起首雷同
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意識を取り戻した私は目を開けた
壁に掛けてある時計を見ると、針は十二時を指していた
手首の手錠は退けらていたが、悟とHしている間は付けられていたため
快楽の度に動き、手首は傷だらけになって血が滲み出ていた
悟キレてるからってちょっと乱暴すぎ…
まだベットで眠っている悟へと目を向けると、ため息をついた
しかし…
一体何回出されたんだか…
身体体液でベトベトだったので、私はシャワーへと向かった
身体を綺麗に洗い流すとタオルで拭き、新しい下着を履き
黒のタートルネックを着て、モスグリーンのタイトスカートを履き
キッチンへと向かった
髪は半乾きなので肩にタオルを巻き、冷蔵庫を開けた
食パンと卵とウィンナーを焼くと、悟のマグカップに珈琲を淹れ砂糖を何個も入れた
すると私の携帯に野薔薇から電話が掛かってきた
「もしもし、野薔薇〜おはよ!どうした?」
「由奈さん!おはようってもう昼ですけど!?今任務終わりまして、今ジバンシィの新作試しがてら町をプラプラしてるんですけど!由奈さん一緒に行きましょーよー!!」
「いいよ〜今日オフの日だし。着替えてるけど、スッピンでよければ。」
「やったー!今いる位置情報送るんできてくださいよ!」
待ってますからね!っと野薔薇は叫ぶと電話を切った
「由奈おはよ、昨日はやりすぎてごめん。朝ご飯作ってくれたんだー!今から野薔薇と出かけるのー?」
目が覚めた悟は後ろから私へと抱きつき、おはようのキスをした
「髪も化粧もしてないけど、野薔薇と出かけてくるね〜悟の朝ごはんできてるから。」
悟から離れると私はバッグを持ち、パンプスを履くと玄関の扉に手をかけた
だが悟に引っ張られ、無理矢理唇へとキスをされ
「キスマークだらけだから今日はこの服にしたんだね。野薔薇のとこまで飛んでってあげる、一人で行かせたらナンパされるしね」
悟はそう言って私の腕を掴むと野薔薇のいる町まで飛んでくれた
降り立つと野薔薇は私に気づき、手を振りながら走ってきた
「ありがとう、悟」
悟へとお礼のキスを唇へとすると、悟は嬉しかったようで
ご機嫌な様子でその場から消えた
「今日は髪下ろしてるんですね、その私服姿!ちょー可愛いんですけど!!てか由奈さんが五条先生にキスするの初めて見た!」
「さっきは特別!連れてきてくれたからね〜さぁ!行こ〜!あっあそこのタピオカミルクティー美味しいんだよ!」
「それは行きましょ!!」
私は野薔薇の手を掴むと、タピオカミルクティーのお店へと向かった
私は野薔薇の分もタピオカを頼んで、お金を払うと
飲みながら町をぶらつくことにした
すると見知らぬ女の子が野薔薇に声をかけたので、私は足を止めた
「あのっ、スミマセン…さっき虎杖くんと一緒にいませんでしたか?」
「…へ?」
野薔薇は突然のことに驚き、固まっていた
「はい、固まらない!とりあえず、そこのファミレスにでも入って話聞いてあげたら〜?」
私は野薔薇と女の子にとりあえずファミレスへと入るように促し
席へと座り、野薔薇と女の子のドリンクを頼み
私はブラックコーヒーを頼んだ
話を聞くと野薔薇に話かけてきた女の子は小沢優子ちゃんと言うらしい
悠二と同じ中学校に通っていたらしい
優子ちゃんは携帯を開くと、写メを私と野薔薇に見せてくれた
「コレ中学卒業式の時の私です。」
「えっ、マジ!?半年前でしょ!?何がどーしたの!?」
野薔薇はその写メを見て驚き、優子と写メの女の子を何度も見比べていた
「いやぁ、その時から身長だけ十五㌢くらい伸びまして。それと東京に来て環境の変化のストレスでみるみる…」
「ほへぇ〜虎杖じゃん!」
「卒業式の日勇気を出して一緒に撮ってもらったんです。本当は連絡先とかも聞きたかったけど、私東京に越すの決まってたし…でもさっき虎杖君を見かけて、今の私ならもしかしてなんて…」
優子は少し顔を赤く染め、恥ずかしいのかモジモジしながら野薔薇と私に話た
「え"っ、優子それって…つまり、そういうことね!?」
「はい!!そういうことです!!」
二人の話を黙って聞き、珈琲を飲む私は青春だな〜っとほっこりした気持ちになった
野薔薇携帯を出して誰かへと電話を掛けた
「今から私より虎杖に詳しい奴が来るわ。まずはソイツに話を聞きましょ」
「あのっ!もし釘崎さんも蘭さんも虎杖君のこと」
「ない!由奈さんもない!天地がランバダを踊ってもない」
優子の言葉を遮り、野薔薇は否定した
だが野薔薇は胸がもやっとした気持ちになり、手胸を当てた
その様子を見た私は、野薔薇も春がきたかな?
っとニヤッと笑い、これからの悠二と野薔薇がどうなるか楽しみだと心の中で思った
「おい、なんなんだよ。てかなんで由奈までいる?」
野薔薇に呼ばれて苛立っている恵が立っていた
「恵〜お久!!今野薔薇とデート中だったの。ホットコーヒーブラック一つお願いしまーす!」
私の隣に座るように恵に促した
「オッス伏黒ォ!!虎杖って彼女いるー??」
「は?」
野薔薇かくかくしかじかでっと簡単に説明すると、勘づいた恵は私の隣に座った
「彼女はまずいないだろう」
「根拠は?」
「急に東京来るってなって特に困った様子なかったし、あと部屋にグラビアポスターが貼ってある。彼女いる奴ってそういうの貼らねーんじゃねぇか?相手嫌がるだろ。」
恵は私が頼んだ珈琲を口にした
「伏黒って女子の前でだけカッコつけてブラックコーヒー飲むタイプ?」
「俺の話を聞きたくて呼んだんだよな?いつも飲んでんだよ」
優子は恐る恐る悠二の好きなタイプを恵に質問した
「あー、背が高い子が好きって言ってたな」
恵の言葉を聞いた野薔薇と優子はグラスを合わせると
野薔薇は虎杖を召喚する為、携帯に連絡した
数分後にお菓子をたくさん袋に詰め込んだ悠二が現れた
「あれ?由奈も伏黒もいんじゃん」
「悠二、パチ行ってきたでしょ?ダメだよ〜未成年なんだから」
「それ煙草吸ってる由奈が言えることか?」
恵みの鋭いツッコミに何も言えず、私は罰が悪くなったので珈琲へと口をつけた
「はやっ!!!」
あっ、しまった
私まだ虎杖に優子のこと言ってない!!
これだけの変化、絶対誰か分かんない!!
それは久しぶりに再開した憧れの人に言われたくない台詞No. 1なんじゃない!?
私の隣で野薔薇はテンパっていた
「虎杖!!この子は」
「あれ、小沢じゃん。なにしてんの?奇遇〜」
虎杖の予想外の言葉に、恵も野薔薇も十点の札をあげた
優子は痩せた自分にも気づいてくれた悠二に驚き、中学生の時を思い出していた…
結局優子は悠二と会ったが連絡先を聞くこともなく、ファミレス去り
帰ってしまった
優子を見送ったあと、野薔薇と恵は話し込んでいた
「本当にいいのか?せめて連絡先だけでも」
「私とは交換したし、まぁ大丈夫でしょ。それより伏黒、ようやく自分の気持ちに気づいたわ。」
「あ?」
「私が彼氏を作るより先に虎杖に彼女ができるのがなんかムカつく!私の後を歩けよ、もやっとの正体!!」
「あっそ。」
素っ気ない恵に私は抱きつくと頬を突っついた
「久しぶりに一年ズといるからさ!先輩の私がみんなにお昼ご馳走してあげる〜!美味しい焼肉屋さん行く人〜!!」
私の言葉に三人は素早く手を挙げた
「はーい!俺行く!!カルビ食べたい!」
「由奈さん!私はタンが食べたーい!
「俺はホルモンがいい」
「みんなで行こっか!お腹すいたからいっぱい注文していいよ〜」
恵と悠二と野薔薇を無理矢理引っ張ると焼肉屋さんへと向かい
恵も悠二も野薔薇も高級焼肉店のお肉の美味しさに感動して、たくさん食べ
三人の食べっぷりに私は笑い、みんなへと肉を焼いてあげた