事にするね!私からも実はあるんだよね…」
鞄から同じ店で買った十字架のネックレスの箱を圭くんへと渡した
「私たちって似た者同士だね。ピアス見た瞬間思っちゃった。」
「マジか!これ買ってくれたのか!お揃いだな、大切にする。ありがとう」
圭くんはさっそく首につけてくれて喜んでいる姿を見て私は嬉しかった
「バイトとは別に稀咲鉄太を探ってたのもある…東卍に戦線布告してきた副総長半間修二が率いる芭流覇羅…芭流覇羅には総長がいないから別名"首のない天使,と言われてんだかま、俺は稀咲鉄太が絡んでるとみてる!だから…オレは芭流覇羅に行く。」
芭流覇羅、首のない天使か…
稀咲鉄太が絡んでるのは長内からの話からも推測される、奴が芭流覇羅を操ってるんだろうな…
稀咲鉄太にとって次の刀は半間修二だ、そいつが率いる芭流覇羅…
稀咲鉄太は東卍のパーちんの後釜で参番隊に入る予定だったよな…
マイキーに近づき取り入る理由がよくわからねぇな…
黙って聞いていた私は圭くんの頬を両手で優しく触った
「圭くんが決めたなら私も一緒に芭流覇羅行くよ。でもマイキーとドラケンとタカくんにめっちゃ怒られるの覚悟しないといけないね。」
「ダメだ!危険すぎる!」
「えー、仲間外れは嫌だな。相棒の千冬は巻き込まさないつもりでしょ?私はもうこのゴタゴタに巻き込まれてるから問題ないよ。」
圭くんはため息を吐き渋々了承してくれたので頬にキスをしてありがとうっと言った
離れようとした私の後頭部に手を回し唇へとキスをした
深く押し当てられて息ができず口を少し開いた瞬間、圭くんの舌が私の中入り舌を絡めとられた
「んッ…っ…ふッ…んやッ…」
2回目のキスはすごくエロくて私はされるがままで上手に息継ぎができず声が出ていた
「樹エロすぎだろ…歯止めが効かなくなるからおしまいな」
「圭くん!イジメすぎ!!朝のキスだって初めてだったんだからね!ディープとか私にはハードルが高いからね…」
「俺が初めてか…樹初めて全部欲しい」
耳元で囁かれた私は真っ赤になりベンチから立つと圭くん!と怒ると圭くんは怒んなよっとお互い笑い合った