つぶやき
明日は月曜日(仙道夢)
2021/07/11 23:07夢つぶやき
どうしてこんなにもオレを夢中にさせるんだろう。瞳、鼻先、まつ毛、唇……顔だけじゃない、その身体だって他の誰にも触らせたくないんだ。絶対に。できればポケットにいれておきてぇなぁ、なんてバカなことを思うぐらいだ。
「彰?もう眠いんでしょ?ちゃんとベッド行きなよ?」
目の前にはパチパチと目を何度も瞬きをさせながら天井を背負い、オレをじっと覗き込む女の子がいる。そう、オレの愛しの人だ。ソファに寝転んでいたオレは腕をのばしそのまま愛しの人を抱きしめる。「わっ」と小さな声をあげながら彼女はオレの胸の上に倒れ込んできた。
「ちょっと彰…」
パシパシと軽くオレの胸を叩きながら戸惑う彼女。そんな彼女の背中に回したままの手にオレは力を込める。絶対に離すもんかと祈りにも似た想いを抱えて。
「好きだ」
そう言うと彼女はオレを叩いていた手をピタリと止めた。そして「ずるい」と言いながら先程まで上げていた顔をオレの胸に沈めた。オレは彼女の頭を優しく撫でる。ずっとこのままでいてぇ、なんて思いながら。
「絶対に離さねぇよ」
そう言ったオレの声に小さく「うん」と彼女は声をあげ、どちらからともなくオレらはキスをした。
そして微笑み合う。顔を少しだけ紅潮させた彼女にまたまたオレの心は奪われてしまう。もう何度思ったかわからない。
この人を愛している、と。
オレの全てをかけて守り抜く、愛し続ける。
そしてオレはもう一度彼女にキスをした。
こんな日曜日の夜も悪くねぇよなーーー。