つぶやき

キスの日

2021/05/23 14:55
夢つぶやき
5月23日ーー今日は『キスの日』らしい。
先日ランチを共にした同僚が楽しそうに話をしていた。そんな〇〇の日だなんて学生でもあるまいしもう気にしたもんじゃない、、、なんてその時は思っていたのだが、その事を思い出してしまった私はふと小さなイタズラを思いついてしまう。

愛しの彼氏の部屋でその彼氏からの口付けを私は顔を背け交わした。大好きな彼氏からの口付けを。

「えっ?!」

当然彼氏であるリョータの顔は驚きと戸惑いの表情をする。そりゃ当たり前だろう。
つい1秒前まで楽しそうに話をしていた彼女にキスをしようとしたら完全に拒否られたのだから。

そう、私が思いついたイタズラとは、、、
ー彼氏からのキスを拒むー
という一歩間違えたら大変なことになりそうなものだった。
でも、私にはそんな不安なんて微塵もない。だって、リョータと私はそんな事で崩れるような仲じゃないのだから。

「……」

私があえて黙ったままでいると、リョータは再び私の唇を狙って顔を近づけてきた。今度は私の両肩をそっと抱いて。
けれど、私は先程と同じようにスっと顔を背けてそれを交わす。

「え?!な、なんで?!?!」

キスを拒まれ半泣きのリョータ。そんな可愛い反応をするリョータに少し我慢をしたが、笑いをこらえなくなり私は大きな声で笑ってしまった。

「あははは!冗談だってー!」

そう言って私は「ごめんね」と謝り、チュッと軽く自分からリョータの頬へとキスをする。

「もぉぉ!!不安になるからやめてー?!」

リョータはそう言ってギュッと私を抱きしめて
、チュッ、チュッと何度も唇が触れ合うだけのキスをする。

「いじわるされたから、今日はたっぷりさせてもらうねっ!!」

「ふふふ、楽しみだなぁ」

と、触れるだけのキスからいきなり深いキスへと変わり「んっ…」と自然に声が漏れる。
私はいつの間にかソファにゆっくりと押し倒され、お互いの舌を追いかけ回すように、口内で舌が絡まりあい、リップ音が部屋に響き渡る。

「笑ってられるのも今のうちだよ??もちろん、キスだけじゃすまないからね??」

ペロリと舌を出すリョータの色っぽい表情に、ドキリとしたのは言うまでもない。

今日はキスの日、存分に楽しませてもらおう。






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