呪胎戴天
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悠二が生き返ってから悟と別れ、真希達の所へと訪れていた
悟との約束で悠二が死んでないことは交流戦まで秘密だ
恵と野薔薇は悠二が死んだと思ってるからな…
少し心配になって様子を見に来た
運動場ではパンダと棘に投げ飛ばされ、宙に浮く野薔薇目に映った
「やばっ〜!野薔薇めっちゃ飛ぶね!あっ、真希〜!」
「由奈、丁度いい!恵、由奈から一本取れ!交流会まで一月半、ボサボサしてんなよ。次オマエも長いのためしてみろ」
恵へと使っていた武具を渡すと、私には大太刀サイズの木刀を投げてくれた
恵の表情をみると、どうやら悠二の死からの切り替えができている
真希達が上手くやってくれたようだね〜
恵と野薔薇、交流会に出るために真希達が修行みてあげてるんだね
なら、二年生の私も手伝わなくちゃね〜
「由奈、武具使えんのか?使ったとこみたことないけど。」
「はぁ?由奈はオマエより強いぞ。由奈あの大太刀、まだ使ってないのか?」
真希の言葉に私はえへへっと笑うと、武具で叩かれた
「まぁいい、オマエが使いたいときに使えば。恵、由奈舐めてると痛い目みるぞ。」
恵は私へと構えると先に私に向かい動いた
大太刀は通常の刀のサイズより大きいため、接近戦には弱いはず!
恵は由奈の間合いへと入り、武具を私の頭へと振り下ろした
だが私は鍔で受け流すと恵の腹に大太刀で一撃を入れた
ズドーン!!!
私の一撃に耐えられなかった恵はパンダ達を通り越して、木へとぶつかった
「やっば〜!恵ごめん!!」
力加減間違った…
「だから舐めてると痛い目みるって言ったんだ…恵、オマエ木刀だったかよかったが、真剣なら即死だ。」
真希は吹っ飛んだ恵の手を取ると立たたせた
「痛っ…大太刀なの立ち回りが速すぎるだろ…」
「まぁ相手が由奈じゃなかったらあれでよかった。けど由奈はあれじゃだめだ、大太刀持っていようが由奈は関係ない。振りかぶる速さも動きも通常の刀持ってやりあってるかのような素早い動きをするからな。」
相手が悪かったと真希は恵の肩を叩いた
「恵は知らなかったと思うけど、私が一年生の時に真希に呪具の使い方教わってるんだ〜
千紅万紫って大太刀を持ってるからね、それを扱う為にね。」
恵もいい動きしてたな…
もう少し真希と訓練したらいい感じに化ける
「オマエまだあれ使ってないだろう、宝の持ち腐れだぞ。」
「そうだね、そのうちね〜あっ!棘だ〜!おひさ〜」
それ以上刀のことに触れられたくなかった私は、真希から逃げる様に棘へと抱きついた
「おかか」
「びっくりしたって?だって棘久しぶりに会ったし〜野薔薇、女の子なのにいい根性してるでしょ?」
「しゃけ!」
「でしょ〜あっ、この飴新作出てたから棘にあげる〜」
「ツナマヨ!」
「いいって〜うん、わかった!じゃ真希達に言うね!休憩しよって、棘が!」
「由奈さーん、おにぎりの具で会話できるんですか?」
パンダに飛ばされて宙を舞う野薔薇が私に突っ込んだ
「大好きな棘だからね〜当たり前さ!」
「高菜!」
私と棘は肩を組み、宙を舞う野薔薇へとピースサインをした
ポケットの携帯が鳴ったので電話に出ると悟からだった
「由奈、今真希達のとこにいる?ちょっと帰ってきて欲しいんだけどー!」
「了解〜」
悟からの電話を切り、携帯をポケットに入れた
「棘悪いんだけど、悟に呼ばれた〜交流会の修行の手伝いできそうにないから、私の代わりに前鬼と後鬼置いてくね!前鬼後鬼、悪いけどみんなの修行みてあげてくれる?」
前鬼と後鬼は了承してくれたのでその場から消え、悠二の待つ部屋へと向かった