殺してやる
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そのころ呪霊達真人はと言うと
真っ裸で温泉へと飛び込み
傷だらけの身体で湯へと浸かっていた
漏瑚はキセルを吸い、真人の様子を側で座り眺めていた
「真人オマエも随分と消耗しているな」
「あ、バレたー?宿儺と器アイツら天敵でさあ。たまたま手に入った玩具から始まった遊びだったけど、なかなかうまくいかないね。やっぱり人質とってハッキリ縛り作らせるべきじゃなかった?」
その言葉に傑の姿をした男が話し始めた
「いや縛りはあくまで自分が自分に科すものだ。他者の介入や他者間との縛りは簡単ではないよ。そういや、由奈に会いに行ったんだろ?どうだったかい?」
「夏油の言ってた通り!会ったら一発で好きになっちゃったよ!あの匂い…人の発情するって気持ちが理解できたよ。あの身体を孕ませたいってね!それに優しくてさ、服買ってくれた♪」
その言葉に傑は声を上げて笑った
「漏瑚宿儺に触れて分かったけど、とりあえず夏油のプランを軸に進めていいと思う。宿儺にはそれだけの価値がある。」
「指を全て集め宿儺に献上する……か。結果儂らが全滅してもだな」
真人は湯から上がり服に身を包んだ
「いいだろ、百年後の荒野で笑うのは儂である必要はない。呪いが人として立っていればそれでいい」
「じゃまず、高専の保有する六本の指を回収するよ」
傑の姿をした男の言葉に漏瑚は必要か?と問いた
「術師は宿儺の指を取り込ませるために虎杖悠二を飼っているのであろう?」
「高専上層部は虎杖悠二の器としての強度を計りかねている。何本目から暴走するとかね、例外を除いて取り込ませるのは全ての指を揃えた後さ。それまで待てないだろう?最悪虎杖悠二が上に消される可能性もある。」
「虎穴に入らずんばか…さてどうしたものか」
漏瑚の言葉に傑は笑った
「手は打ってある、そのために手持ちの指を高専に回収させたんだから」
傑の言葉を聞いた漏瑚はこれからが楽しみだなっとこれから起こることが愉快なのかわらっていた
呪霊達の企みがなされているとは露にも知らず
姉妹交流会の日になり、私は不参加な為
みんなを応援するため真希たちとまだ来ない野薔薇を待っていた
「なんで皆手ぶらなのー!?」
キャリーバックを持った野薔薇が私達をみて呆気に取られていた
「オマエこそなんだその荷物は」
「何って…これから京都でしょ?京都で姉妹校交流会…」
「京都の姉妹校と交流会だ。東京で」
パンダの説明にようやく理解した野薔薇は叫んでいた
「去年勝った方の学校でやんだよ。」
「勝ってんじゃねーよ!!!」
「俺らは去年出てねーよ。去年は人数合わせで憂太と由奈が参加したんだ」
「里香の解呪前だったからな、圧勝だったらしいぞ。なっ、由奈?」
真希の言葉にそうだよー!っと野薔薇に言うと野薔薇は会ったことない憂太へと許さんぞー!っと叫んでいた
「野薔薇、その辺にしときな〜京都の皆さんが到着したようだよ」
野薔薇は素早く起き上がると、京都校へと睨んだ
「早く菓子折り出せコラ!八つ橋くずきりそばぼうろ」
「しゃけ」
野薔薇へと少し怖がった様子を見せた、箒を持った女の子
京都校三年 西宮桃
身体がロボットの
京都校ニ年 究極メカ丸
御三家の一つ
京都校三年 加茂憲紀
真希の妹の真衣に葵、霞の六人が現れた
階段から私の大好きな一人、歌姫ちゃんが上がってきた
「あっ!久しぶり〜歌姫ちゃん!」
「はーい、内輪で喧嘩しない。まったくこの子らは、由奈久しぶりね。で、あの馬鹿は?」
「悟は遅刻だ」
「悟が時間通りに来るわけねーだろう」
「誰もバカが五条先生のこととは言ってませんよ」
パンダと真希と恵は歌姫ちゃんへと言うと、背後から悟が台車を押して走ってきた
「おまたー!!」
歌姫ちゃんは悟へと舌打ちをした
「やぁやぁ皆さんおそろいで私出張で海外に行ってましてね」
「急に語り始めたぞ」
悟の持っている台車に気づいた私
もしかしてあの箱の中に悠二入れちゃったの?
「はい、お土産。京都の皆にはとある部族のお守りを。歌姫のはないよ」
悟は京都校のみんなへと近づくと気味悪い人形を手渡し、歌姫ちゃんはいらねぇよ!!っといつものように悟に怒っていた
「そして東京都の皆にはコチラ!!」
「ハイテンションな大人って不気味ね」
冷めた目で野薔薇とパンダは悟を眺めていた
すると台車に乗っていた箱が開き中から悠二が飛び出した
「故人の虎杖悠二君でぇーっす!!」
「はい!!おっぱっぴー!!」
死んだはずの悠二の登場に恵と野薔薇達東京校の皆はドン引きしていた
京都校の皆はお土産に夢中で悠二の登場に気がついていなかった
あ〜ぁ、きっと悠二、悟にサプライズして登場しなきゃ!とか言われたんだろうな…
「宿儺の器!?どういうことだ…」
この中で楽巌寺学長だけが悠二の登場に驚いていた
「楽巌寺学長ー!いや…良かった良かった。びっくりして死んじゃったらどうしようかと心配しましたよ」
悟はポケットに手を入れたまま、あの屑な年寄りを挑発していた
「糞餓鬼が」
楽巌寺学長の怒った顔を見た私はパンダの隣で涙が出るほど爆笑していた
自分の予想と違っていた皆のリアクションに悠二は呆然と立っていた
そこへ野薔薇が箱を蹴りおい!っと悠二へと睨んだ
「あ、はい」
「何か言うことあんだろう」
「え…黙っててすんませんでした…生きてること」
野薔薇の異様な威圧感を感じ、悠二は素直に謝っていた