渋谷事変-理非-
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
八雷神を召喚した私に偽の傑は驚き、手を叩き喜んでいた
「八雷神は蘭姫でも召喚できなかった、それを由奈!君は召喚し調伏までするとは、恐れ入ったよ!ますます君が愛しいよ…」
偽の傑を無視し、八雷神の肩に乗っている私は八雷神の頬へとキスをした
「ヤンデレか?そんな男はモテないよ〜八雷神、悪いけどアレ相手してくれる?」
「袈裟を身に纏っている男か。主の命なら致し方ない」
八雷神は肩に乗せている私を落とさないようにすると、偽の傑へと目を向けた
「神をも魅了するか…私もその唇でキスしてもらいたいね、捕まえたらいっぱい愛してあげるよ」
「はい、それセクハラ〜死ね」
八雷神は背後の小さな八つの火の玉の一つが大きく燃え上がると、偽の傑の身体へと炎に を放ち身体は炎に包まれ身体を焼き尽くした
だが、炎の中から笑いながら偽の傑が出てきた
顔と腕に少し火傷の痕があるが、どうやら反転術式で瞬時に治したようだ
だが八雷神の炎は強力だったようで、完璧には治せなかったのか少し火傷を負ったようだ
「我の炎を喰らったはず…」
我の炎は皮膚は愚か、骨まで焼き尽くす…
この男…炎に包まれた後、瞬時に反転術式で治したか
ただの人間ではないな…
主の呪力は大きいが領域展開もして私の召喚、調伏。
そして二度目の召喚…
さすがに少し疲れが出ているようだな…
八雷神は偽の傑の並ならぬ術師の力に驚くと、主である私の疲れている表情に気がついたようだ
「さすが八雷神の炎だね、反転術式で治しても火傷を負ったよ…私じゃなかったら一発で焼け死んでいただろうね。裏梅も相手にしたからさすがに疲れたかな?」
偽の傑は腕の火傷を触ると、少し疲れがでている私へと笑った
私の額からは汗が溢れ出て胸元へと落ちた
「マジか…焼け死んで欲しかったんだけど」
この偽の傑、尋常じゃないぐらい強すぎる…
八雷神の炎で焼き尽くせないなんて…
獄門疆にさえ近づければ千紅万紫で斬りつけ、刀の無力化の力で悟を封印から出せれるのに!
偽の傑は私の刀の力も知ってる、だから獄門疆に近づかせないように警戒心が強いからな…
だが
一か八か、賭けるか!!
八雷神へと頭の中で偽の傑を一分間足止めするように伝え、八雷神の肩から飛び降り
狛犬を獄門疆の元へと放ち、電流を纏い霹雷を繰り出すと
偽の傑の辺り一体強烈な雷を落とした
「八雷神!!」
呼ぶ声と同時に、八雷神が炎の檻を偽の傑へと二重三重四重と囲い閉じ込めた
瞬時に獄門疆の側に移動すると待ち構えていた狛犬が口を開け、私に千紅万紫を渡した
紅眼の目で柄を握り、鞘から刀を抜くと
刀の無力化で八雷神も狛犬も、宿儺や篤也達の元にいる幻影の小さな私達も一斉に消え去った
悟が閉じ込められている獄門疆へと振りかざした