渋谷事変-霹靂-
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恵は脱兎を出して幻影の私と殺戮人形と化した甚爾から逃げ回っていた
家入りさんが治せてかつ、即復帰できる範囲の場所まで来ると
幻影の私と恵の前に電流が走り、本体の私が現れた
「恵!おそくなってごめん!生きてる〜?」
「由奈!遅い!!」
特級を圧倒した化物に俺の式神なんて瞬殺で、俺はやられると思ったが…
本体の由奈が来てくれたなら安心だ!
現れた私に怒りながらも安堵した様子の恵
本体の私が出現により強者の私へと甚爾は狙いを変え、恵を無視し本体の私へと攻撃体制を構えていた
「甚爾、悪いけど恵は貴方にやらせないよ。この子を殺したら貴方は本当の屑な男になっちゃうからね〜」
甚爾は素早く私の間合いへと動くと、尖った游雲で私の心臓を狙ってきたが
游雲を軌道からずらした私は甚爾の腹へと瞬時に五発打撃を入れ、蹴りを入れると吹き飛ばした
「マジかよ…」
由奈の奴、あの化物に簡単に打撃を入れやがった
「恵、こんな奇跡起こらないからね。甚爾の動きをよく覚えておきなさい」
吹き飛ばされた甚爾は砂煙の中から一瞬で出て来ると由奈の頭上に飛び上がり踵落としをしようとした
「甚爾、悪いけどガキの頃の私とは違うんだよ」
踵落としをしようとした甚爾の足を反対に受け止めると、足首を持ち壁へと投げ飛ばした
だがまた瞬時に立ち上がり、私を殺そうと数え切れない打撃を繰り出した
私も負けるわけにはいかないので、それを全て受け流していった
甚爾からの攻撃を受け流しながら、恵へと喋りかけた
「恵!呪力がない甚爾でもこんなに強いんだよ!でも御三家では強い甚爾でも人以下の酷い仕打ちをされてきた…呪術界は屑。ねぇ、そうでしょ?甚爾!」
紫電呪術で電流を甚爾の身体へと流し、腹へと一撃を喰らわした
腹には私の腕が突き刺さり、血が大量に溢れ出た
甚爾の攻撃は何故か止まり、すると優しく私の頭を撫でてくれた
「この呪術、由奈か…やっぱいい女になってやがんじゃねぇか。まぁ、俺の嫁には負けるが…体の方はオマエの方がエロい。」
甚爾の言葉に私は腹に突き刺した腕を引っこ抜くと笑い、抱きつき頬へとキスをした
「甚爾!自我が戻ったんだね〜それが第一声って…相変わらずだね、屑。」
甚爾の意思が蘇ったようだね…
私に抱きつかれたまま、目の前に立っている恵へと目を向けた
「オマエ名前は」
「…?伏黒…」
「…禪院じゃねぇのか、よかったな。由奈こいつ任せたぞ」
私は頷くと離れ、甚爾は游雲の鋭い先を頭に突き刺すと自害し倒れた
今度こそおやすみ
甚爾
私は自害した甚爾へと手を合わせ、祈りを捧げた