12年後の現代
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GT-Rを組の屋敷前へと止めると組の下っ端達がぞろぞろと出てきて、私が車から降りると驚きみんなが泣きながら私に抱きついてきた
「お嬢!!?おかえりなさい!!」
「お嬢にまた会えるなんて…オレら嬉しいです!!」
「お嬢ー!!親父もオレ達もめっちゃ心配したんですから!!よかった」
「みんな落ち着いて!!助手席に乗ってる組の者が助けてくれたの。ちょっと私の運転に驚いちゃったみたいで…気絶してるから屋敷に運んであげて」
少し落ちついた組の者達は助手席で気絶してる男を運び、それと入れ替わりに着物姿の基と瑞さんと環お爺ちゃんが走って私を抱きしめた
「樹!!チビガキの所から抜け出して来たのか!?身体大丈夫か!!?」
「基も心配していたんだ、梵天に近々仕掛けようとしていた所に樹が戻ってきたんだよ!!」
「儂が死ぬまでに樹にもう一度会えて嬉しいの…髪切られたのか?」
「基に瑞さんに環お爺ちゃん…迷惑かけちゃってごめんなさい!髪は変装する為に切っちゃった…帰ってくるの遅くなってごめん、ただいま!」
基やお爺ちゃん達と組の者は"おかえりなさい,っと笑い私を温かく迎えてくれた…
久しぶり我が家に帰ってきた私は歩きながら獅稀さんと話つつ、暑苦しいスーツを脱いだ
「ゆっくりしたいんだけど、時間がないの。獅稀さん急ぎタケミっちーを捜して、あと誰か私の車(RX-7)用意しといて。着替えたら出るから」
「花垣武道ですか、わかりました!お車はちゃんといつでも乗れるようにメンテナンスしています、お前達樹さんの車回して準備しといてくれ」
獅稀さんの命令を聞いた下っ端くん達は車の準備に向かった
自分の部屋に入ると獅稀さんは廊下で自分のiPadで監視カメラをハッキングしタケミっちーを捜し始めてくれた
スーツも下着も全部脱ぎ、久しぶりに自分の下着と服に袖を通した
黒のオーバーサイズのTシャツを着て黒のスキニーパンツを履き鏡に長かった髪がなくなりショート姿私の顔が、映り楽しかった東卍のみんなと過ごした時間を思い出した…
「髪短く切ったのはタクヤを清正の喧嘩賭博から助ける為に男装したあのとき以来だな…圭くん…
私1人じゃ万次郎を止めれなかった、でも過去から帰ってきたあのタケミっちーとなら…まだ間に合うかもしれない!」
自分の頬を叩き気合いを入れ部屋から出ようとしたが、廊下が何やら騒がしく突然部屋のドアが吹き飛んだ
「お嬢!!?無事ですか!!!」
「裕翔くん…とりあえず落ち着こうか」
ドアを吹き飛ばし私に泣きながら抱きつき押し倒された
号泣する裕翔くんを落ち着かせる為に背中を優しくさすってあげた
「お嬢… 本当によかった!!俺…一緒に働いてたのに守れなくてすみません!!」
「裕翔…とりあえずその状態から退け、万次郎を殺す前なお前を撃ち殺したくなるからな?」
着物姿の基が笑いながら拳銃を裕翔くんに向けていた
「親父!すみません!!お嬢に会えてテンションが上がってしまい、申し訳ありません!!」
瞬時に私から退き床に頭をつけて土下座していた
「本気で撃つわけないだろ、冗談だ」
「笑ってたけど目は本気だったんだけど…裕翔くん、私がいない間伍さんと店やってくれてありがとうね。悪いけどこれからも2人でお願いするわ…ちょっと今から行かないといけない所があってね」
私は立ち上がり部屋にあった煙草を出すと瞬時に裕翔くんがライターを出し火をつけてくれた
「店は黒字でお客さん達もみんなお嬢が帰ってくるのを待ってますよ…今度は俺もお嬢の側にいます!一緒に行かせてください!!」
「梵天のトップ万次郎に会うんだよ、だーめ。これは私とあの子とタケミっちーだけ…大事な裕翔くんを危険な目に合わせれない…」
「俺はお嬢の犬です!!絶対ついていきます!!」
裕翔くんの"犬,発言にその場にいた私と基と獅稀さんは顔を見て爆笑した
「ハハハハハッ!!お前、自分でそれ言うか!?マジで裕翔は面白いわ樹、連れてってやれ。お前の約束守ってずっと俺が動かなかったんだ…裕翔連れてってやれ」
「わかった、裕翔くん。一緒に来てくれる?」
「はい!!」
裕翔くんに手を出すと嬉しそうに尻尾を振っているかのように手を握り返してきた
「樹さん、花垣武道の今いる場所がわかりました!宇田川ボーリング場付近を歩いてます、ここは昔梵天のたまり場だった場所ですね。たぶんここに行くつもりのようです」
「わかった、ありがとう!基…悪いけど行ってくる、また迷惑かけるけど…万次郎はほっとけないの」
「あのチビガキの所にまた行かせたくないが…花垣武道もいるなら、もしかしたらまだあのバカを…はぁ…止めても無駄なんだろ?行ってこい」
「お父さん、ありがとう!裕翔くん行くよ!」
基に抱きつき廊下を走り車へと向かった
「お嬢!待ってください!」
「裕翔!コレ持っていけ、佐野万次郎の側には武臣の弟…三途春千夜がいるからな」
親父から俺は拳銃を受け取り腰元に拳銃を入れ頭を下げるとお嬢の後を追いかけた
屋敷の前にお嬢の車の黒塗りのRX-7がエンジンを掛け停まって、運転席にお嬢が乗って待っていたので助手席に急いで乗り込んだ
「裕翔くん、シートベルトして口閉じとかないと舌噛むよ。んじゃ行くよ!」
煙草を咥えお嬢の楽しそうな顔を見た俺は嬉しくなったが、お嬢の運転を知ってる俺はシートベルトをして飛ばされないように座った
猛スピードで発進し道路を制限速度余裕で超えて信号も無視してボーリング場へと向かった…