つぶやき

Twitterでの七夕リクエスト企画🎋

2021/07/08 09:55
夢つぶやき
Twitterの方で七夕にちなんで7名の方にリクエストを募集させていただきました。


①書いて欲しいキャラ
②そのキャラに言って欲しいセリフ

という形で募集させていただきました~~~!!
ではどうぞ!!!





①南
②「年に一回って逆にエロない?」


いつだってあなたに抱かれていたいと思う。
あなたと1つになれることがどれだけ幸せで、官能的な事か…私の全てをあなたにあげる。

「……んぅッ、烈ッ…つよッ…し」

まるで子供のようにガシッと烈にしがみつきながら、大人の声を出す。自分の声すらも興奮材料になってしまう。

「おるって…っ、ずっと、お前のそばにおるよ…」

お互いを求めて…求めて、舌を絡め合い、指を絡め合い、愛し合う。汗ばんだ身体を隙間もない程に抱きしめあって私たちは同時に果てた。

「あ…今日って七夕だっけ」

烈に腕枕をされながら、私はカーテンの隙間から入ってくる月の光で今日が七夕だということを思い出した。今日は私たちみたいに愛し合ってるのかな?なんて心の中で思っていると烈が言った。

「年に一回って逆にエロない?」

「……なにその発想」

私が呆れながら言うと、グラッと頭が動き、そのままいつの間にか天井を背負った烈が私を覗き込んでくる。そして口角をあげながら言うのだった。

「言うとくけど、今日オレは一回やと足らへんからな」





①流川
②「足りねー」


彼のキスは私をダメにする。

「まっ…て、ねぇ楓…んっ」

「足りねー」

そう言って楓は私の頬に手を添えながら、何度も角度を変えてキスの嵐を降らす。
ダメだ……。このキスをされると他には何も考えられない。思考回路が塞がれてしまうのだ。
舌を絡め合い、私は楓の肩をギュッと力をいれて抑える。1秒足りとも離れたくないと本能的に思ってしまう。

「オレのことだけ考えろ」

今日は七夕だから楓は何を願うの?
なんて軽い会話のつもりで聞いたのに、ここが学校の屋上だなんて事は楓にはお構い無し。
そして真昼間という事ももちろん彼にとってはなんの問題もない。
そしていつの間にか私もそう思えてしまうのだ。とろけるようなキスをされ、キレイな瞳に見つめられ、もう楓以外何も考えられなくなる。

「なぁ」

楓は私の頭上から声を投げかける。

「今から家」

「行きません」

「む」

家来い、そう言おうとしていた楓の声を途中で遮った私に楓は不満そうだ。そんな不満そうな顔しないでよ。
いつでもどこにいても私はあなたの事だけ想っているんだからーー。



①仙道
②離したくない


たまに感じることがある…こんなに愛し合っているのに、あなたをすごく遠い存在に感じてしまうことが。それはあなたが日本を代表するスポーツ選手だから?私はあなたに釣り合っているの?

「どーした?ボーっとして」

「え?!」

久しぶりに会えた彼氏の仙道くん。付き合って1年が経とうとしているが、こうしてゆっくり家で過ごせるのは本当になかなかなくて、今日だって2ヶ月ぶりに会えたのだ。それなのに私はバカなことを考えてしまっている。

次はいつ会えるの?

せっかく今日は仙道くんの家にお泊まりなのに、もうお別れのことを考えているのだ。本当にバカみたい……。
「……今日って七夕なんだよな」

ソファに並んで座る私の頭をクイッと自分へと寄せる仙道くん。自然に私の頭はコツンと仙道くんの肩に寄りかかる。

「七夕かぁ…仙道くんはどんな願い事する?」

「願い事かぁ……」

んー、と考えているかと思うと、仙道くんはギュッと私を抱きしめた。

「離したくないなぁ」

優しくフワリと抱きしめてくれるいつもの仙道くんとは違い、何か切羽詰まったかのようにキツく私を抱きしめる。まるで私の想いを全てわかっているかのように。

「これがオレの願い事。まぁ、離す気はねぇんだけど」

優しく微笑む仙道くんに、自然と私の顔は緩み、心の中の曇り空は一気に晴れ渡り、綺麗な星空へと変わるのだったーー。





①水戸
②「あいつらには内緒な」


神様、彦星様、織姫様、どうか私の願い事を叶えてくれませんか?ダイエットも頑張ってるし、勉強だって……そ、それなりに頑張ってるんだから、そろそろ大好きなあの人に振り向いてもらってもいいと思いませんか?

「七夕ってどーゆー日?」

「なんか願い事するよな?」

「あー、なんだっけ?笹になんか書くんだっけ?」

隣であーだこーだ言う男子たちを私は横目で見る。と言っても見たいのは1人だけ。

「短冊だろ?願い事を書いて笹につるすやつ」

呆れたように言うこの人、水戸洋平くん。私の想い人。バスケ部の練習を見に来ているといつの間にか仲良くなった人のうちの1人で、今日もいつものメンバーでバスケ部の見学に来ていた。

「夏なんだし花火やりてーよな」

「な!七夕より花火やろーぜ!」

「そうだな!洋平、花火するぞ!」

「なんでおめーらとしなきゃなんねーんだよ」

いつの間にやらバスケ部の練習なんてそっちのけでぎゃあぎゃあと騒ぐ彼らを、私はクスクスと笑いながら見守る。

「花火はやっぱり好きな女の子とやりてーよな」

「え?!」

洋平くんがクルッとこちらを向き言ってきたので私は驚く。しかも好きな女の子って……。
私が何も言えないでいると、洋平くんはスっと私に近づいてきた。

「つーわけでさ」

私の耳元に手を当て、他の人に聞こえないように洋平くんは囁く。

「オレと花火、しませんか?あいつらには内緒な」

そう言い終え、私から離れた洋平くんはニッと笑ったーーー。



①南
②「やっと会えたな」


もうダメだ…。会いたい会いたい会いたい。
誰に?そんなの決まってるじゃない、大好きなあの人、幼なじみの烈に!!!

「とゆーわけで来ちゃいました」

にひひと笑う私とは正反対に烈の顔は完全に呆れている。

「来ちゃいました、やないやろ。お前ホンマに1人
で来たん?」

「そうや!夜行バスってけっこう安いんよ」

「今日どこに泊まるつもりやねん」

「え?烈の家。もうオバチャンには許可とってる」

烈は行き交うバスを背に怪訝そうな顔をして「ホンマかいな」と呟いている。なんか他にもブツブツ言っているみたいやけど、聞こえないから別にええ。
ーーーにしてももうちょっと喜んでくれてもええやろ?!幼なじみとはいえ、ようやく2人の恋が実ったんやで?!
……まぁ、私が引っ越してから実ってしまったのは悔やまれるけどね。だからこうして会いに来たのに……。

「あ、ねえ烈、今日七夕やん!」

「そうやなぁ…たまには願い事してみるもんやな」

「え?!烈が願い事なんてしたん?!なに?!なにしたの?!」

「……教えへん」

烈は私の手をギュッと握り家までの道を歩いていく。なんやかんや言うてもちゃんとバスターミナルまで迎えに来てくれるし、こうして手も握ってくれる。……来てよかった。
烈の家に着いた私は久しぶりに会った烈のお母さんと大いに盛り上がって話をはじめた。その間烈は特に会話に入ってくることもなく、1人でスマホをいじったり、テレビを見ていた気がする。

「じゃあ買い物行ってくるわ」

「え、オバチャン私も行くよ」

「ええから、ええから!」

オバチャンはニコニコと笑いながら家を出ていったーーと、その瞬間烈がソファから立ち上がり、ギュッと私を抱きしめる。

「ようやっと会えたな」

織姫と彦星を思うと胸が苦しくなる。だって、こんなに愛おしい人と1年に1回しか会えないなんて……。私は愛しい人の胸の中、今この瞬間の幸せを噛み締めるのだったーーー。



①深津
②「密会じゃなく逢瀬と言え」

別に隠すほどでも無いということはわかっている。けど、それでも!!あの山王高校のバスケ部キャンパスと付き合っていると周りに知れたら……

「え?!沢北くんにバレた?!」

「そうだピョン。この前ここで会ってたの見られてたらしいピョン」

ここ、というのは私と彼氏の深津が密かに夜に会っていた学生寮近くの公園、部活が忙しい深津が時間を作ってくれてこうして2人で会っていた。

「まぁ、そろそろ隠すのも疲れて来ちゃったしね」

「そもそも隠す必要ないピョン」

「そうなんだけどさぁ……」

さすがに彼氏が山王バスケ部のキャプテンともなると色々身構えることがあるのだ。地味にファンとかもいるだろうしね。と言っても、こんな学生寮近くの公園であっている時点でそんなに隠す気はなかったのかもしれないと、今になって思う。

「密会してた、って言われたから、密会じゃなく逢瀬だピョンって言い直させたピョン」

「……それ意味合い変わるの?」

「変わるピョン」

公園にある街灯に照らされた深津と私の影は重なり合う。同時に触れ合うのは2人の唇だ。

「逢瀬は愛し合う2人が会う事、だピョン」

愛し合う、だなんて小っ恥ずかしい事を言う愛しの彼氏にむず痒くなりながらも、雲ひとつない天の川を見あげた私は改めてこの人と愛し合えて良かったと思うのだったーーー。



「逢瀬ってなに……?」

深津にそう言われたあと首をかしげる沢北なのであった。



①武藤
②「絶対負けない」


女子は占いや、おまじないが好きな子が多い。私もその中の1人で願掛けとかしちゃったりもする。
でもそれは自分のためでもあるけど、大好きなあの人の願いでもある。

「短冊?」

「そ!今日七夕じゃん?なんか書きなよ」

数週間前からバイト先では大きな笹が置いてあり、そこに『ご自由にどうぞ』と短冊も一緒に添えられていた。

「そうだなぁ…私の願いは……」

私はペンでサラサラと短冊に文字を書き、「見せてよ」というバイト仲間をサラリと交わして笹にソレを飾った。どうか私の願いが叶いますように。

「お先に失礼します」

そう言いながら外へでるとガードレールに寄りかかっている1人の人物がいた。

「武藤くん?!」

私は足早に彼へと駆け寄った。大好きな彼氏の顔を見て、バイトの疲れなんて一気に吹き飛ぶ。

「どうしたの?今日会う約束してなかったよね?」

「別にいいじゃねーか」

武藤くんはニッと笑うと私の手を取り歩き出す。

「今日七夕じゃない?子供みたいに短冊に願い事書いちゃった」

「なんて書いたんだ?」

「もちろん、武藤くんが全国制覇できますよーに、だよ」

私が言うと武藤くんは急に立ち止まる。どうしたの?と声をかけると暗がりの中、街灯に照らされた彼の顔が少し赤くなっているのがわかった。

「んな可愛いこと言われたらこのまま家に帰したくねぇんだけど?」

「明日も学校だからダメです」

「だよな……まぁ、絶対負けないよ。お前のためにも」

彼の願いが私の願いーーーー。









追記

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