渋谷事変 -降霊-
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本体の私はというと…
一分ほど七海くん達の目の前へと現れ、皆へと命令すると
瞬時にオカッパ頭の元へと戻っていた
式神の狛犬が私に気づき近寄ってきたが、私の術式で作った幻影がいないことに気がついた
オカッパ頭呪式で幻影の私は氷漬けにされており、氷の中に囚われていた
「やはりこれは本物ではなかったか…」
オカッパ頭は幻影の私の氷の塊を瞬時に壊し、氷の塊は跡形もなく崩れ去った
「上手にできてたでしょ〜?あの子は幼い幻影の私と違って、等身大サイズで尚且つ体術を扱え戦うことができる幻影。ただ呪式は使えないのが欠点なんだけどね〜」
この幻影もオカッパ頭のおかげで作れたんだけどね…
幻影の私じゃオカッパを相手にするのは無理だったか
オカッパは舌打ちをすると私を睨んだ
「誑かしおって…!!
「ねぇ、蘭姫を知ってるってことは…貴方も宿儺と同じ平安時代の人物?」
あの宿儺も蘭姫と同じ平安時代の人物だったから知っていた…
オカッパも蘭姫を知っているって事は、必然的にコイツも宿儺と同じ平安時代に生きていた人物の可能性が高い…
何故この時代にいるのかは不明だけどね〜
私の言葉が気に入らなかったのかキレたようで
「氷凝呪法 霜凪」
術式を唱え手のひらに息を吹き付けると、私を含め式神の狛犬や私から離れた位置にいた非術師を何人か一気に凍らせた
「あの方を呼び捨てで呼ぶとは!宿儺様と呼ばぬか!!」
身体を凍らせられた私は動けずにいた
オカッパ、キレちゃってるよ
答えてはくれなかったけど、オカッパの言ってたあの方は…宿儺だったか
やっぱ宿儺関連か〜
だからオカッパ強いわけね…
凍らせた私を砕けさようとした
「火雷(ひかみなり)」
オカッパが来る前に自身と式神の狛犬へと雷を落とし、火を起こすと
凍っていた身体を溶かし、火の中に立っている私の姿を見たオカッパは驚いていた
火雷を使ったため制服のスカートと皮膚が少し焼け焦げてしまった
「あの宿儺に様付けなんて、私は無理だね。悪いけど、そろそろ終わりにして悟の所に行かないと。敵さんに悟が封印された獄門疆を持っていかれちゃうからね…」
自身の指を噛むと血で五芒星を地面へと描き、八雷神を呼んだ
「伊邪那美命(いざなみのみこと)より産まれ
黄泉国(よもつくに)より来たり八雷神(やくさのいかづちのかみ)」
八雷神を呼び出すと、私の目の前に六つ眼の小さな角をおでこに生やした美人な式神が現れた
体の周りには小さな八つの炎が円になり、背後に浮かんでおり
顔の六つの眼がゆっくり開くと、呼び出した私を見つめた
八雷神の登場にオカッパ頭は少し焦った様子で式神を見つめた
「八雷神を呼ぶとは…これは少し部が悪い。まだ調伏してないな…一旦引く」
「逃がすか!!」
紫電術式で電流を放ったが、氷の壁を出すと電流を防ぎ
オカッパはその場から逃げた
ちっ、やられた…
逃げられたか
消え去ったオカッパに舌打ちをすると、八雷神へと目を向けた
六つの赤い眼で私を捉えると微笑み、背後の八つの炎の一つが燃えあがると
私の周りが炎で焼き尽くされた
瞬時に避けたので私は焼け尽くされなかったが、八雷神の炎によって建物や木は焼き尽くされ炭へとなっていた
一瞬で焼き尽くした…
調伏しないと周りに被害がいく、まずいな
ただでさえ、あのオカッパ頭で時間食っちゃってるからな〜
みんな敵さんと戦ってるから、早く行ってあげないと…
私は八雷神を調伏するため、領域展開をすることにし構えた
「さて、手っ取り早く終わらせようか
領域展開
迅雷風列」