8.警告
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それから数日間、いつものメンバーで集まり試験勉強をした。
そしてついに、試験当日がやってきた。
1日目が終わり、2日目も無事に終了。
過去問のおかげで結構良い点数がとれそうだ。
試験の期間中は午前で学校は終わり、みんな昼ご飯を食べずに下校する。
だからさっき、こゆんから美姫が帰りにお昼食べて帰ろうって!と声をかけてきた。
ホームルームが終わった美姫と合流し、階段を降りる。
その時、ちょうど目の前に俊也君とヨータが歩いているのに気が付く。
「あ、2人ともいいところに!一緒にご飯食べな~い?」
「テストお疲れー!いいね。」
美姫がお昼に誘うとヨータは嬉しそうに返事をした。
俊也君も軽く頷き、テストどうだった?と声をかけてきたので
まぁまぁだったよ、と答える。
美姫もこちらへと振り向き、私は絶好調!なんて調子がいいことを言っていた。
校舎を出ようとしたところで、後ろから声が聞こえたので振り向くと不機嫌そうに雨宮君が立っていた。
「えー、なんか俺の扱い酷くない?」
「ミナト…。そんなことないよ?たまたまヨータと北村君と合流しただけだし。」
雨宮君がぐいっと美姫に顔を近づける。
美姫はたじろぎ2、3歩後ろに下がりながら答えた。
「……。俺だけ仲間外れなのー?かなしー。」
「雨宮君も時間大丈夫だったら、お昼一緒に行く?」
ヨータと俊也君も行くなら誘わないと可哀そうだよね。
私なら全然気にしないけど、雨宮君はみんなでワイワイするの好きだろうし。
「行く行くー!唯ちゃんありがとう♪」
ということで。
嬉しそうな笑顔を見せた雨宮君も含めた6人で駅の近くにあるファミレスにやってきた。
お昼時だからか結構混んでいて、6人で座れる席が無かった。
待つのも時間が勿体ないので、空いていたテーブル席を案内してもらいみんなで座る。
ソファの椅子なので、3人ずつ座っても問題なさそうだ。
奥にこゆんが座ったので私も続く。
通路側には美姫が座った。
正面には男子3人。
やっぱり男子が3人並ぶと肩がぶつかっていて少し窮屈そうにしていたけど。
美姫が頼んだドリアが美味しそうだったので、私も同じものを頼む。
こゆんと雨宮君、北村君は麺類。
そしてヨータはドリアとパスタとハンバーグにライス…とかなり頼んでいた。
そんなヨータを見て美姫は私も追加しよ~と呟き、ミニピザとサラダを注文している。
2人の胃袋どうなってんの…?
美姫は小柄なのに…太らない体質が羨ましい。
「え、分かんない。あと5個も間違いある?」
「ぶどうの数は?」
「もう見た。」
注文したものが来るまで、メニュー表の裏にある間違い探しをじーっと見ている美姫。
同じく通路側に座っていた雨宮君が美姫の手元を覗き込んだ。
「あ、見っけ。…あ!ここも。」
「ちょっと待って、ミナト早い!」
「早く見つけないとドリア来ないよ。」
「そういうシステム!?」
普通だ。
雨宮君も美姫も……。
私が心配することも無さそうな雰囲気で安心する。
そんな2人の様子を微笑ましく見ていたら、バチッと雨宮君と目が合った。