鈍感と鈍感
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『鬼灯様ぁ‼』
黒地に鬼灯マークの着流しを着ている私の上司。鬼灯様。
廊下をスタスタと歩く背中に向かって私はダイブをした。
ゴスッ
流石鬼灯様、見事頭にクリーンヒットです。
しかし、抱き着くことには成功したので満足です。
「柚さん、ウザいです」
『女は押して押して押しまくるしかないのです‼待っていても来ないのですから』
「離しなさい、だいたい仕事はどうしたんですか」
『終わりました‼ですので、その確認のお願いと鬼灯様のお仕事のお手伝いに来ました』
「仕事は完璧ですね。余計に腹が立ちます」
『そういえば不喜処地獄の人手不足は大丈夫ですか?』
「えぇ。先ほど3匹スカウトしまして、ついでに天国の人員も解消しました」
『んー、では私は白澤様の所に行ってきます』
「は?」
うん、無駄に威圧感がある。
そんなに白澤様のことが嫌いなのか、馬が合わないのか。
「何故行くんです」
『誰かさんが大王の頭を殴りまくるからその薬を貰いにいくんです』
「そんなのは本人に行かせればいいでしょう」
『いやいや、今日もバカみたいに亡者が来てるんだから無理ですよ』
「チッ」
『鬼灯様も白澤様に用事があるなら一緒に済ませてきますよ』
「……ではこの書類に記載してあるものを貰って、各部署に持って行って下さい」
『はい、では帰ってきたらご褒美のチューをください。』
頬に張り手を食らう。
さっさと行きなさい。と促され私は急いで白澤様のいる天国へと向かった。
きっと歩いてたら絶対また殴られる。
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