幼魚と逆罰
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老ぼれとの話した部屋から出ると
案の定、霞が携帯を持って勢いよく走って出てきた
「由奈!!写メ撮って!あの、一緒に写真撮って下さい!」
「霞、相変わらずね〜このクズのどこがかっこいいのか…はい、お二人さ〜ん並んで!撮ってあげる!」
霞のスマートフォンを手に持ち、悟と霞をくっつけ写真を撮った
「僕モテるからねー!霞ちゃんまたね!」
悟は霞に握手をしてあげると、霞は真っ赤な顔になり
やったー!!っと喜んでいた
「霞、ジジィの介護頑張ってね〜」
由奈口悪いよ!っと言った霞に手を振り、悟とその場から離れた
私は辺りに誰もいないのを確認すると、悟の手を握り
空き教室へと無理矢理押し込め、扉を閉めると結界を張った
「何々〜、僕を襲ってくれんの?」
「んな訳ないでしょ!誰にも聞かれたくない話があるのよ。」
悟は教台へと座ると、私は悟の目の前の机へと座った
「こないだ悠二のお守りしてたら、宿儺の生得領域に招かれたの。どうやら宿儺は私のご先祖様の蘭姫を知ってるらしく…私にも蘭姫と同じ力があるって言ってきた。」
悟は珍しく私の話を黙って聞いていた
「宿儺が言うには、生理がきた私には呪霊との子を孕むことができるらしいよ。」
「はっ?マジ!?」
まさかの予想していなかった話しに悟は驚きを隠せなかった
「さすがに実験はしたくないけど。幼い頃から呪霊が異様に寄ってくるのには気づいてたからね〜傑の呪霊なんか、私のこと大好きで触ったら喜んでたし…。宿儺の話が本当なら私の身体を欲しがる連中があらわれる。今とりあえず知ってんの宿儺だけだから、悟には相談しとこうと思ってね〜」
話を聞いた悟は私の背中に手を回し、抱きついた
「宿儺の奴、だから由奈に興味津々だったのか…ねぇ、孕ませられる前にここに俺の赤ちゃん孕ませたらいいんじゃない?」
孕ませる身体が理由だけじゃないだろな
宿儺の奴…
由奈こと気に入った感じだったんだよな…
まぁ誰にも渡さないけどね…
由奈の子宮の辺りをそっと撫でた
悟のセクハラに私は拳骨を喰らわした
「まず悟と付き合ってないからね。この話は夜蛾学長にも硝子ちゃんにも絶対!他の人に言わないで。どこで話が漏れるかわからないから…」
「痛っ!はいはい、わかったよ。」
私は悟から離れ、結界を解いた
「悠二の修行見てあげたいんだけど、無理かも。傑から渡されたあの刀…ずっと避けてきたけど、この目の力で扱えるようにしたいんだ。だから七海くんに頼んでほしいんだけど、いいかな〜悟?」
「傑から渡されたあの刀、由奈に渡してから一回も手に取らなかったのに。やる気になったんだね。」
傑を殺す前に預かったあの刀
渡したけど、触ることも鞘から抜くことも絶対にしなかった…
泣き虫だったのに、傑が死んで泣きもしなかった由奈…
由奈の中であの刀は傑の最後を思い出すから、ずっと手に取れなかったんだろうな…
一歩また成長したね
悟はしみじみと由奈の成長したことを嬉しがった
「悟に喧嘩ふっかけてきた呪霊、意思疎通できてたって聞いたしね。呪霊も成長してるみたいだし、特級呪術師として悟の隣で恥をかかないためにね〜あっ久しぶりに七海くんに会ってからにしよっと!」
ほら行くよ!っと私は悟の腕を引っ張ると空き教室からでて行った