つぶやき
勘違い(三井夢)
2020/11/01 11:20夢つぶやき
勘違いというのは時に人を恥ずかしさの海へと沈める事もある。
「おっ、お前なんつーもん置きっぱなしにしてんだよ!!」
ある日の休日、同棲している彼氏の寿が大きな声で私に怒ってきた。
キッチンでお水を飲んでいた私は寿が指を指している方へと視線をうつした。
「あっ、ごめん。マスク置きっぱなしにしてたね」
そこにはテーブルの上にさっき私が外したマスクが置かれていた。後で洗おうとしていたのだが、ついついテーブルの上に置きっぱなしにしてしまっていたのだ。
「は?ま……すく?」
目の前のテーブルに置いてあるマスクをじっと見つめながら寿は何やら動揺をしている。
「まっ、紛らわしいんだよ!!」
「紛らわしい?なにが?」
お水を飲み終わった私はキッチンからリビングへと移動をして、眉をしかめながらマスクと寿を交互に見ながら聞いた。
「……こんな白くてレースが付いたやつ、、勘違いするじゃねぇか!」
レース、その一言で私は寿が何故こんなにも動揺しているのかピンと来た。
白+レース=下着。方程式が完璧に仕上がったのだ。
「何と勘違いしたの?ねぇ、教えて?」
私はソファに座っている寿にまたがり、彼の首に手を回して首を傾げながら聞く。もちろん悪い顔をしながらだ。
すると寿は「っせぇな」と言いながら私の服の中に手を入れ、背中を大きな手で包み込むように抱き寄せる。
「……今日は何色か確認させろ」
「うわ、昭和のオヤジじゃん」
そして私たちは笑い合いながら口付けを交わす。
「おっ、お前なんつーもん置きっぱなしにしてんだよ!!」
ある日の休日、同棲している彼氏の寿が大きな声で私に怒ってきた。
キッチンでお水を飲んでいた私は寿が指を指している方へと視線をうつした。
「あっ、ごめん。マスク置きっぱなしにしてたね」
そこにはテーブルの上にさっき私が外したマスクが置かれていた。後で洗おうとしていたのだが、ついついテーブルの上に置きっぱなしにしてしまっていたのだ。
「は?ま……すく?」
目の前のテーブルに置いてあるマスクをじっと見つめながら寿は何やら動揺をしている。
「まっ、紛らわしいんだよ!!」
「紛らわしい?なにが?」
お水を飲み終わった私はキッチンからリビングへと移動をして、眉をしかめながらマスクと寿を交互に見ながら聞いた。
「……こんな白くてレースが付いたやつ、、勘違いするじゃねぇか!」
レース、その一言で私は寿が何故こんなにも動揺しているのかピンと来た。
白+レース=下着。方程式が完璧に仕上がったのだ。
「何と勘違いしたの?ねぇ、教えて?」
私はソファに座っている寿にまたがり、彼の首に手を回して首を傾げながら聞く。もちろん悪い顔をしながらだ。
すると寿は「っせぇな」と言いながら私の服の中に手を入れ、背中を大きな手で包み込むように抱き寄せる。
「……今日は何色か確認させろ」
「うわ、昭和のオヤジじゃん」
そして私たちは笑い合いながら口付けを交わす。