私と幼い伏黒恵
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二〇一三年
私は十二歳なり、その年に七海くんは呪術師を辞めてサラリーマンへとなった
七海くんと最後に会ったとき七海くんが私に言った
呪術師はクソです
七海くんはすごくしっかり者で優しい人だ
私の頭を撫でて、私の心配をしてくれた
「由奈さん、私は君が心配です。幼い君は絶望を積み重ねすぎて、身体は小さくても中身は大人のようになってしまっています。五条さんは君のことを大切にしていますが…少しばかり目が曇っていますから。何か無くてもいつでも連絡してください。」
「私は七海くんの方が心配だよ。一般の世界の社会も大変だから…無理しないように、サラリーマン頑張ってね。」
七海くんとお別れしたあとも、私は携帯電話でたまに連絡を取り合う仲ではあった
その年に硝子ちゃんはタバコをやめた
硝子ちゃんは年々、飲む量が増えていってるように思う…
そして悟は相変わらず毎日違う女の人と遊んでいるようだ
夜遅くに帰ってきては
毎日毎日、違う香水の匂いが私の鼻についた
もう十二歳の私にも理解できる
彼女ではない
きっとこの香水をつけてる女の人達は一夜限りの相手なのだろう
悟がそう言う付き合いでいいのなら私はいいのだが…
一様、一緒に暮らしている私に少しは配慮をしていただきたい
毎日毎日、いろんな香水を嗅ぐ私の身にもなって欲しい…
その年から私は臭いを嗅ぐのが嫌で
それをきっかけで煙草を吸い出した