渋谷事変-開門-
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渋谷事変十一
真人は漏瑚と考え方の違いから言い争ってい、真人は漏瑚へ提案した
「漏瑚と争う気もない、だからゲームをしようよ!俺が先に虎杖と遭遇したら奴を殺す、漏瑚が先なら指を差し出して宿儺に力を戻せばいい!」
「俺が先なら俺が殺る、いいな?」
「おっ脹相も参加する?勿論いいよ」
漏瑚を無視して脹相もやる気になったらしい
真人は偽の夏油傑へと問いた
「夏油はどちらかと言えば、漏瑚派だろ?どうする?」
「私は獄門疆を見ていないといけない、遠慮させてもらうよ。好きにするといい、私にとって宿儺は獄門疆が失敗したときの代案に過ぎない。あっ、蘭由奈は殺してはダメだよ。出会ったら捕まえること!それは守ってほしいね。」
「馬鹿馬鹿しい。術師達は虎杖も由奈も含め、皆五条を助けに地下五階に向かって来る。ならばここで待てばいい、ゲームにならん。」
漏瑚の話を無視して勝手に真人はゲームを始めてしまい、脹相と陀艮は真人に続くと走り去ってしまった
待たんか!!と叫びながら漏瑚も真人達を追いかけて行った
偽の夏油傑はそのやりとりを微笑ましく眺めた
「呪霊の方が君達より利口だな。」
立ったまま気を失っている非術師達の側に、制服姿の二人の女が偽の夏油傑へと睨んでいた
「返せ、私達はオマエに協力し猿供を落とし続けた。」
「約束通り、夏油様の肉体を返せ」
夏油傑をこれ以上玩ぶなっと二人は声を上げた
「返すわけないだろう、君達の頭まで空っぽにした覚えはないんだがね。次術師と約束をする時は縛りであることを明確にするんだな。
消えろ、それともこの肉体に殺して欲しいか?」
後悔するぞと呟くと二人は偽の夏油傑の前から消え去った
「…後悔か。さて、どんな味だったかな」
獄門疆の側に偽の夏油傑は座り込んだ
その頃悠二はと言うと、ビルの上でずーっと七海くんの名を叫び続けていた
「悠二、七海くん達気づいてくれたみたいだよ〜恵、久しぶり〜」
幻影の私は悠二の背中を叩いて現れた恵へと手を振った
七海くんと恵・琢真に幻影の私が現れた
悠二といた幻影の私は七海くんといた幻影の私へと抱きついた
「伏黒!!ナナミン!!ん、誰?」
「ナナミンってマジで七海サンのことだったんだな。」
「悠二、ずっとナナミンって呼んでてさ。側で見てたけど、笑い止まらなかった〜痛っ!」
幻影の私はゲラゲラ笑うと、七海くんに頬を引っ張られた
メカ丸の話を聞いた七海くんは驚き、再びメカ丸の話を聞いた
「正確に言うと夏油傑の裡にいる何者かダ、今渋谷駅構内は正に伏魔殿。特級とソイツらが連れてきた呪霊、夏油の息のかかった呪詛師。そして改造人間と一般人。」
「確かに、それなら地下鉄の隣駅から攻めた方が速い。だがそのためにはまず、帳を解かなければならない。」
七海くんが少し考えていると、幻影の私達と本体の私から情報が入ってきた
「みんな本体の私が来る!」
七海くん達の前に電流が走り、本体の私が現れた
「由奈さん、よかった!ようやく貴方と繋がれた!」
「七海くん、悪いけどここには最低限の時間しか居られない。
上に通らない要請がいくつかある、特級術師の私が全責任を持つから好きに動いていいよ!
七海くんは伊地知を救援に向かって、補助監督達が呪詛師に殺されてる。
悠二と恵に琢真は私の代わりに術師を入れない帳を解いて欲しい。
禪院のジジイと篤也には幻影達がこの命令を伝達しているから安心して!
地下にいる悟の奪還!私もオカッパ倒したら行くね!」
本体の私はそれを伝えると消え去った
数分だけでも由奈さんに会えてよかった、私でしか通らない要請がいくつかあったのでその時間を省くことが出来た…
由奈さんをここまで足止めするとは…
やり合っている呪詛師…
強敵ですね
補助監督達を狙うのは、私達の情報と連絡を途絶えさすのが狙いでしょう
四の五の言ってる場合ではないか…
「皆さん、由奈さんの命令を聞きましたね?猪野君、二人を頼みます」
「…はい!」
猪野返事を聞いた七海くんは幻影の私と一緒に伊地知さんを探しに行った
琢真はと言うと、七海くんに頼られたことで嬉しさを噛み締めていた
「オマエらぁ!!任務の前に事の重大さを教えてやる、題して!五条サンがいなくなって困る二つのこと!一つは五条家の失墜。五条家は五条悟のワンチーム、五条サンが利かせていた融通で救われていた術師が数多くいる!!虎杖、オマエもその一人なんじゃないか?」
「ッスね!!」
悠二と恵は琢真の話を黙って聞いていた
「そういう連中がみーんな困ったサンになってしまい、最悪消される!!そしてニ、パワーバランスの崩壊!!五条悟がいるからという理由でおとなしくしていた呪詛師、呪霊達が一斉に動き出す!!
その一で内輪がゴタついている時、そのニの奴らとプチ戦争なんて起こってみろ負けるぜ!!
俺と七海サンはそう読んでる。負けたらどうなる?」
琢真は恵へと問いた
「少なくとも日本では人間の時代が終わるかもしれないですね」
「琢真、長話はそこまで〜そろそろ、動かないと!」
幻影の私は琢真に早く話を終わらすように、服を引っ張った
「はい!由奈さん!いくぜ後輩ちゃんズ!!七海サンと由奈サンが戻る前に帳をブッ壊す!!五条悟を助けるぞ!!!」
琢真の言葉に悠二も恵も気合いを入れて、三人は任務へと向かった