六波羅単代と梵
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バイトも休みだったのでバブに乗り久しぶりに基がいる組へと顔を出しに来ていた
「みんなただいま!」
「樹♡会いたかったよ♡」
「げッ、離れてって!」
屋敷から着物姿の基と獅稀さんと組の者達が現れ、いつものように基が抱きついてきたので嫌がりながら離れ屋敷の中へと入った
離れない基を引きずりながらリビングの中へと入り、ソファーへと座るとその隣にちゃっかり八雲くんも座っていた
「なーんか雨降りそうだけど、織姫様と彦星様は会えないかもね。せっかくの七夕なのに」
「そういや今日は七夕ッスね!」
「樹、"B-1,はどうだった?
お前がいたから武臣驚いてただろ」
獅稀さんは珈琲を入れるように組の者に伝え基はソファーへと座り、獅稀さんはパソコンを開き椅子へと座った
「組の店でドレス買わせてくれてありがとう。
タケちゃんびっくりしてたよ、梵がそこら辺の奴らとは強さが違うね。
招待してくれたカフェの常連さんをリストから外すために試合したけど、いまの私で1発で倒せたから。
まぁぶつかる事があっても大丈夫だと思うよ」
「樹まさかと思うがそあの姿で試合したのか!?」
「ドレス着てんだからそうに決まってんでしょ?」
「はぁ…そんなハイスリットなドレスで足蹴りしたらパンツ丸見えだぞ」
深い溜息を吐き頭に手を置き"そう言う所が鈍感なんだからパパンは頭痛いよ,っと呟いていた…
組の者が温かい珈琲を淹れてくれたので受け取り飲んだ
「1発蹴りあげて終わらせたし誰も見てないでしょ!
それより疲れたや、年上の社長さんとのデートはもう体験したくないや」
「んじゃ今度は俺とデートしてくださいよ、お嬢♡」
デニムのショートパンツを履いていたので太ももを八雲くんが鼻の下を伸ばしながら触ってきたので手を叩き払い落とした
「八雲くん大人しく座らないと獅稀さんの横に縛り付けるよ?」
「大人しく座ってまーす!」
それを見た基と組の者達はゲラゲラ笑っていた
「樹さんに言われた通り花垣武道と龍宮寺堅は監視カメラで見てますからね。
花垣武道は梵の瓦城千咒と遊園地でデート中ですね」
「タケミっちー千咒とデートしてんの!?
あら…タケミっちー日向ちゃんにバレたらそれヤバいってわかって行動してんの?」
珈琲を飲みながら獅稀さんのパソコンを覗くと楽しんでいる千咒とタケミっちーが映っていた
「タケミっちー楽しそうにしちゃって、獅稀さん今回も悪いね」
「気になさらないでください」
「お嬢!!そんなの見ないで俺と遊んでくださいよ!」
隣に座っている八雲くんが私の膝へと寝転び、子供の様に甘えてきた
「八雲は相変わらず樹にべったりだな」
「こんな大きい子供嫌なんだけど」
隣に座っていた基はケラケラ笑い珈琲を飲み、私は外へと目を向けると本格的に雨が降り出していた…
「七月なのに雨か、なんか嫌な雨…」
なんだろう…
圭くんのときみたいになんか嫌な予感がする…
するとポケットに入っていた携帯電話が鳴ったので開けるとドラケンから電話だった
「はいはーい、どうした?」
「いっちん!イヌピーからの情報で今日タケミっちを狙ってる奴がいるっ情報だ!
さっきタケミっちの家いったら遊園地にいるってよ!」
「嫌な予感はこれか…
ちッ、さっき監視カメラで見たときは異常なかったからまだタケミっちーと敵は出くわしてないはず!!
私も遊園地に向かうから合流しよ!!」
私は慌ててソファーから立ち上がり八雲くんは床へと落ちたが気にせず、獅稀さんのパソコンへと目を向けた
「獅稀さんのパソコンにはタケミっちーと千咒がパーク内のレストランにいる!!
ドラケンの方が早く着くと思うから獅稀さんと連絡取れるようにしといて!!」
「あぁ、いっちん悪りぃな。雨降ってっから事故るなよ」
「ドラケンこそ気をつけてよね!
遊園地で会お!!」
携帯を切ると手に持っていた着ていた黒のパーカーのポケットへと携帯を入れた
「獅稀さんドラケンの番号知ってるよね?
この店からタケミっちーが離れたらすぐにドラケンにタケミっちーがいる場所教えてあげて!
タケミっちーが誰かに狙われてる、私も今すぐ行くけどドラケンの方が早く着くと思うからあっちに情報先に回して!!」
「樹さんわかりました!
くれぐれも樹さんも気をつけてくださいね!車出させます!」
「お嬢!!
この雨で車混んでたら間に合わないんでバイクの方がいいッス!」
いつの間にか八雲くんが私のバブを中庭へと持ってきてくれていた
「さすが八雲くん!ありがとう!」
獅稀さんが縁側に私のスニーカーを持ってきてくれたので履くと、中庭に出てバイクへと跨った
「樹!!
車で獅稀と八雲を向かわせる、スピード出しすぎて事故んなよ」
「ドラケンにも言われた、基行ってくるね!」
グリップを握り屋敷の門を飛び出しタケミっちーがいる遊園地へと雨が降りしきる中猛スピードで走り向かった…