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つぶやき

ずっと一緒 (リョータ夢)

2021/01/20 08:23
夢つぶやき
遠距離恋愛中でもないのに、私は2ヶ月ぶりに大好きな彼氏の腕の中にいる。

「はぁ…会いたかった」

噛み締めるように言いながら彼氏のリョータは私を抱きしめる力を強くした。それは痛いほどに。
付き合って2年、こんなにも会わなかったのは初めてだった。どうして合わなかったのか、それは…

「仕事落ち着いた?」

リョータは抱きしめている力を弱め、私の顔を覗き込みながら心配そうな顔で尋ねる。
そう、私の仕事の都合でしばらく会えていなかったのだ。

「うん、だいぶ落ち着いたよ」

「そっか。よかった」

にしし、と笑いながら私たちはそっと口付けを交わした。ソファに並んで座り、リョータは優しく私の髪を撫でる。

「あ~~~、この髪に触れるのも久しぶりだなぁ」

ちゅっちゅと私の髪の毛にまでリョータはキスをする。

「あ、でもちょっと白髪出てきちゃってるかも」

「え?!白髪?!」

「なんか恥ずかしい話なんだけど、私ストレス溜まったりすると、白髪出やすいって前に美容室で言われたんだよね」

「そうだったの?オレ全然知らなかった」

「リョータと付き合ってからは全然出なくなったからね」

ストレスがピークになっていた…という訳ではないが、この2ヶ月間多少なりとも身も心も疲れてはいたのは確かなのだ。なんと言っても愛しのリョータに会えていなかったのだから。

「リョータ不足だったからね、2ヶ月間」

「……ねぇ」

「ん?」

リョータが少しうつむいた後、ドキリとするほど真剣な眼差しでこちらを見てきた。

「一緒に住まない?」

「え?」

「オレ、そばにいたいんだよ。ずっとさ」

リョータは両手で私の手を包み込んで言う。その言葉は冗談なんかではなくリョータの想いがヒシヒシと伝わってきた。もちろん私は「うん」と答える。

「……え、マジ?!ホントに?!いいの?!嘘じゃないよね?!」

目を大きくして何度も私に返事を確認させるリョータ。あまりの必死さに私はクスクスと笑いが込み上げてきた。

「あはは、マジです。私もリョータと一緒に住みたいです」

「やっ…たぁぁぁぁ!!!」

そんな大きな声とともに私はリョータの腕に包まれる。包み込むその力は強かったが、先ほど感じた強さとはまた別で、幸せな気持ちいっぱいに包まれた。

「……すっげぇ好き」

「ん、私も好き」

「もっかい」

「……やだ。恥ずかしい」

「頼むよぉ、ね?!もう1回聞かせて?」

「……好き」

「オレ世界一の幸せ者かも」

ずっとそばにいてね。ずっとーーー。


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