つぶやき
ポッキーの日(神夢)
2022/11/11 17:13夢つぶやき
私は甘いものが好きだ。
有名店のスイーツ、ご当地のスイーツ、それだけではなく、コンビニの新商品にまで目がない。甘いものを食べている時が超絶幸せなのだ。……が、どうして甘いものってこんなにカロリーが高いんでしょうね?世の中うまくできてるよ、ほんっとに。コンビニで手に取ったポッキーのパッケージ裏を見て私は肩を落として、大好きなソレを元あった場所へと戻す。しかし、大きなため息をついたあと、ふとしたモノが目に入ってきた。
『11月11日はポッキー&プリッツの日』
デカデカと書かれた横断幕のようなポスターに背中をおされ、意を決した私はガシッと力強く一度戻したポッキーを手に取りレジへと突き進んだ。
ー数日後ー
やってきました今日は11月11日、合法的にダイエッターがポッキーという甘い甘いチョコレート菓子を食べてもいい日。そしてもうひとつ……
「神くん神くん」
ソファに座っている大好きな彼の肩をトントンと人差し指で呼ぶと、くるりと相も変わらずカッコいい顔面が振り返った。うぅ、カッコよすぎてチョコじゃなくて私が溶けそう…。いやいや、ここで溶けるのはまだ早い!私は握りこぶしにグッと力を入れ、床に膝をついた状態で口に咥えたポッキーをグイッと神くんへ突き出す。
「え、なに」
ちょっとだけ怪訝そうな顔で言う神くんに心が折れそうになるけど…負けるな私。だって今日は合法的にポッキー使って大好きな人とイチャイチャできる日でしょ?!ポッキーゲームという名のラブゲームで!!!……けど、どうやら私の彼にはまずその説明が必要みたいね。スっと咥えてたポッキーを手に取り、それを人差し指のように立てて私は話す。
「今日はポッキーの日と言ってですね、らぶらぶなカップルは合法的にポッキーを使ってイチャつく日なんです」
「……へぇ」
「なので」
再びポッキーを咥えて、私はソレを彼へ突き出す。すると咥えていたポッキーにグッと力が入った。向こうからはポッキーを咥えた神くん…ではなく、手のひらでソレを押し出すようにしている神くんの姿だった。反射的に私はバクバクとポッキーを食べ始めてしまう。最終的に私の唇に触れたのは神くんの唇…ではなく、大きな手のひら。
……ま、まぁ別にコレでもいいんだ…………
否!良くない!!
「わかっててやってるよね?!」
「うん」
「ひどい!」
「や、オレ甘いものあんまり食べないし」
「わかってるよ!そんなこと!」
……わかってる。神くんがこんなおちゃらけたゲームに付き合ってくれるはずがないって事ぐらい。でもちょっとだけ夢見たかったんだもん。私は彼が座っているソファの隣に座り、スっと袋からポッキーを1本取り出して普通通りに口へ持っていきポリポリと食べる。ーと、その時持っていたはずのポッキーを奪われた。犯人は隣いる神くんしかいない、彼の方へと顔を向けると目の前が暗くなる。少しだけ触れたその唇は「そもそもこんなのいらないよね」と動いた。
私は甘いものが好きだ。
でもそれ以上に彼氏のことが大好きだーーー。
♡おまけ♡
「てか、ダイエットしてんじゃないの?」
「いいの、今日はダイエッターも合法的にポッキーを食べられる日だから」
「はは、そうなんだ」
呆れ気味に笑いながら言い、、私の頭をクシャッと撫でて神くんは立ち上がる。私にはわかるよ、数分後には右手に自分のコーヒー、左手には私が好きなカフェオレが入ったマグカップを持ってきてくれるって事。
有名店のスイーツ、ご当地のスイーツ、それだけではなく、コンビニの新商品にまで目がない。甘いものを食べている時が超絶幸せなのだ。……が、どうして甘いものってこんなにカロリーが高いんでしょうね?世の中うまくできてるよ、ほんっとに。コンビニで手に取ったポッキーのパッケージ裏を見て私は肩を落として、大好きなソレを元あった場所へと戻す。しかし、大きなため息をついたあと、ふとしたモノが目に入ってきた。
『11月11日はポッキー&プリッツの日』
デカデカと書かれた横断幕のようなポスターに背中をおされ、意を決した私はガシッと力強く一度戻したポッキーを手に取りレジへと突き進んだ。
ー数日後ー
やってきました今日は11月11日、合法的にダイエッターがポッキーという甘い甘いチョコレート菓子を食べてもいい日。そしてもうひとつ……
「神くん神くん」
ソファに座っている大好きな彼の肩をトントンと人差し指で呼ぶと、くるりと相も変わらずカッコいい顔面が振り返った。うぅ、カッコよすぎてチョコじゃなくて私が溶けそう…。いやいや、ここで溶けるのはまだ早い!私は握りこぶしにグッと力を入れ、床に膝をついた状態で口に咥えたポッキーをグイッと神くんへ突き出す。
「え、なに」
ちょっとだけ怪訝そうな顔で言う神くんに心が折れそうになるけど…負けるな私。だって今日は合法的にポッキー使って大好きな人とイチャイチャできる日でしょ?!ポッキーゲームという名のラブゲームで!!!……けど、どうやら私の彼にはまずその説明が必要みたいね。スっと咥えてたポッキーを手に取り、それを人差し指のように立てて私は話す。
「今日はポッキーの日と言ってですね、らぶらぶなカップルは合法的にポッキーを使ってイチャつく日なんです」
「……へぇ」
「なので」
再びポッキーを咥えて、私はソレを彼へ突き出す。すると咥えていたポッキーにグッと力が入った。向こうからはポッキーを咥えた神くん…ではなく、手のひらでソレを押し出すようにしている神くんの姿だった。反射的に私はバクバクとポッキーを食べ始めてしまう。最終的に私の唇に触れたのは神くんの唇…ではなく、大きな手のひら。
……ま、まぁ別にコレでもいいんだ…………
否!良くない!!
「わかっててやってるよね?!」
「うん」
「ひどい!」
「や、オレ甘いものあんまり食べないし」
「わかってるよ!そんなこと!」
……わかってる。神くんがこんなおちゃらけたゲームに付き合ってくれるはずがないって事ぐらい。でもちょっとだけ夢見たかったんだもん。私は彼が座っているソファの隣に座り、スっと袋からポッキーを1本取り出して普通通りに口へ持っていきポリポリと食べる。ーと、その時持っていたはずのポッキーを奪われた。犯人は隣いる神くんしかいない、彼の方へと顔を向けると目の前が暗くなる。少しだけ触れたその唇は「そもそもこんなのいらないよね」と動いた。
私は甘いものが好きだ。
でもそれ以上に彼氏のことが大好きだーーー。
♡おまけ♡
「てか、ダイエットしてんじゃないの?」
「いいの、今日はダイエッターも合法的にポッキーを食べられる日だから」
「はは、そうなんだ」
呆れ気味に笑いながら言い、、私の頭をクシャッと撫でて神くんは立ち上がる。私にはわかるよ、数分後には右手に自分のコーヒー、左手には私が好きなカフェオレが入ったマグカップを持ってきてくれるって事。