起首雷同
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硝子ちゃんの反転術式で皆怪我も治り、京都校も東京校も全員集まっていた
「っつーわけでさ、色々あったし人も死んでるけどどうする?続ける?交流会」
悟の言葉を聞いて悠二はどうするって言われてもなぁ…っと悩んでいた
「当然、続けるに決まっているだろう」
葵は机に足を上げ悟へと言い放った
「その心は?」
「一つ故人を偲ぶのは当人と縁のある者達の特権だ、俺達が立ち入る問題ではない。
二つ人死にが出たのならば尚更俺達に求められるのは強くなることだ。
後天的強さとは結界の積み重ね、敗北を噛みしめ勝利を味わう。そうやって俺達は成長する、結果は結界として在ることが一番重要なんだ」
パンダと棘の座っている椅子には座らず、私は机の上に腰を下ろしていた
葵にしてはなかなかいい答えだすね〜
ちょっと見直した
「東堂先輩って意外としっかりしてるんですね」
霞の言葉に真衣はしっかりイカれてんのよっと呆れていた
「三つ、学生時代の不完全燃焼感は死ぬまで尾を引くものだからな。」
葵の話を聞いた恵は構わないですよっと言い
野薔薇も勝つしね!っと返答した
「屁理屈だが一理ある」
「加茂君は休んだら?」
顔面包帯だらけの加茂くん、痛そ〜
「異議なーし」
「しゃけ」
「個人戦は組み合わせはくじ引きか?」
真希の言葉に悟は今年は個人戦やんないよっと言い放った
「僕ルーティンって嫌いなんだよね、毎年この箱に勝負方法入れて当日開けんの」
悟は悠二へと小さな木箱を投げ、箱の中から一枚の紙を取り出した
「野球か〜まさに青春だね!楽しそ〜!」
悟が中身をすり替えたんだね
気楽に笑っていた私とは裏腹に、その紙を見た夜蛾学長とジジイは驚いていた
「どういうことだ、夜蛾」
「いや私は確かに個人戦と…待て悟!!」
夜蛾学長の叫び声は外の悟へと聞こえていたが無視してその場を去っていた
そんなことがあり、今悟の審判で京都校対東京校で野球している
真希の投げたボールを霞が打ち上げたがモモが走ってしまった為、歌姫ちゃんがキレていた
「ルール知らないなら先に言いなさい!!」
「知ってるよ!!打ったら走るんでしょ!?」
あーぁ、歌姫ちゃんやる気入ってるからモモちゃんにマジギレしてるよ…
私はベンチに座りその様子を眺めていた
次は加茂くんがバッターか
加茂くんの勇姿を観ようと思ったら、速攻で真希に三振されアウトになっていた…
「加茂!!振んなきゃ当たんねぇぞ!!」
歌姫ちゃん、段々ヒートアップしてるよ…
チェンジしたため次は野薔薇が打席に入った
「野薔薇〜頑張れ!!」
「由奈さーん!観ててください、打ちますから!!ちょっっっと待て!!どう見てもピッチングマシーンだろーが!!」
私の応援に気づいた野薔薇は手を振ってくれたが、ピッチャーがピッチングマシーンなのを見てキレていた
ヤケクソで打つと走った
そのあと恵は送りバントをし、パンダが打つと真希が高々に打ち上げた
箒で飛んでいたモモが広い、真希はアウトになった
二回表
葵が打席に入ってきた
「約束してくれ、ブラザー。この打席俺がホームランを打ったら、次回オマエがピッ」
言い終わる前に真希が葵の顔面へとボールを投げた
ナイスピッチーと真衣が言うと、それに続いてモモ・加茂くん・恵は・野薔薇達も次々に言った
みんな青春だね…
私の青春は
傑がいたあの幼い時かな〜
悠二が打席に入り、空高くホームランを打ち上げた
「おめでと〜みんな!」
私は悠二の元へと駆け寄る真希達へと言うと、その場から消え去った