幼魚と逆罰
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悠二があのツギハギ呪霊に術で改造された吉野順平と闘っているころ
私任務で長野県の山奥の廃れた神社へと任務で訪れていた
特級呪霊が二体確認されたため派遣されていた
いつもなら補助監督の運転で連れてってもらうのだが
山を登らないと行けない場所なので、補助監督は連れて行ってもらわず
私一人だと呪術で移動できるので山奥へと紫電呪術で飛んできた
壊れかけの鳥居の前に立つと帳を下ろした
帳が下りたのを確認してから一歩踏み出すと、山間の風景が瞬時に変わり
暗闇の中に灯し出された長い回廊が目の前に広がった
呪霊の領域内か…
早く終わらして悠二と七海くんに会いたいな〜
そんなことを思いつつ、前鬼後鬼を出すと長い回廊を登った
すると鈴の音が聞こえ、子供の笑い声が耳に入ってきた
ねぇ
ねぇ
ねぇ
母様
アソビマショ?
暗闇の中からおかっぱ頭の赤い着物を着た一つ目の顔をした小さな女の子が二人
鞠を持って現れ、その鞠を私へと転がした
前鬼は斧で鞠を潰した
「いや〜私、貴方達のお母さんじゃないし〜てかまだ学生だからね。」
酷い…
貴方なら私たちの母様になれる身体
だから
私たちの母様になって
双子の呪霊はそう言うと、私の前にいた前鬼と後鬼を無視して
瞬時に私の目の前へと移動して、私のお腹目掛けて攻撃してきた
私は攻撃を避け、双子の呪霊を蹴り飛ばした
回廊に飛ばされた呪霊達は楽しそうにクスクスクスっと笑い声を発した
「主よ、こやつら童のくせに素早いぞ。儂等を通り抜けるとわ…さすが特級呪霊。」
前鬼は呪霊から私を護るように、呪霊へと斧を構えた
呪霊には私を見ただけで身体に孕めることをわかるようね…
「でも私の敵じゃない、前鬼後鬼!この子達であの刀、実戦で試したいから手伝ってくれる?」
私の言葉に前鬼と後鬼は頷いた
「主の願いにわらわ達は従う迄。」
「後鬼!水瓶であの双子を檻の中に閉じ込めて!」
私の命令に後鬼は水瓶から水を出し、呪霊を水檻で閉じ込め
だがさすが特級、檻を最も簡単に壊し私へと飛び出して向かってきた
後鬼の術を抜け出すなんて、やるねこの子達…
身体に電流を纏い、指を鳴ら雷檻っと言うと
双子の呪霊は雷の檻に閉じ込めら、動けなくなった
前鬼は私に千紅万紫を渡すと後鬼と消え去り
呪霊は私の術が解け、一目散に私目掛けて飛んできた
「悪いけど、実戦させてね」
私は紅眼を発動し、刀を鞘から抜き大太刀を一振りすると呪霊の領域は私の一振りで解除され
山の中のあの廃れた神社の前に私は居た
凄い!
本当に呪いに対して無力化できてる…
領域展開されてないのに領域を解除されたことに呪霊達は驚いていた
何故破られた?
母様…
許さない!!
呪霊達は私に鞠を投げつけ攻撃してきたが、刀で斬ると無力化され術は発動されなかった
「遊びの時間は終わりだよ」
双子の呪霊の背後へと周り、一振りで二人を斬った
呪霊は跡形もなく消え去った
私は鞘へと刀を戻し、前鬼へと刀を預け帳を解除した
なるへどね…
この刀は呪霊の力も無力化するわけだ。
刀振ってる時に術と式神が使えれないのは残念〜
でも体術でカバー出来るからその点はなんとかなりそうかな…
この弱点を敵さんに知られたときは不味いんだよね〜
まぁなんとかなるか
「さーて、長野まで来たから、信州そばとおやき食べて帰ろう〜っと!」
ポケットから煙草を出し火をつけると、その足は蕎麦屋へと向け
その場から消え去った
蕎麦とおやきを食べた私はお土産を持って悠二と七海くんが待つ
高専へと帰った