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つぶやき

記事一覧

  • キミ無しじゃ(洋平夢)

    20210825(水)16:09

    『洋平は彼女バカだよな』

    いつかアイツらに言われた気がするけど、そのとーりなんだよな。だってしょーがねぇじゃん。可愛くて可愛くて仕方ねぇんだから。

    「洋平、おはよ」

    今日も朝イチの教室で声をかけられる。愛しの彼女に。いつだかの席替えの時に、くじを不正したおかげでオレらは隣の席同士だ。いや、言っておくが、、、別にオレが無理やりやったわけじゃないからな。ダチである花道がゆずってくれたんだ。

    「相変わらず遅刻ギリギリだね、洋平は」

    少しだけ呆れた顔で言う彼女にオレは「うるせぇ」と笑いながら、優しく頭を撫でた。ーと、その時オレはある事に気がついた。

    「今日髪型ちげぇんだな」

    いつもはおろしている髪の毛が、今日は1本にまとまっていたのだ。なんだか新鮮で柄にもなくドキッとしてしまう。すると食い気味に「気付きた?!」と彼女は椅子ごと引きずってオレに近づいてきた。

    「可愛い?!ねぇ、可愛い?!」

    まるで耳とシッポが見えてくるようだな。
    オレは「当たり前だろ」と言いながら、その頭にポンポンと手を乗せる。満足気そうな笑顔を見せると、彼女は自分の席へと椅子を戻した。

    「今日雨だからさ、なんか髪の毛広がっちゃって。だから縛ってきた」
    「前に不器用だから縛るの苦手って言ってなかったか?」
    「え?!よく覚えてんね!そう、超苦手だけど頑張った。洋平に可愛いって言われたくて」

    へへへと笑う彼女。そう、この笑顔に惚れたんだ。無邪気に笑うこの笑顔にオレはいつからか夢中になり、結果として彼女バカになっちまった。
    そしてそんな彼女を見ながらオレは思うんだ。

    ホントに可愛くて仕方ねぇよ。
    出来ることならこのまま押し倒してやりてぇってなって。サルみてぇだけど、高一男子なんてみんなこんなもんだろ。
    好きな子を抱きたい、好きな子と一生一緒にいたいって、ガキだけどそう思う気持ちはいつだって本気なんだ。

    だから、オレはもうキミ無しじゃ無理ってことーーー。







    夢つぶやき

  • 婚姻届けを出したあとの車の中

    20210823(月)08:25

    婚姻届けを出したあとの車の中

    〇洋平
    「今日からよろしくね、奥さん」
    頭ポンポン

    〇リョータ
    「オレ一生かけて大事にするから!」
    赤くなった顔と真剣な瞳

    〇三井
    「あの…その、アレだ。これからもよろしくな」
    そっぽ向きながら手を握ってくる

    〇花道
    「奥さん……オレの奥さん」
    じーんと感動

    〇流川
    「ずっとそばにいる」
    優しい微笑み

    〇信長
    「なんかめちゃくちゃ照れるな」
    恥ずかしそうに笑いながら

    〇神
    「オレ今、世界一の幸せ者だ」
    そっと手を握ってくる

    〇牧
    「妻か…悪くない響だな」
    フッと微笑む

    〇藤真
    「やーーっと正式にオレだけのモンになったな」
    笑いながら頭くしゃくしゃしてくる

    〇花形
    「大袈裟かもしれんが、オレはこの日を一生忘れないだろうな」
    やさしく微笑む

    〇沢北
    「よっし、行くか。オレの嫁さん!」
    こっち向いてニカッと笑う。

    〇深津
    「これから先色々あるだろけど、2人なら乗り越えられるピョン」
    頭なでなで

    〇諸星
    「ありがとうな…オレ絶対お前を幸せにするからな」
    こちらではなく、真っ直ぐに前を見ながら

    〇岸本
    「ずっとオレが面倒みたる、ついてこいや」
    ぎゅっと手を握ってくる

    〇南
    「なんやあんまり実感ないなぁ?なぁ、奥さん?」
    こっち見てニヤリ

    〇土屋
    「2人で幸せになろな」
    頭なでなで

    〇仙道
    「人妻っていい響きだな……ね?」
    こっち見てニコッ





    キャラ別夢つぶやき

  • 内線電話(三井夢)

    20210818(水)10:57

    今日も一日頑張るか、と家から持ってきた野菜ジュースをじゅぅぅっとストローで飲み、気合いを入れる。正直なところこの味はあんまり得意ではない。というか、こんなジュースなんかじゃなくて、きちんと本物の野菜を採らないとダメなんだよな…うん、分かってるよ。
    そんな事を思いながら目の前のパソコンの画面に目をやり、マウスに手をかけたその時、自分のデスクの電話が鳴った。ナンバーディスプレイの番号を見て、私の心臓はドキッと跳ね上がる。ふう、と1つ息を吐き、私はそっと受話器を取った。

    「はい、△△課、〇〇です」
    『相変わらず声つくってんな』

    ……こんな第一声ってある?
    ドキドキしていた私のトキメキを返してください。なぜドキドキしていのか?そんなの1つしかないじゃない。ナンバーディスプレイの番号が好きな人からの内線番号だったからだよ。去年まで同じ課で働いていた三井さんの。

    「三井さんだってわかってたらつくりませんよ」

    私の嘘つきめ。ホントは三井さんの内線番号覚えているくせに。覚えているから番号を見てドキドキしていたくせに。いつまでたっても素直になれないなんて子供みたい。

    『覚えとけよ、オレの番号』
    「な、なんでですか」
    『なんでって…そりゃあ……』
    「…………」
    『…………』

    社内電話でこんな沈黙ある?クレーム対応でもこんなに黙ることなんてないよ。むしろクレーム対応で黙ったら火に油を注ぐしね……って違う。こんな事考えている場合じゃないんだって。

    「そ、それでどのようなご要件ですか?」

    私はゴホンとわかりやすく咳払いをして、わざと丁寧に聞いた。

    『お、おう。加藤いるか?』
    「え?私に用じゃないの?!」
    『別にいいじゃねぇか』
    「三井さんこそ相変わらずじゃないですか、番号間違えるとか」
    『間違えてねぇよ』
    「え?」

    間違えてないって……。加藤くんに用事なのにわざわざ私の番号に電話してきたって事?
    それって、、、えぇ?!

    『とりあえず加藤いるか?』
    「あ、はいっ!ちょっとお待ちください」

    ガチャ……と受話器を置いた私はデスクの隅の方に追いやられていた野菜ジュースを手に取り、それを一気に飲み干した。

    「それそんなに美味しい?」

    迎えのデスクにいる同僚にそんな言葉を投げかけられ、私は「え?!」と声を出す。なぜそんな事をいきなり言われたのか疑問しか浮かばない。

    「めちゃくちゃ美味しそうな顔して飲んでるから」

    そう言われ私は思わず両手で顔の下半分を隠した。きっとその顔はニヤけていたに違いない。三井さんのせいだよ。
    さっき保留ボタンを押す瞬間、耳元から聞こえてきた三井さんの一言。その言葉のせいで私の今日の仕事は手につかない事が決まったのだから。

    『……そのうちちゃんと言いに行くから』




    その頃三井はーーーー

    「なんか三井顔赤くね?熱あんじゃねーの?」
    「あ?ね、ねぇよ!」

    デスクに置いてある缶コーヒーを一気に飲み干したオレはそれを持って席を立った。いや、ある意味熱はあるかもしんねぇ。歩きながらオレはさっきの電話を思い出す。
    なんだよ、ちゃんと言いに行くとか……とっとと言えばよかったんだ。

    好きだーーーって。

    もし振られたら気まずいとか、ガキみてぇな事で踏ん切りをつけられないままだった。けど、毎日は会えなくなったことで完全にブレーキが効かなくなっちまったみてぇだ。

    「くそっ……早く言いてぇなぁ」

    オレは思い切りコーヒーの空き缶をゴミ箱へ投げ捨てて、自分のデスクへと戻るのだった。






    夢つぶやき

  • 帰り道(洋平夢)

    20210813(金)16:31

    世の中はお盆休み真っ只中、私は絶賛お仕事真っ只中。目の前のパソコンにかじりつくようにパチパチとキーボードを叩く、いつもよりも強めに。
    え?別にイラついてなんてないよ?昼休みに見たSNSに、いろんな友達が楽しそうなお盆休みの風景を投稿しているのを見たからって、別にイラついてなんてないよ?…別に……別に……………

    「いいなぁお盆休み!」

    ッターン!とエンターキーを思いっきり押したあと、思っていたことを口にした。隣からは「あはは、ついに言っちゃった」と同僚の笑い声が聞こえてくる。私が働いているこの職場は祝日はお休みだが、お盆は祝日では無いため公休では無いのだ。だが、今時期は夏季休暇をとることもできるので、休もうと思えば休めた。

    「でもさ、お盆って仕事捗るんだよね」
    「それ」

    そうなのだ。私がお盆に休みを取らない理由はこれ。電話も滅多にならないし、休みをとる職員が多いため、他の仕事も入ってこない。いわゆる自分の仕事だけを無心に進めることが出来るのだ。その為私はあえていつもお盆に夏季休暇をとる事はしていなかった。だから自分が決めたことに文句を言っている事はわかっているけど…けど……

    「休みとれば良かったかなぁ…」

    はぁ、とため息を付いたあと先週に旦那である洋平と話した会話を思い出した。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    「お盆?」
    「うん。洋平休みでしょ?私も休みとった方がいい?」
    「任せるぜ。別に無理に合わせる必要はねぇよ、仕事捗るんだろ?お盆は」
    「そうなんだよね、でもどっか行きたくない?」
    「そりゃ行きてぇけど、別にわざわざ混んでる時期じゃなくてもいいんじゃね?オレは割と休み合わせられるしな」
    「ありがとう、洋平」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    うん。我が旦那ながらスパダリだと思うわ、ホントに素敵な旦那様です。その為にもお盆はバリバリ働いて、夏季休暇をとって洋平とどっか行くんだ!そう思い私は今までに発揮したことが無いような集中力で、仕事を終えたのだった。

    今日は帰って「ただいま」と言ってもいつもとは違う。ちゃんと「おかえり」と優しい声が返ってくる、そう思うと職場を出る私の足取りも軽くなり、外に出た時の空気もなんだかいつもよりも気持ちよく感じたーーー、とその時私の目に飛び込んできたのはガードレールに軽く腰をかけて、タバコを吸っている洋平の姿だった。

    「え?!なんで?!」

    慌てて駆け寄る私に気付いた洋平は携帯灰皿にタバコを消して、「お疲れ」と言って片手をあげる。
    もしかして……

    「お迎えにあがりましたぜ、おじょーさま」

    洋平はニッと笑ってガードレールから離れた。まさか迎えに来てくれるだなんて思ってもなかったけど…

    「なんで車じゃないの?」

    洋平の横顔を見ながら問いかける。私はいつも徒歩通勤なのだが、地味にそこそこ距離はある。だから、迎えに来るなら車で、と思ったのだ。私の隣を並んで歩く洋平は真っ直ぐに前を見たまま答えた。

    「たまにはいーだろ?」

    そう言った洋平の横顔はとても優しい顔をしていて、もう何年も彼の隣を歩いているはずなのに、なぜか付き合いたてのようにドキッとしてしまった。

    「そうだね」

    私はポケットに手を入れている洋平の腕に絡みついた。洋平はそんな私に「めずらし」と呟く。

    そう、私は近所でこうやって腕を組んだり手を繋いで歩くことは好きじゃない。その理由はただ単に知り合いに見られたら恥ずかしいから。もちろん洋平とはいつだってくっついていたい気持ちはある、けど…それを知り合いに見られるのが嫌なのだ。だから、どっか遠くへ出かけたりした時に手を繋いで歩くことは大好きなんだよね。
    でも、なんだか今は無性に洋平に触れたくなった、その気持ちが抑えきれなくなってしまった、ただそれだけ。

    「オレはこっちの方がいいんだけど」

    洋平はそう言うとポケットから手を出し、私の手をギュッと握り「どーですか?」と顔を覗き込みながら笑う。ホントに洋平は私の気持ちを全てお見通しなんだよなぁ…。何年たっても絶対にかなわないもん、洋平には。

    最高の帰り道をありがとうーーーー。









    追記
    この後家に帰ると晩御飯もできています。
    もちろんあなたの大好物がね。

    夢つぶやき

  • 抱きしめたい(南夢)

    20210809(月)23:36
    きつく、きつくあなたを抱きしめる。
    労いとか、励ましとかそんな言葉はいらない。ただあなたを抱きしめる。

    「お前、自分が何しとるかわかっとるん?」
    「わかっとるよ」

    わかってる。私が今している事は……






    高校生活最後の夏休み、いつものメンバーと「夏の思い出~~~」なんて言いながら、受験勉強の息抜きもかねて花火をしていた。手持ち花火からちょっとした打ち上げ花火まで、最後はしんみりと線香花火なんかしたぐらいにして。

    「来年はもう集まれへんよな」
    「集まれるやろ、同じ日本にさえいれば」
    「大袈裟やな」
    「なんや、岸本は寂しんぼやなぁ」
    「あ?それはお前やろ」

    なんとなくコレが最後になるっていうのはみんなわかっていた。いや、フツーに来年にまた集まろうと思えば集まれるのかもしれない。けれど、みんながみんな同じ時間、同じ場所、そして同じ気持ちで集まる事はきっとできない。そんな予感がしていた。

    「じゃあな」
    「勉強ちゃんとせぇよ」
    「明日からラジオ体操で集まろうや」
    「絶対せーへんやろ」
    「ほなまたな~」

    帰り道、私はいつも南と2人きりになる。単純に帰り道が同じなのだ。もう何年も何回もこうして並んで歩いたことがある。別に無理やり会話を探そうとしなくても良く、彼の隣は居心地が良かった。

    「そーいや南、彼女とはどうなってん?」
    「いつの話してんねん」
    「え、別れたん?」
    「だから、いつの話してんねん」
    「しばらく会ってなかったやん、そんなん知らんよ」

    高3にもなると、受験勉強やら最後の部活やらでなかなか集まることも減り、今日の集まりは本当に久しぶりだった。これは自然な流れなのだろう。ほんの少しだけチクッと心が傷んだその時、隣の南が「あ」と声を上げた。
    私が南を見ると、南はズボンのポケットから何かを出した。

    「忘れとった」

    南の手に握られていたのは何束かの線香花火だった。


    「なんで持ってんねん」
    「なんでやろ」

    私たちは帰り道に通る公園で2人、しゃがみながら線香花火の小さな火球を眺めながら話をする。

    「……部活、終わったん?」
    「おん。引退や」
    「おつかれやったな」
    「まぁ、楽しかったわ」

    南はバスケ部でつい数日前にインターハイから帰ってきていた。そしてそれは南の高校バスケ生活の終わりを告げるということだ。以前から夏の大会が終わったら引退すると言っていて、受験勉強に専念をするらしい。

    「勉強教えろや」
    「教えるほど私は頭良くないよ」
    「岸本よりマシやろ」
    「あはは、それはそうやな」

    花火の火が消え、先に立ち上がった南はしゃがんでいる私に手を差し伸べた。私はその手を握り、勢いよく立ち上がってそのまま南を抱きしめた。

    「お前、自分が何しとるかわかっとるん?」
    「わかっとるよ」

    南は驚くわけでも拒否をするわけでも無く、いつものトーンで言う。それに対して私もとても冷静だった。

    「なんや、お前オレの事好きやったんか」
    「いや」
    「は?!なんやねん」

    そう。好意がある人に対してする事だよね。
    ハグをする、っていうのは。まぁ、共に喜んだりとかする時にもする事はあるんだけど。今の状態はそうでは無い。夜の公園に2人きり、特に何かを成し遂げてテンションが上がっている訳でもない、むしろその逆だったりする。

    「……慰めかのつもりか?」
    「いや、それもちゃうかな」
    「じゃあなんやねん」
    「私にもわからへん」

    今はまだハッキリとはわからない。ただどうしても抱きしめたかった。今、目の前にいる南を抱きしめたい衝動を抑えきれなかったのだ。今の自分の心の奥底にどんな感情が芽生えているのかも、何もわからないままで、ただ抱きしめたいという気持ちだけがハッキリとしていたから。

    「……まぁ、ええわ」

    南はポツリと言うと私の背中と頭に手を回し、ギュッと私を抱きしめ返す。「お前小さいな」なんて言いながら。

    夏休みはまだ終わらないーーーー。








    夢つぶやき

  • 溶ける(藤真夢)

    20210807(土)12:27
    連日のこの猛暑日についての文句は一体誰に言ったらいいの?神様に言えばいいの?言ったら少しは涼しくしてくれる?
    ……こんな事を思うほどだいぶ暑さにやられているのです。

    「健司~、アイス食べる?」

    冷凍庫を覗いたまま私はリビングにいる彼氏の健司へと声をかける。すると「いや、いらね」と声が返ってきた。どうやら彼はテレビ画面に映っているオリンピックに夢中らしい。
    自分の分だけとひとつ、カップアイスを取り出して私はスプーンと一緒にそれを持ってヘナヘナと腰を曲げながらリビングへと歩く。

    「あづぅぅういぃ」

    テーブルにアイスを置き、そのまま床に座ってテーブルに項垂れる。そしてチラッと壁に設置されているクーラーを見た。

    「なんでこんな時に壊れるかな…」

    私はこれでもかというぐらい恨めしく思い、ジト目でクーラーを睨みつけた。1番活躍して欲しいこの時期に壊れてしまったクーラーを。
    業者さんが修理に来てもらえるのはどうしても明日になってしまうらしい。今日の夜のことを考えると今からゾッとしてしまう。
    それでも暑さはなくならないんだけど……。

    「扇風機があって助かったけどな」
    「そうだけどさぁ…あーーもう、暑いよぉ暑いよぉ…」
    「つか、お前食わねぇの?」

    ソファに座っている健司の声が頭の上から聞こえてくる。私は首をあげて「ちょっと溶かすと美味しさ倍増」と得意げに答えた。CMとかでもよくやっているように、この手のカップアイスは少しだけ溶かすとちょうどよい舌触りになって、私はそれが大好きなのだ。

    「ふぅん、今ならすぐ溶けんじゃね?」
    「ホントだね…ヤバいよこの暑さ。暑い暑い~~~!!!」
    「うるっせぇな」
    「だって暑いんだもん!!!」

    私はくるりと後ろを向き、健司の膝をバシバシと叩く。健司はハーフパンツをはいているため、直接肌を叩くいい音がリビングに響いた。

    「そんなに暑いなら脱げばいいじゃねぇか」
    「え?」
    「ほら」


    健司はソファの上から腕を伸ばし、ヒョイと私を抱えて自分の太ももの上に私を座らせた。そしてスルスルと私のTシャツの中へと手を滑らせる。

    「脱ぐの手伝ってやるよ」
    「ちょっ…」
    「どーせなら限界まで暑くなろーぜ」

    そう言って私にひとつ口付けを落としかと思うと、ニヤリと口角をあげ、唇で唇をこじ開け、舌を絡め合う。こうなってはもうとめられない、健司だけじゃなくて、私も。

    健司のその艶っぽい瞳に溶けそうになりながら、横目でテーブルの上に置いてあるアイスを見て(こっちも溶けちゃうんだろうな…)なんて思いながら目を閉じたーーー。








    夢つぶやき

  • 車に乗ってる時運転している彼に渋滞の間にキスをされました

    20210806(金)08:23
    車に乗ってるいると渋滞の間にキスをされました

    〇洋平
    「スキあり、なんちゃってなー」
    ははは、と笑う

    〇リョータ
    「……もう1回していい?」
    真面目な顔で

    〇三井
    「……あんまこっち見んな」
    そっぽ向きながら

    〇花道
    「すすすすすすいません…つい横顔が可愛くて」
    平謝り

    〇流川
    「なんだよ」
    平然といつも通り

    〇信長
    「だって我慢できねぇだろぉ…」
    ハンドルに突っ伏す

    〇神
    「暇だったでしょ?」
    やさしくアタマ撫でる

    〇牧
    「あ、すまないな。つい」
    全然申し訳なさそうじゃない

    〇藤真
    「文句があるならこの渋滞に言え!」
    オレ様オレ様

    〇花形
    「少しは眠気覚ましになったか?」
    頭クシャッと撫でる

    〇沢北
    「したそーな顔してたろ」
    片手でほっぺたつねってくる

    〇深津
    「これでもう少し頑張れるピョン」
    頭なでなで

    〇諸星
    「……早く動かねぇかな」
    窓の外見ながら

    〇岸本
    「~~~っ、足りひん!!ぜんっぜん足りひんっ!!」
    何回もしてくる

    〇南
    「渋滞もたまには悪ないな」
    ニヤリ

    〇土屋
    「もう少し過激なことしてええ?」
    顔近づけて囁く

    〇仙道
    「あ、びっくりさせて悪い。したくなかった?」
    返事する前にもう1回してくる




    キャラ別夢つぶやき

  • 応援(洋平夢)

    20210802(月)21:47

    勝つチームがあれば、負けるチームもある。
    それがスポーツというものだ。そしてその人たちを必死に応援する人もいる。まるで自分の事のように、ううん、それ以上に力を込めて応援する人たちだっているんだよ。

    「はぁーー食った食った!」
    「高宮お前マジで5人前はいったんじゃねーか?!」
    「いや、7人前はいったな」

    蒸し暑い夏の夜、私は広島の地へとやって来ていた。そして広島名物のお好み焼き、広島焼きを食べ終わりホテルへの帰り道を歩いている。広島に来ている理由は夏休みの旅行では無い、中学の時からの友人である花道の応援だ。何の応援かというと……

    「しかしあの花道がインターハイの選手になっちまうとはな」
    「すっかりバスケットマンだぜ」
    「すごいよねー!ここまで来ちゃう、うちらもすごいと思うけど」
    「そうだよな!感謝して欲しいもんだぜ」

    そう、花道のバスケの試合の応援のため、はるばる神奈川から広島へとやって来たのだ。さっきからワラワラと話しながら私の目の前を歩く、桜木軍団と私の女友達と共に。
    そして忘れちゃいけない、大好きな彼氏も一緒です。

    「しかしこっちもあっちーな」

    彼氏の洋平は私の隣を並んで歩く。いつも私の歩幅に合わせて歩いてくれるのは中学の時から何一つ変わらない。そんな優しい彼に惚れたのだ。

    「ねえ、洋平」
    「ん?」
    「明日花道たち勝てるかな…」

    正直なことを言うと、私はバスケットになんて興味は無かった。けど、洋平たちに連れられて花道の試合を見る度、いつの間にか私自身がバスケに夢中になってしまった。それはここにいるみんながそうだと思う。
    そして何よりも花道自身がバスケに夢中になっている事をみんなわかっていた。それに対してどう思っているかなんて、みんなで話したこともないし、あえて聞くような事でもない。
    私たちは純粋に花道を応援したいのだ。だって大切な大切な友人だもん。花道がアホでバカな事も知ってるし、一生懸命バスケに打ち込んで来たことも知っている……だからこそ、みんな本気で応援しているんだ。

    「アイツらを信じよーぜ」

    思わず立ち止まってしまった私に洋平はそう言って、ニカッと笑うと私の手を握った。いつも洋平は私たちをしっかりと見てくれている。サポーター役とはきっと彼みたいな事を言うのだろう。
    まさに主演じゃなくて助演ってやつかな。でも、そんな洋平だからこそ…周りをしっかり見てくれているからこそ、彼の言葉には力があるのだ。

    「そうだね」

    私は洋平の手を握り直し、先程の洋平のようにニカッと笑った。そして洋平の肩に手を乗せて、チュッと洋平の頬にキスをした。
    驚いてこちらを見る洋平に私は「シー」と人差し指を口元に持っていく。

    「ずいぶん大胆になったもんですねー」
    「たまには、ね」
    「そんな可愛いことされると、ホテルの部屋に帰したくなくなるんだけど、どーしてくれんだ?」
    「残念ながらおあずけだね」

    私たちは笑い合いながら歩を進めた。
    明日バカみたいに笑う花道を想像しながらーー。








    夢つぶやき

  • 雨があがったら(本棚にある『雨』の続きです。神夢)

    20210731(土)16:46
    梅雨明けのニュースは私の心を暗くする。
    ニュースキャスターは笑顔では無いが、心無しか少し弾んだ声で「梅雨明け」のニュースを読み上げた。

    「まだ雨続いていいのに…」

    お風呂上がり、髪の毛をタオルドライしながらリビングのテレビに向かって、ニュースキャスターとは正反対の暗い声で言うと「変わった子ね」とソファに座ってテレビを見ていたお母さんが首だけをこちらに向けて言った。
    だって……晴れちゃったら会えないじゃない、大好きなあの人に。

    雨の日限定で同じバスで通学をする神くんに。



    「おはよう…」
    「なによ、ずいぶん暗いじゃん。せっかくの晴れなのに」

    朝、校門で会った友達から声をかけられる。友達は今日の天気と同じぐらい晴れやかな顔で両手を空へと広げていた。きっとみんなこの彼女と同じ気持ちなのだろう。久しぶりに雲ひとつない真っ青な空を見上げて、どんよりするなんて私ぐらいだよね。

    「次はいつ雨降るのかなぁ…」

    私はそんな空を見上げながら神様に聞くようにぽつりと言う。

    「しばらくは晴れそうだね」

    後ろから聞こえてきた声に私は思わず背筋がピン!と伸びた。バッと振り返ると「おはよ」と言いながら自転車を押す神くんがいた。
    すると、隣にいた友達は「先にいくね」と、ベタに気をつかってバタバタと走り去っていく。心の中で私は友達に手を合わせ感謝をした。

    「おっ、おはよ」

    今日一のいい笑顔で挨拶をしようとしたら思わず声が上擦ってしまい、顔から火が出そうになる。ホントに私はこういうとこ…なんだよな……。

    「すっかり晴れたね」

    空を見上げながら神くんは言う。それにつられるかのように私も空を見上げた。今日1日暑くなりますよ、と話しかけてくるかのように朝の陽の光が眩しくて私は目を細める。

    「……晴れなくてもいいのにね」

    隣から聞こえてきたその声に私はゆっくりと神くんを見た。神くんはまだ空を見上げて自転車を押しながら歩いている。その横顔は少しだけ困ったように笑っていた。
    そして私は先日バスの中で聞いた神くんの言葉を思い出す。

    ーオレは好きだよ、雨の日ー

    あの時言ったこの言葉はどういう意味で言ったのか、ただ単に本当に雨が好きなのか、それとも少しでも私と同じ気持ちを持っていてくれているのか……淡い期待が今、膨らむ。

    「でも、いつまでも天気にすがってちゃダメだよね」

    自転車を押していた神くんの手は止まり、私の歩幅に合わせて歩いてくれている足も止まり、その場に立ち止まった。思わず私も進む足を止め、神くんを見ると、彼は真剣な顔で私を見つめる。

    「オレが雨の日が好きな理由、言うね」

    徐々に気温が上がって熱くなっていくアスファルトと同じように、私の顔も、身体も熱を増していくのがわかった。

    「雨だと一緒に登校できるでしょ?」

    「わ、私…と?」

    「そう。雨が好きなんじゃない、今オレの目の前にいる女の子が好きなんだ」

    「神くん……」

    「晴れの日でも一緒に登校したいんだけど、ダメかな?」




    これから本格的な夏が来て、秋が来て、冬が来て、春が来る。そしてまた夏が来るんだ。
    これから巡りゆく景色を見ていくのはあなたの隣で、どんな日でもーーーーー。





    夢つぶやき

  • 絶対に付き合えないと思っていた彼から告白されて思わず泣いてしまったよ。

    20210729(木)08:12
    絶対に付き合えないと思っていた彼から告白されて思わず泣いてしまったよ。
    ※セリフはほとんど一緒です

    〇洋平
    「はは、今日からずっとオレの隣にいてくださいな」頭ポンしてくれる

    〇リョータ
    ぎゅっと抱きしめられて
    「ずっとオレの隣にいて」

    〇三井
    「なーに泣いてんだよ、ずっと隣にいろよ」
    ニカッと笑って雑に頭くしゃくしゃしてくる

    〇花道
    ぎゅっと両手を包み込むように握って
    「ずっと…ずっと!オレの隣にいてください!!」

    〇信長
    「泣くなよー!オレがずっと隣にいるからな!」
    ニカッととびっきりの笑顔

    〇神
    「嬉し泣きなら歓迎かな。ずっとオレの隣で笑っていて欲しいけどね」
    優しく頭なでなで

    〇牧
    「泣くほど嬉しいか?ずっとオレの隣にいてくれ」
    フッと笑って優しくキス

    〇藤真
    「今日からオレの隣がお前の特等席だな」
    手を握ってニッと笑う

    〇花形
    「ずっとお前の隣にいさせてくれ……照れくさいな」
    少しだけ恥ずかしがりながら

    〇沢北
    「ずっとオレの隣にいるのはお前だけって決めてるんだからな」
    照れながら

    〇深津
    「ずっと隣にいて欲しい………………ピョン」
    ピョンを忘れてしまう

    〇諸星
    「な、泣くなよ!ずっと隣にいてくれたら…その、アレだ………し、幸せにする!」
    勢いあまってほぼプロポーズ

    〇岸本
    「なに泣いてんねん。…まぁ、ずっとオレの隣におれや」
    そっぽ向きながら頭くしゃくしゃしてくる

    〇南
    「オレはお前の居場所になりたいねん。ずっと隣におって欲しい」
    まっすぐに見つめながら

    〇土屋
    「今日から彼女として、隣におって。ずっとやで?」
    そっとキス

    〇仙道
    「オレ、泣き顔よりも笑顔のが好きだな。ずっとオレの隣で笑ってくれる?」
    優しく涙ぬぐってくれる





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