鈍感と鈍感
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執務室に向かっている道中に会話はなかったが、鬼灯様と2人で歩いているという事実だけで満足だった。
隣を歩きたい気持ちはあったが、そんな勇気はなく一歩後ろを歩く形になってしまっている。
抱きついたりは平気なのだが、こういったことは変に気恥ずかしく隣を歩くことさえままならない。
そうこうしていると、あっという間に執務室に到着した。
『おっふぅ』
扉を開けると書類の山がいくつも積み重なっていた。
手伝うと声をかけてよかった、鬼灯様一人だったらきっと徹夜コースだった。
「では柚さんはこちらの山をお願いします」
『はい』
黙々と作業をする私と鬼灯様。
仕事の時は真面目な私です。
『鬼灯様、この焦熱地獄の温度なんですけど前回からのものに比べて低くなっているんですが』
「確かに、明日視察に行って直接聞いてきます」
『では、こちらに明日用を他のともまとめて入れておきます』
それから数時間後なんとか書類の整理も終わり一息ついていました。
「ふぅ、助かりました」
『いえいえ、お役に立てたのなら幸いです』
「夕飯を食べ損ねましたので、夜食でも一緒にどうですか?」
『鬼灯様からの、お誘い…?断る理由が見つからない、嬉しすぎて発狂しそうなレベルです。よろしくお願いします』
「では、行きましょうか」
『はいっ』
その後鬼灯様との楽しい食事を終え食堂で別れ、今はお風呂に来ています。
眠い、すごく眠い。
さっきまでは気も張ってたし、楽しかったから感じなかったけど眠気がヤバい。
ダメだ。寝てしまう。
もう、今日は髪乾かさんどこ。
湯船から上がり目をパシパシさせながら身体を拭いて浴衣に着替え軽く帯を締める。
正直きちんと帯を締めれてるかの自信はないが部屋までそう遠くはないのであまり気にせず浴場を出る。
そのまま部屋に入り布団にダイブした。
ん、布団の匂い、、こんな、だっけ?
いつ、、もと、違う気が、、、す、、る、、、。
疑問に思いながらも眠気には勝てずそのまま爆睡してしまった。