6.矢印
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
(小雪side)
ダイナマイトポテトを片手に歩く美姫。
この後夕飯って言ってたのに。
よく体型維持できてるよ。
「思ったよりも、2人ってミナトと仲良いんだねー。」
楊枝でポテトを刺し、口に運ぶ美姫。
声のトーンがいつもより低く感じる。
表情も暗いままで無言になっている美姫を見て、なんて言えばいいのか分からなくなった。
「………。」
「前に、絡まれたってヨータが言ってたけど…いつからミナトと知り合いだったの?」
「ほんと、最近だよ?公民館行った日の少し前ぐらい…?階段の踊り場で話しかけられて……。」
「何て?」
……?
鋭い視線で私を見つめてくる美姫。
こんな目で見られたこと今まであったっけ?
「……。何だっけ、アレ……?」
「こゆん……。」
ガクッと肩を落とす美姫は小さくため息をついた。
「なんかゴメン。……でもほんと大したことは喋ってないから。」
「まー…ならいっか。……後は唯、か…。」
「……?」
少し考えた後、いつも通りの雰囲気に戻っていた美姫。
……もしかして。
美姫→雨宮君だったりする?
あれ、でも雨宮君は?
最近別れたって言ってたけど……唯のこと気になってる?
あと、今日初めて顔を合わせた北村君。
彼も唯のこと、かなり気にしてるようだった。
え、あ……ちょっと待って。
美姫→雨宮君→唯←北村君ってこと?
でも唯は…。
まだ元カレのこと引きずってるみたいだし。
すぐに新しい恋に発展する気配はなさそうだ。
複雑に絡み合う矢印。
この矢印が更に錯綜することになるなんて。
この時はまだ気づかなかった。
6/6ページ