渋谷事変 -降霊-
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二十二時二分
東京メトロ明治神宮前〜渋谷間
憂憂は倒した呪詛師の上に座り、大好きな姉様をうっとりとした目で見つめていた
冥冥が呪詛師へと話しているのに、話を遮る呪詛師へと
憂憂は静かにするように言った
「身体能力も呪力による肉体強化も、延々と向上するわけじゃない。挫けたさ、挫けたからこそ。再び自らの術式と向き合うことで、私は一級術師として花開いたのさ。」
冥冥の言葉に憂憂は拍手喝采し、呪詛師へと拍手をするように言った
斧を持ち上げると、じゃ殺すねっと軽いノリで呪詛師へと言った
「すみませんでした!!もう悪さはしません!!だから命…命だけは!!」
命が惜しい呪詛師は冥冥へと土下座をして、なんとか助かろうと必死だった
「憂憂、命の価値。命の重さは何に比例すると思う?」
「勿論!!どれだけ姉様にとって利用価値があるかです!!」
満面の笑みで答えた憂憂に冥冥は笑ってありがとうと言った
「君は?命を狩る者がその天秤を即答できない、そんなんだから負けるんだよ。因みに私にとって用益潜在力そのものが命♡」
呪詛師へと斧を振り下ろすと、冥冥は殺し
帳が上がったことに気づいた
「五条悟と由奈に貸しを作るなんて、一体いくらになるのやら。由奈からは前金をたんまり貰っているからね、まぁなしとしても…胸が踊るね」
冥冥は微笑むと、憂憂と帳が上がったので先へと歩き始めた
二十二時四分
首都高速三号渋谷線Cタワー前
悠二と恵は倒した呪詛師の腕と足へと結び、動けないようにしていた
「今上がったのって術師を入れない帳だけだよな?猪野さんのと合わせて三つ破壊したのに」
「三つで一枚の帳を降ろしてたか、二つはダミーだったんだろ。だがこれで術師は渋谷を自由に動ける。このジジィに色々聞きたかったが起きそうにねぇし。猪野さんと合流して…」
幻影の私はタワーの上を眺めていると、最上階から落ちてくる琢真の姿を捉え叫んだ
「恵!!上っ!!」
「猪野さん!!」
鵺を出し、猪野落下を羽根でおさえると
悠二が琢真を地面に当たる寸前で受け止めた
琢真の怪我を見た悠二はキレて、ちょっと殴ってくるとタワーの最上階へと行こうとして恵に怒られていた
「悠二、恵の言う通り悟が最優先事項だよ。大丈夫、怪我は酷いけどこのくらいなら琢真は死なない。恵は鵺で琢真を連れて硝子ちゃんの所へ、悠二は渋谷駅に。そこに幻影の私と棘がいるから、幻影の私と合流して!私は恵と一緒にいるから!」
恵も悠二も幻影の私の命令に素直に頷いた
でも少し納得いかない顔をした恵に悠二は口を開いた
「死んだら殺すだろ?心配すんなって!!メカ丸もついてるし!!」
その言葉に恵は納得したのか後でな!っと強調し、幻影の私と鵺に乗ると飛び去った