愛美愛主
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パーちんが1人倉庫に残り警察に捕まったあと、マイキーとドラケンはパーちんのことで喧嘩をした
タケミっちーは逃げる途中で倒れたので病院に入院中…
パーちんはマイキーにとって大好きな仲間だから…
それが悪い事だとわかっててもパーちんを無罪にしたいと言う気持ちがあり
ドラケンはパーちんの自首した覚悟を大事にしたいと思っている…
俺はどちらかと言うとドラケンの意見に賛成だ
刺したことは最低なことだが、パーちんはちゃんと責任とった…
それは長内達クズ共とはまた違ってくる…
マイキーもドラケンの意見が正しいのはわかってるんだろうが、まだそこは子供…
わかっていても今は自分の気持ちを曲げられないのだろう…
とりあえず東卍の問題なので俺は見守ることにして、パーちんが捕まった後
ドラケンと俺はパーちんの両親と一緒に面会に行っている
面会は親族しか会えないので差し入れや俺は手紙を書いてパーちんの親に渡して貰っている
面会中はパーちんの親が帰ってくるまで一緒に外で待つのが最近の日課だ
いつものように夜は一緒に寝て、朝になり珍しくドラケンが俺を起こしてきた
「いっちん、スイカ買いに行くぞ!」
「はぁ?スイカ?」
「タケミっちの見舞い行こうぜ!」
見舞いにスイカってどうなんだ?っと思いながら八百屋でスイカを買ってタケミっちーの家へと歩いて向かった
勝手に玄関を開ける図々しくお邪魔すると、タケミっちーの部屋から賑やかな声が聞こえてきた
タクヤ達も見舞いにきているのだろう
「誰と誰がモメるワケねえって?」
ドラケンが部屋のドアを開けたので俺も中へと入った
「見舞いにきたよー!タケミっちー!元気そうじゃん。久しぶりタクヤ!」
ひょこっと顔を出して俺はタクヤへと手を振った
「暑っちーなこの部屋、ヤローばっか居るからか?ん?なんでオマエら立ってんの?おースイカ持ってきたぞ、オマエら突っ立ってねえで座れ!」
ドラケンの持ってきたスイカを切るとみんなで仲良く頂いた
「パーは結局1年以上は出てこれねぇ」
「愛美愛主の長内は…?」
「生きてる、長内死んでたら成人まで出てこれねぇよ。」
マイキー君は?っとタケミっちーが聞くと、ドラケンは机を力一杯叩きパズルが壊れてしまいドラケンは謝り立ち上がった
「とにかくオレはもうマイキーとは縁切るわ、東卍も終わりだ」
その言葉にマイキーは驚き、ドラケンを追いかけ説明してください!っと叫んでいた
「タケミっちー、簡単に言えば2人ともガキでさ。話し合いすら出来ない感じで、俺もお手上げ」
説明しながら玄関を出ると、マイキーがタイミングよくお見舞いに来ていた
「オレはタケミっちのお見舞いだよ」
「オレもそうだよ」
あ〜ぁ始まった…
バカらしいから端っこで見てよっと
俺は巻き込まれないように塀に上がり座って、3人の様子を見ることにした
「は?タケミっちはオレのダチだし、オマエ関係ねえじゃん。なぁ?タケミっち」
「あ?何言ってんの?オレのダチだよなぁ!?」
2人の低レベルな言い合いに板挟みなタケミっちーを見た俺はお腹を抱えて爆笑した
「どけよ"デクノボー,通れねぇよ」
「あ?オマエがどけよ"チビ,」
マジ喧嘩にタケミっちーは止めに入った
「何があったか知らないっスけど、喧嘩はダメっスよ!!!2人とも落ち着いてくださいよ!!?」
勇気を出したタケミっちーに俺は笑いながら拍手を送った
マイキーは側にあった自転車をドラケンに向かって投げ飛ばしたが、ドラケンは避けたので自転車は壁にぶつかり大破した
「テメぇ正気か!?やんならトコトンだぁ」
キレたドラケンは側にあった野球バット折ると投げ飛ばし、タケミっちーの思い出の物を次々投げ飛ばした
「アハハハッ!タケミっちーマジドンマイ!」
タケミっちーの叫びと泣き顔がおかしすぎて俺は大爆笑だ!
「ここで決着つけるかぁ?」
「上等だぁ」
「待てよ…テメぇらいい加減にしろや…オレの大切な思い出をメチャクチャにしやがって!!」
タケミっちーの言葉にマイキーもドラケンも自分達のしでかしてしまったことに気づいたようだ
ふざけんじゃねぇー!!っとマイキーに殴ったタケミっちーだが、簡単に避けられゴミ置き場へと突っ込んで行った
マイキーは大丈夫か?っと心配したがうっせぇーー!!!っとタケミっちーは叫んでゴミ置き場から顔を出した
「オレの思い出なんてどうでもいいんだろ!?」
まぁ落ち着けとドラケンが宥めたがタケミっちーは服を掴みふざけんな!!暴れてたのはテメぇらだろ!?と叫んだ
見かねたタクヤ達がタケミっちーを止めに入ったがそれでも許せないようで暴れていた
「周りの事なんてどうでもいいんだろ!?」
「悪ぃーって!別にオマエの事傷付けるつもりはなかったんだ」
「どうでもいいから喧嘩なんかしてんだろ?アンタら2人がモメたら周りにどんだけ迷惑かけるかわかってねぇだろ!!?2人を慕ってついてきた皆だってモメちゃうんだよ!!?2人だけの問題じゃねぇじゃん!!東卍皆バラバラになっちゃうんだよ!!?そんなの悲しいじゃん!!オレやだよ、そんなの見たくねぇよ!!自分勝手すぎるよ、2人はもっとかっこよくいてよ」
棒付きキャンディーを舐めながら大人しく眺めていた俺は、タケミっちーの熱い言葉にグッと来ていた…
でもあの姿じゃね…
最後は決まんないけど、あの2人の喧嘩はこれで終わったた感じかな〜
「タケミっち。あのさ…さっきからずーっとアタマにウンコついてるよ」
マイキーの言葉になんじゃコリャ!!っとタケミっちーは叫び俺は再び大笑いした
「キッタネータケミっち!!さっきゴミにつっこんだ時だ!」
なんでもっと早く言ってくんないんスか!!?っとマイキーにツッコむと泣きながら大笑いしだってすげー真剣なんだモンと爆笑していた
マイキーとドラケンはタケミっちーのおかげでいつの間にか仲が戻って、2人仲良く臭いタケミっちーから逃げ回っていた
逃げたマイキーとドラケンを追いかけて行くタケミっちーの後を俺は飴を食べながら塀から降りるとゆっくりついていった
すると3人は公園の階段に仲良く座っていた
「オレが悪かったよマイキー」
「ううん、オレの方こそゴメン」
「でも2人はなんでケンカなんか?」
タケミっちーの言葉に忘れたと言い、マイキーは立ち上がった
「でも正しいのはケンチンだ、パーは自首したんだもんな。パーが出てきたらいっぱいお祝いしよーな」
「マイキーもドラケンもタケミっちーに感謝しろよ、仲直りさせてくれたんだからな。タケミっちーありがとな!俺の話も一切聞かないから大変だったんだせ!」
俺はマイキーの肩を組むとほっぺたをムニュっと引っ張った
マイキーがいっちんごめんと謝ってきたので許してやった
すると日向ちゃんとエマちゃんがタケミっちーの元にやって来た
どうやら8月3日のお祭りにタケミっちーを誘ってきたようだ
青春だね、タケミっちーとの約束もあと少しか♡
何事もなく終われそうだと、この時の俺は安心しきっていた