12年後の現代
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いっちんのカフェに行った後、武蔵神社に来たが2人以外は全員集まり…
夜になっても結局いっちんとマイキー君は来なかった
ずっと待っていたがドラケン君が口を開いた
「しょうがねぇよ、もう開けちまおうぜ」
「薄情なもんだよなあ、10年もおとさたなし今日の事も忘れちまうなんてよー。いっちんなんて海外行ってから連絡返してくんねぇし…」
「早く開けてみてよー、オレも何が入ってるか見てぇし」
ぺーやん君の側にパーちん君が近寄り、タイムカプセルを見たくてワクワクしていた
「何入れたっけなぁー、覚えてる?タカちゃん」
「全っ然記憶にねぇ」
シャベルでタイムカプセルを埋めた場所を掘り起こすのを八戒と三ツ谷君が眺めていた
「うーわっ、懐かしー!!!」
「え?飛行機の本?」
タイムカプセルの缶から千冬が"月刊エースパイロット,を手に持っていた
「オレあの頃の夢パイロットだったんだ…」
「へー!!ガキみてぇな夢!」
「あん?テメェはそんなにすげー夢抱いてたンか?」
「ハン、見て驚くなよ?覚えてねぇけど、ん!?」
八戒は自分の手紙と月の石を手に持って固まっていた…
「…まじか…小学生の夢じゃん」
「うちゅう?」
「努力した痕跡もねぇのによく言ったな」
「そーゆータカちゃんはどうなんだよ!!?黒歴史見せてみろや!!」
「オレはコレ」
タイムカプセルから三ツ谷君は手紙とボロボロのうさぎのぬいぐるみを手に持ち、八戒へと見せた
「ぬいぐるみ…まさか!!タカちゃんぬいぐるみ抱いてないと寝れなかったタイプ!?」
「バカヤロー…懐かしいな…"未来のオレへ…初心を忘れんなよ…,か。うち貧乏だったからさ、ルナとマナになんもおもちゃ買ってやれなくて。アイツらの為に初めて作ったぬいぐるみがコレ、こーゆーの作ってるうちに裁縫楽しくなって。いつかは服とか作る仕事してぇなーって漠然と思うようになってさ、きっと貧乏じゃなかったら今のオレはいないんだろうな」
「ダガぢゃんっ!!!かっけぇ!!」
さっきまで三ツ谷君をおちょくってたのに八戒は涙を流しながら感動していた
スマイリー君は手紙とストレートヘアーのパーマ液を手に持ち笑っていた
「ハハ、"モテてますか?サラサラの髪なびかせてホストやってますか?,だってよ!パーマ液入ってら」
「兄ちゃんサラサラストレートに憧れてたもんな…」
いつも怒っているアングリー君が自分の手紙を読むと笑っていた
「今アングリー君笑った!?」
「"パーちんへ。お前が年少行っちまって半年、心にぽっかり穴が空いちまった気分だ。
早く出てきてまた一緒にバカやろうな!林良平。PSあとオマエが大好きだったエロ本いれとくぜ!,」
「サイッコーじゃねぇかよ!心の友よ」
「新婦にバレねぇように持って帰れよ!!」
「オレぁ幸せ者だ!」
パーちん君はぺーやん君が入れてたエロ本を大事に抱きしめ号泣していた
「ドラケン君は何入れたんスか?」
「コレ」
ドラケン君は解散した日に撮った記念写真を手に持っていた
「それって東卍解散した日に撮った記念写真」
「…"未来のオレへ龍宮寺堅。元気にしてるか?バイク好きなまんまか?結婚はしたか?子供はいるか?いっちんはマイキーの女だが今も仲いいか?相変わらずマイキーに振り回されてるか?オレは今人生の岐路にいる、東卍の解散だ。総長に異論はねぇ東卍メンバーの前ではそう言ったが本当は後悔している、東卍なオレの全て東卍のみんながそう思ってたハズだ。悩んだよ…泣いたよ。でもきっとマイキーはもっと苦しんだ、だから自分の後悔とか全部ココに置いていく。年とってカタギになってガキの頃の気持ち忘れちゃってもこれだけは忘れないでくれ…いつもオマエにはエマがいたって…,
さて、本人達は来てねぇけど見てくだろ?
アイツらの手紙」
タイムカプセルの中には神水流樹と佐野万次郎の名前が書いてある二つの手紙が残っていた…
オレは2人の手紙を手に取り、いっちんの手紙を読み始めた
「"未来の私へ神水流樹。お淑やかスローライフは東卍のみんなと関わってから木っ端微塵になっちゃったね、族とは関わらずに中学はお淑やかな女になるため頑張ってたけど後悔はないよ。東卍のみんなと出会えて私は幸せでした!場地圭介と佐野万次郎は私にとって東卍の仲間とはまた違う、異性を好きという気持ちをきづかせてくれた2人…私はまだ万次郎の隣に立っててますか?万次郎から手を離さない限り私はずっと万次郎の隣にいるつもり…
私は居場所のない不良くん達の拠り所になるようなお店を作りたいな。
もちろん君達…
万次郎・ドラケン・タケミっちー・千冬・タカくん・八戒・パーちん・ぺーやん・ナホヤくん・ソウヤくん東卍のみんなもきてね♪
あっ、一虎くんも忘れちゃだめだね!
あと天竺のみんなも敵味方関係なく私の店に遊びに来させたいな…
封筒に入れた写真は東卍のみんなと出会ったきっかけのときのケンケンがくれた男装の写真♪
タカくんの制服貸してもらったの懐かしいな…みんな未来でもよろしくね♪,
本当だ、懐かしいな。この写真、いっちんが男装してタクヤの為に喧嘩賭博に来てくれたときのだ…」
封筒の中に入っていたいっちんの男装写真をみんなに見せた
「懐かしいな…いっちんオレの制服着てたんだぜ、あのときがきっかけで東卍のみんなと仲良くなったもんな」
「いっちんはオレが少年院にいるときも手紙くれて面会にも来てくれてた、本当いい奴だったよ」
三ツ谷君もパーちん君もいっちんの男装写真を見て笑い合っていた
オレはマイキー君の手紙を手に取り読み始めた
「"未来のオレへ佐野万次郎。12年後か…オレ何やってんだろ?想像もつかないな。
三ツ谷はきっとファッション系の道に進んでんだろうな、オシャレな仕事場でさカッケェ服いっぱい作ってそう…想像がつく。
八戒は三ツ谷の事大好きたまから近い仕事かな、三ツ谷の仕事に入り浸ってそう。
パーちんは絶ッ対ェ親父さんの不動産屋継いでる、尊敬してるもんな!
ぺーやんはパーちんの補佐、やっぱパーにはぺーがいないとな。
スマイリーはそうだな、ぶっ飛んでっからヤベぇ事してそう。まあでもアングリーがいるから平気か。
ケンチンは一択!絶ッ対ェバイク屋!!
ケンチンの事は誰よりも知ってるかんね!
千冬は…バジだな!きっとバジの事思ってなんかしてるハズ。
いっちんは夢だった店を出してカフェ開いて、そこら辺でヤンチャしてるバカどもを世話してるんだろな。
いっちんにオレは相応しくない…もっといい男と幸せに暮らしてるハズ!!
タケミっち、テメェはヒナちゃん幸せにしてなかったら殺す!!
東卍を畳んだのはオマエのためだけじゃない、みんなのためだ。
オマエらが大人になる為に必要なモノは東卍にはない、だからみんな…必要なモノを探す旅をしろ。オレも必要なモノを探す旅に出る、もうオマエらと会う事はないかもしれない。でもわかってるだろ?どんなに離れていても繋がっている,」
オレはマイキー君の手紙を読み終えた
「離れてても繋がってる…」
「それが大人になるって事なのかもね…」
ぺーやん君とスマイリー君は笑い合って納得していた
「必要なモノを探す旅か」
「オレらはその旅の途中っスね」
「オレ今日ここに来て良かった!モヤモヤ
してたんすよ、いっちんとマイキー君の事…急に連絡取れなくなっていなくなっちゃったから。でも離れててもどっかできっとオレらの事想ってくれてる」
「ああ…そうだな。想い続けてれば繋がってるんだ」
三ツ谷君も千冬も八戒もドラケン君達みんな夜空を見上げていっちんとマイキー君の事を思った…
タイムカプセルを開けたのでみんな武蔵神社から去っていった…
マイキー君を無理に捜すの…
野望だったかな…
みんなバラバラになっても心は一つだ!!
「よーし、オレも未来に向かって頑張るぞ!!あ!!オレの手紙!!みんなヒデー!!オレのだけ聞くの忘れて帰ってんじゃん!!何なに…みんなが幸せでありますように、これだけ?忘れてくれて良かったかも、ん?なんだコレ?こんなん入れたっけ?ビデオテープ?」
タイムカプセルの箱の中にビデオテープが入っていて、オレはそれを家へと持ち帰った