黒閃
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真希と真衣の闘いは真希が勝利した
真希を見てると甚爾を思い出すな…
甚爾と同じ天与呪縛、甚爾化け者並みに強かったからそこまでじゃないけど
御三家の一つ
禪院家では甚爾も真希も真衣も人としてまず認められない
どうしてこうも呪いの世界には屑供が溢れてるんだろう…
首元にずっと顔を乗せている悟へと
私は顔をくっつけた
「ねぇ悟、真希達みたいに辛い思いさせない世界になったらいいね。手っ取り早く、屑供全員殺しちゃっていい〜?」
「女の子が殺すなんか言わないのー!めっ!
「ちっ、それが一番簡単だけど。それじゃダメなのはわかってるよ〜」
モニターへと目を向けると霞が携帯を取り、棘の呪言で眠らされていた
霞って強いのに天然って言うか…
前から思ってたけどおっちょこちょいだよね!
「歌姫ちゃん、霞眠っちゃったよ〜」
「あーぁ、私ちょっと行ってくる。呪霊がうろついてる森に放置できないでしょ。」
「そのほうがいい。危ないからね〜」
私は歌姫ちゃんに行くように促した瞬間、何か嫌な予感を感じた
なに…
この感じ…
私の予感はだいたい的中する
傑のときみたいに…
悟の膝から降りて全部のモニターへと目を向けた
「どうしたの、由奈?」
悟の声も聞こえないほど集中してモニターを見つめていた
モニターには写ってないけど…
なんだろう
誰か来そうな予感がする…
「悟、皆が危ないかも…なんか嫌な予感がする」
そう言うと壁に貼ってあった呪符が全部燃えた
モニターの映像も映らなくなっていた
それを見た誰もが驚いた
「団体戦終了…?しかも全部あかいろ!!」
「妙だな、鳥達が誰も何も見ていない」
歌姫ちゃんは驚き、冥ちゃんは映らなくなったモニターの異変に驚いていた
「由奈の予感当たるよね〜GTGの生徒達が祓ったって言いたい所だけど。」
「未登録の呪力でも札は赤く燃える」
夜蛾学長は椅子から立つと皆に言った
「外部の人間…侵入者ってことですか?」
「天元様の結界が機能してないってこと?」
「外部であろうと内部であろうと不測の事態には変わるまい」
歌姫ちゃんと冥ちゃんに京都の学長は返答した
「俺は天元様の所に、悟と由奈は楽巌寺学長と学生の保護を。冥はここで区画内の位置を特定、由奈達に逐一報告してくれ。」
「委細承知、賞与期待してますよ」
夜蛾学長の指示に皆従った
「ほらお爺ちゃん、散歩の時間ですよ!!昼ご飯はさっき食べたでしょ!!」
悟は京都の学長を舐めた言葉でおちょくっていたが、無視した
「悟、ジジイをおちょくるのは後〜今は急がないと!!」
悟と歌姫ちゃんとジジイの四人で皆の元へと走り去った