渋谷事変-理非-
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本体の私は悟が閉じ込められている獄門疆へと大太刀を振りかざした、だが獄門疆のあと一㌢の所で振りかざした腕が止まった
交流会のときに千紅万紫に巻き付いていた色違いの黒い百万遍数珠が、私の手首に巻きつき獄門疆を斬るの防いでいた
斬ろうと力を入れるがびくともせず、柄から手を離すこともできず
偽の傑は瞬時に私の前に現れ千紅万死を握っている手に触れ
「ちっ!!」
数珠の能力なのか手が動かず、偽の傑にされるがままは私の性に合わないので
動く足で蹴りを放ったが、右脚は受け止められた
「最後まで抵抗するね…でも終わりだよ。少し痛いけど、我慢してね。後で治してあげるからね」
そう言って瞬時に私の手に触れると、握っている刀ごと、私の腹へと刺した
口から大量に血を吐き出し、私自身の手で千紅万紫が身体を貫いていた
あと少しだったのに…
悟に届かなかった
獄門疆を悔しそうに眺め、私は自分の手で千紅万紫を突き刺したまま獄門疆の側で地面へと崩れ落ち
偽の傑へと睨んだ
足元は大量に私の血が流れでていた
くそっ!
偽の傑は悟を救う私が千紅万紫を使うことを利用し、この呪具を用意してたのか…
見たところ、あの千紅万紫に巻き付いていた百万遍数珠と同じだが…
恐らく、黒いこの数珠は呪具は体の一部を動けなくする能力なんだろうね…
この数珠のせいで柄から手が離せないまま、千紅万紫で私の身体を貫かせ
刀の無力化の効果で反転術式もつかえず、紫電呪術も式神も出せない…
結果、私を簡易的に封印をしたってわけか…
この偽の傑…一枚上手だったわ…
「うッ…斬れると…思ったのにッ…」
床に埋め込まれている獄門疆を手に取ると袈裟の胸元へと入れ
偽の傑は笑い、私の身体に突き刺さっている刀を少し押した
押されたことで痛みにたえられず、私は歯を食いしばった
「君のことだ、私の狙いに気付いているのだろ?あの刀を封じていた数珠の持ち主をわざと君に倒させ、この千紅万紫をわざと使わせたんだよ。
もう一つのこの百万遍数珠、これは身体の一部分を動けなくする能力がある。これを君の手に巻きつけ動けなくし、千紅万紫を君の身体に突き刺せば捕縛成功ってわけさ。私の予想を遥かに超えた力を君は持っていたからね…
一筋縄じゃ捕まえられなった、でもやっと捕まえた」
偽の傑は私の顎を持ち上げて、血だらけの唇へとキスをした
偽の傑の舌が口の中へと入ろうとしたが、頑なに閉じている私に苛立ったのか
突き刺さっている刀の側を偽の傑の手が身体を貫き、強烈な痛さに一瞬私は口を開けてしまった
偽の傑はそれを見逃さず私の舌を絡めとり
刺されている状態でのキスに私の息は荒く、拒絶したいのに体に力が入らなかった
傑でない偽者にいいようにされるのが嫌で、舌を力一杯噛んでやった
「舌に噛み付くとは…由奈は少しお転婆すぎるね、少ししつけが必要だね…」
偽の傑は噛まれてキスをやめて、貫いた腕を引き抜くとの再び私の身体を腕で貫いた
「いッ!てぇ!!激し…すぎんだよ!ッ…DV野郎が!」
ディープキスしたいから口開けさす為に、普通身体貫く?
この男鬼畜すぎる…
刀に刺された傷口と、偽の傑に貫かれた二箇所の傷口からは血が溢れんばかり出ていた
偽の傑は何匹もの百足のような呪霊を出すと、私を無理矢理立たせて私の身体へと巻きつけさせた
百足の呪霊は私の傷口から流れ落ちる血を美味しそうに舐め
私を離さないように背中や胸・腕・足へと巻き付いた
「うん、なんかその姿エロいね。由奈には悪いけど、しばらくは刀を突き刺した状態でいてもらうよ。じゃないと君の紫電呪術で暴れられたら計画に狂いがでるからね…さて獄門疆もようやく回収できたし、一旦この場から離れよう」
血を流しすぎた私は、偽の傑の話を聞く前に意識を手放してしまった
偽の傑は百足に絡まった私と共にその場から消え去った