六歳の私と高専生活-玉折編-
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私も六歳になり、高専から小学校へと通い出した
入学する前に清香お婆ちゃんがわざわざ愛媛から来てくれて
私のランドセルや入学式の服やらたくさん買ってくれた
剛お爺ちゃんは足が悪いので、清香お婆ちゃんが来てくれた
入学式の写真には清香お婆ちゃんと夜蛾先生と三人で写ってる写真になった
離れて暮らしているが、蘭家の人達は凄く優しい人達で私は幸せ者だ
傑お兄ちゃん達は高専三年生へと上がり
悟お兄ちゃんはこの一年でさらに術を磨き、最強になっていた
傑お兄ちゃん、悟お兄ちゃんとよく一緒に任務に行ってたのに…
最近は二人とも単独任が多いようだ
私も学校に行き出したのもあり、傑お兄ちゃん達と会わない時間が長くなってきた
たまに時間が合えば傑お兄ちゃんと会っていたが
会う度会う度、少しずつ傑お兄ちゃんの様子がおかしいことに私は気づいていた
季節は暑い夏となり、私は今日から夏休みに入る
傑お兄ちゃん達と会う時間が増えることに喜びを隠しきれないでいた
夜蛾先生には許可を得て、夏休みに中は高専の寮へと寝泊まりしてもいいことになったのだ
傑お兄ちゃんの部屋へと入った
まだ任務から帰ってきてないようで
私はソファーへと座り、傑お兄ちゃんの帰りを待った
何時間か経った後、部屋の扉が開き傑お兄ちゃんが帰ってきた
傑お兄ちゃんにおかえりなさいっと言って久しぶりに傑お兄ちゃんをみた
傑お兄ちゃんは笑顔でただいまっと言ってくれたが
最後に会った傑お兄ちゃんのときより、私の心が痛く締め付けた
幼い私には上手に言うことができないが…
直感でこのまま傑お兄ちゃんを一人にしてはだめだと感じた
ソファーの上に立ち私は傑お兄ちゃんに抱きつき、頭をそっと撫でた
「傑お兄ちゃんは優しいからね、少し休憩しないと倒れちゃうよ。」
傑お兄ちゃんは少し驚いた顔をしたが、黙って私の話を聞くと抱きしめ返してくれた
悟や硝子でも気づいてないのに
由奈にはすぐにばれてしまうんだね
「あのね、今日から夏休みなんだけど。清香お婆ちゃんがね!傑お兄ちゃんと一緒に遊びに来なさいってお手紙貰ってるんだ!だから一緒に行こ!!」
由奈は鞄から清香お婆ちゃんの手紙を傑お兄ちゃんへと見せた
その手紙を受け取り、傑お兄ちゃんは少し困った顔をして手紙を読んだ
「夜蛾先生は知っているのかい?私に由奈を里帰り中、護衛するようにって書いてあるんだけど。」
「まだ言ってないけど、夜蛾先生は清香お婆ちゃんに逆らえないからね〜呪霊の任務は一旦お休みして、一緒に行こ!」
しばらく悩んだ傑お兄ちゃんは先生が言ったらいいよっと言ってくれたので
私はすぐにポケットから携帯電話を出すと、夜蛾先生に電話した
「先生?傑お兄ちゃん明日から清香お婆ちゃんの愛媛に私と帰るから!えっ?だめ?!!清香お婆ちゃんが傑お兄ちゃんに護衛頼んだ手紙がきてんだけど?うん、わかった!」
ぴっと電話を切ると傑お兄ちゃんに大丈夫だったよっと言った
ダメって言ってたのに先生、清香さんには逆らえないんだ…っと一瞬で悟って傑お兄ちゃん
「わかったよ、明日から由奈の護衛で愛媛に飛んだらいいんだね?」
「やったー!傑お兄ちゃんと行けてよかった〜飛行機朝一のに乗ろっか!清香お婆ちゃんに連絡してくるね!傑お兄ちゃん、荷物作っててよ!」
私は部屋を出て、清香お婆ちゃんへと電話しに行った
傑お兄ちゃんは由奈が出ていたのをみて、疲れたのかベットへと寝転んだ
私は由奈に助けてもらってばかりだ…
この護衛任務はきっと私を心配した由奈の計らいだろうな…
あの天内理子の任務から私は自分に言い聞かせている
私が見たものは何も珍しくない周知の醜悪
知った上で私は術師として人々を救う選択をしてきたはずだ…
ブレるな、強者としての責務を果たせと…
「猿め…」
そう呟き、私は眠りに落ちた
私はあの後すぐ寝てしまったのか…
私は開けると目の前に由奈顔があった
そっか、今日から夏休みだからここで寝たのか…
しばらく任務ばかりで由奈と会う時間が合わなかったからな…
久しぶりに一緒に寝たな
私はそっと由奈の前髪を触った
すると由奈目を擦り目が覚めたようだ、私へと微笑みおはようと言ってくれた
そこから由奈は覚醒して私の荷物を準備を手伝ってくれて
一緒に飛行機へと乗り
清香さんの愛媛へと向かった