幼い私の世界
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世間の人から見れば
大好きな母が私に対しての接し方は間違っていると気づき
俗に言う虐待になるのだろう
でも四歳の私にはそれが虐待であるとも理解できるはずもなく
逃げることもできず
毎日殴られ、ご飯を作ってくれなくても
私にとっては大好きな母なのだ
家から離れると公園に着き、大好きなブランコに乗って空を見上げた
星が輝き真っ暗な世界が広がっていた
夜の公園には遊びに来ている子供もいるわけなく、ひとり寂しく揺られていた
「私が変な者見えちゃうから…ママは私のこと嫌いなんだ。」
母のことを思い出すとまた涙が溢れ出た
「主よ、泣くでない。こんな幼な子を引っ叩き、一人ほったらかしにする馬鹿親なんぞのために流す涙などない!」
由奈の横に赤い着物を着た鬼が現れ、流れ落ちる涙を拭いた
「前鬼の言う通りじゃ、主は何も悪くないのじゃ。主の眼にはわらわ達が見えているが、見えぬだけなのじゃ。さぁ、これでも食べて腹を満たさぬと!小さき体ゆえ、成長せぬぞ」
前鬼と言われた赤い着物を着た鬼の隣から青い着物を着た鬼が現れ
由奈へとパンを食べるようにと渡した
すると泣いてばかりいて晩ご飯をたべてないことに気付き、お腹の虫が鳴いた
「えへへ、後鬼ちゃんありがと!いただきまーす!」
後鬼と言われた青い着物を着た鬼からパンを受け取り、嬉しそうに頬張った
「主に近寄ってくる呪霊達は、わらわ達。前鬼後鬼がお守りいたしまするゆえ。主様、安心なさいませ!」
「いつもありがとう、二人とも大好きだよ!」
後鬼と言われた鬼の女性はそっと頭を撫でてくれて、私を安心させてくれた
前鬼と後鬼と言う鬼は
何故か私が生まれたときからそばにいてくれていた
母には見えていないけど
私がまだ話せない赤子のときから大好きな母に変わり、世話をしてくれる
喋れるようになった今も、こうやって私のことを心配してくれる
私にとっては第二の父と母のような存在だった
食べ終わりブランコから降りると、さきほどまでの空気とは違い
不気味な気配を感じ、前鬼と後鬼は敵から私を守るように立ちはだかった
「主よ、絶対に儂らから離れてはならぬぞ!今回の呪霊はいつもの雑魚とは違う!」
東京と言う場所はあの平安なみに魑魅魍魎な場所であるな...
特級か?
じゃが儂らにとっては敵ではないがの
そう言って前鬼は背中の斧を持つと敵に向かって構えた
「そなた特級呪霊かの?ん?まだ喋れぬか。この程度の輩が、わらわ達の主を狙ってくるとはの…身の程を弁えぬか!!」
後鬼は持っていた水瓶から水をだすと水檻を作り
目玉だらけの特級呪霊を水檻へと閉じ込めた
呪霊は暴れるが、後鬼の作った水檻からは出られず
それを見た前鬼が素早く斧を振りかざし、呪霊を叩き潰し滅した
怖くて二人の後ろで目を閉じていた私は、お化けの気配がなくなったのを感じて
私はそっと目を開けた
「あれ?ここに呪霊がいたはずだったんだけど。君が祓ってくれたのかい?」
後ろを振り返ると、厳ついピアスに改造制服を着たお団子頭の男が立っていた
「傑、この式神鬼だぞ!しかもイケメ〜ン!まぁ俺には負けてるけどな〜」
真っ白な髪に黒いサングラスの男がポケットに手を入れて後ろから歩いてきた
後鬼は素早く私を抱き上げると前鬼が斧を男達へと向かって振り上げた
「ダメ!!!前鬼ちゃん、この人達は怖いお化けじゃないよ!!」
私の声を聞いた前鬼は男目掛けて振りかざしていた斧止めた
「ふー、危なかった。止めてくれてありがとう!君のお名前を知りたいんだけど、教えてくれるかい?そして何故こんな時間に公園にいるんだい?」
男はそっと私に近付いて怖がらないように優しく話しかけてきてくれた
「私は由奈ママがお家にいちゃダメって言ったからお外にいるの。お兄ちゃん達は誰?」
「由奈ちゃんか、私は夏油傑って言うんだ!ママが言ってたのかい…?」
夜蛾先生の目を盗んで悟と高専からでてきたら
まさかコンビニの帰りに呪霊を感じたから来てみれば
こんな幼い子供が特級呪霊を祓ってる現場に遭遇するなんて…
しかもこんな時間に外を出歩かせるなんて、虐待だろうな
「傑、このガキ絶対母親に虐待されてるだろう。由奈ね…その年で式神使うなんて、御三家の連中が知ったら欲しがるだろな〜」
白髪頭の男の言葉に、私はすこし怖がると
傑と言った男が白髪頭を叩いた
「悟、幼い子供にそんなこと言ってはだめだよ!由奈ちゃん、ここにいたら怖いお化けの呪霊がまた君を襲ってくるかもしれない。お家に帰れないなら、とりあえず今日は私の通っている学校に泊まらないかい?」
こんな暗い公園に子供を置き去りにはできないしな、寮を出たのばれて先生に怒られるけど
虐待もされてるようだし、なにより呪力が高い子のようだし
このままは危険だ…
夏油傑はそっと私に腕を伸ばした
「おい、傑!夜蛾に怒られるだろうが!あ〜ぁお人好し坊ちゃんだぜ、最悪〜」
白髪頭は叩かれた頭を撫で、すこし不機嫌な表情をし
文句を言いつつ、コンビニの袋からシュークリームを出すと
先程の不機嫌な顔は消え、美味しいのかご機嫌な様子で食べ始めた
「この者達と行くか主様が決めることではありますが…この者達は呪術師、関わらぬ方が主様のこれからの人生には良いと儂は思いますぞ」
前鬼ちゃんはそう言ってくれたけど…
紅い瞳で差し伸べてくれている傑と言った男を見つめた
傑ってお兄ちゃんは嫌な感じが一切見えない
この人は心から私を心配してくれて、私を助けてくれる人だ
この人なら着いて行っても大丈夫
小さな手をそっと伸ばし、傑の手を握ると
夏油傑は握り返し、後鬼から私を抱き上げてくれた
「いつもは公園で前鬼ちゃんと後鬼ちゃんと寝てるけど。今日は傑お兄ちゃんとこ行く!」
夏油傑の腕の中へと行くと、前鬼と後鬼は私に一礼すると消えた
「よかった!さてそれなら高専へと帰るとするか。悟、すまないが私と一緒に夜蛾先生に怒られてくれるかい?」
「けっ!兄ちゃん呼ばわりされやがって。傑お兄ちゃん、仕方ねえから俺も怒られてやるよ!俺のことは悟お兄様と呼べ、がきんちょ!」
白髪頭男は悟と言う名前なようだ
「悟お兄ちゃんにしといてあげるよ」
すこし偉そうなお兄ちゃんのようなので様付けはしてやんないっと舌を出した
「こいつ、イケメンな五条悟お兄様にべーしやがった!やっぱりこのガキ置いてこうぜ!」
無理矢理傑お兄ちゃんから私を引っ張り出そうとして
傑お兄ちゃんにまた怒られていた
「悟、やめないか!大人気ない。由奈ちゃんの方が悟より大人じゃないか。君は何歳なんだね?」
「私は四歳だよ!」
「げっ、お前まだ四歳なのかよ!生意気だから六歳ぐらいかと思ってたぜ」
「悟、君は四歳の女の子と喧嘩してたんだよ…私達は高専一年生なんだ。しっかりしてくれよ、相棒」
夏油傑は呆れたように笑うと
私もこの感じが楽しくて久しぶりに笑った
大好きな母が私に対しての接し方は間違っていると気づき
俗に言う虐待になるのだろう
でも四歳の私にはそれが虐待であるとも理解できるはずもなく
逃げることもできず
毎日殴られ、ご飯を作ってくれなくても
私にとっては大好きな母なのだ
家から離れると公園に着き、大好きなブランコに乗って空を見上げた
星が輝き真っ暗な世界が広がっていた
夜の公園には遊びに来ている子供もいるわけなく、ひとり寂しく揺られていた
「私が変な者見えちゃうから…ママは私のこと嫌いなんだ。」
母のことを思い出すとまた涙が溢れ出た
「主よ、泣くでない。こんな幼な子を引っ叩き、一人ほったらかしにする馬鹿親なんぞのために流す涙などない!」
由奈の横に赤い着物を着た鬼が現れ、流れ落ちる涙を拭いた
「前鬼の言う通りじゃ、主は何も悪くないのじゃ。主の眼にはわらわ達が見えているが、見えぬだけなのじゃ。さぁ、これでも食べて腹を満たさぬと!小さき体ゆえ、成長せぬぞ」
前鬼と言われた赤い着物を着た鬼の隣から青い着物を着た鬼が現れ
由奈へとパンを食べるようにと渡した
すると泣いてばかりいて晩ご飯をたべてないことに気付き、お腹の虫が鳴いた
「えへへ、後鬼ちゃんありがと!いただきまーす!」
後鬼と言われた青い着物を着た鬼からパンを受け取り、嬉しそうに頬張った
「主に近寄ってくる呪霊達は、わらわ達。前鬼後鬼がお守りいたしまするゆえ。主様、安心なさいませ!」
「いつもありがとう、二人とも大好きだよ!」
後鬼と言われた鬼の女性はそっと頭を撫でてくれて、私を安心させてくれた
前鬼と後鬼と言う鬼は
何故か私が生まれたときからそばにいてくれていた
母には見えていないけど
私がまだ話せない赤子のときから大好きな母に変わり、世話をしてくれる
喋れるようになった今も、こうやって私のことを心配してくれる
私にとっては第二の父と母のような存在だった
食べ終わりブランコから降りると、さきほどまでの空気とは違い
不気味な気配を感じ、前鬼と後鬼は敵から私を守るように立ちはだかった
「主よ、絶対に儂らから離れてはならぬぞ!今回の呪霊はいつもの雑魚とは違う!」
東京と言う場所はあの平安なみに魑魅魍魎な場所であるな...
特級か?
じゃが儂らにとっては敵ではないがの
そう言って前鬼は背中の斧を持つと敵に向かって構えた
「そなた特級呪霊かの?ん?まだ喋れぬか。この程度の輩が、わらわ達の主を狙ってくるとはの…身の程を弁えぬか!!」
後鬼は持っていた水瓶から水をだすと水檻を作り
目玉だらけの特級呪霊を水檻へと閉じ込めた
呪霊は暴れるが、後鬼の作った水檻からは出られず
それを見た前鬼が素早く斧を振りかざし、呪霊を叩き潰し滅した
怖くて二人の後ろで目を閉じていた私は、お化けの気配がなくなったのを感じて
私はそっと目を開けた
「あれ?ここに呪霊がいたはずだったんだけど。君が祓ってくれたのかい?」
後ろを振り返ると、厳ついピアスに改造制服を着たお団子頭の男が立っていた
「傑、この式神鬼だぞ!しかもイケメ〜ン!まぁ俺には負けてるけどな〜」
真っ白な髪に黒いサングラスの男がポケットに手を入れて後ろから歩いてきた
後鬼は素早く私を抱き上げると前鬼が斧を男達へと向かって振り上げた
「ダメ!!!前鬼ちゃん、この人達は怖いお化けじゃないよ!!」
私の声を聞いた前鬼は男目掛けて振りかざしていた斧止めた
「ふー、危なかった。止めてくれてありがとう!君のお名前を知りたいんだけど、教えてくれるかい?そして何故こんな時間に公園にいるんだい?」
男はそっと私に近付いて怖がらないように優しく話しかけてきてくれた
「私は由奈ママがお家にいちゃダメって言ったからお外にいるの。お兄ちゃん達は誰?」
「由奈ちゃんか、私は夏油傑って言うんだ!ママが言ってたのかい…?」
夜蛾先生の目を盗んで悟と高専からでてきたら
まさかコンビニの帰りに呪霊を感じたから来てみれば
こんな幼い子供が特級呪霊を祓ってる現場に遭遇するなんて…
しかもこんな時間に外を出歩かせるなんて、虐待だろうな
「傑、このガキ絶対母親に虐待されてるだろう。由奈ね…その年で式神使うなんて、御三家の連中が知ったら欲しがるだろな〜」
白髪頭の男の言葉に、私はすこし怖がると
傑と言った男が白髪頭を叩いた
「悟、幼い子供にそんなこと言ってはだめだよ!由奈ちゃん、ここにいたら怖いお化けの呪霊がまた君を襲ってくるかもしれない。お家に帰れないなら、とりあえず今日は私の通っている学校に泊まらないかい?」
こんな暗い公園に子供を置き去りにはできないしな、寮を出たのばれて先生に怒られるけど
虐待もされてるようだし、なにより呪力が高い子のようだし
このままは危険だ…
夏油傑はそっと私に腕を伸ばした
「おい、傑!夜蛾に怒られるだろうが!あ〜ぁお人好し坊ちゃんだぜ、最悪〜」
白髪頭は叩かれた頭を撫で、すこし不機嫌な表情をし
文句を言いつつ、コンビニの袋からシュークリームを出すと
先程の不機嫌な顔は消え、美味しいのかご機嫌な様子で食べ始めた
「この者達と行くか主様が決めることではありますが…この者達は呪術師、関わらぬ方が主様のこれからの人生には良いと儂は思いますぞ」
前鬼ちゃんはそう言ってくれたけど…
紅い瞳で差し伸べてくれている傑と言った男を見つめた
傑ってお兄ちゃんは嫌な感じが一切見えない
この人は心から私を心配してくれて、私を助けてくれる人だ
この人なら着いて行っても大丈夫
小さな手をそっと伸ばし、傑の手を握ると
夏油傑は握り返し、後鬼から私を抱き上げてくれた
「いつもは公園で前鬼ちゃんと後鬼ちゃんと寝てるけど。今日は傑お兄ちゃんとこ行く!」
夏油傑の腕の中へと行くと、前鬼と後鬼は私に一礼すると消えた
「よかった!さてそれなら高専へと帰るとするか。悟、すまないが私と一緒に夜蛾先生に怒られてくれるかい?」
「けっ!兄ちゃん呼ばわりされやがって。傑お兄ちゃん、仕方ねえから俺も怒られてやるよ!俺のことは悟お兄様と呼べ、がきんちょ!」
白髪頭男は悟と言う名前なようだ
「悟お兄ちゃんにしといてあげるよ」
すこし偉そうなお兄ちゃんのようなので様付けはしてやんないっと舌を出した
「こいつ、イケメンな五条悟お兄様にべーしやがった!やっぱりこのガキ置いてこうぜ!」
無理矢理傑お兄ちゃんから私を引っ張り出そうとして
傑お兄ちゃんにまた怒られていた
「悟、やめないか!大人気ない。由奈ちゃんの方が悟より大人じゃないか。君は何歳なんだね?」
「私は四歳だよ!」
「げっ、お前まだ四歳なのかよ!生意気だから六歳ぐらいかと思ってたぜ」
「悟、君は四歳の女の子と喧嘩してたんだよ…私達は高専一年生なんだ。しっかりしてくれよ、相棒」
夏油傑は呆れたように笑うと
私もこの感じが楽しくて久しぶりに笑った