つぶやき
朝(南夢)
2020/10/26 08:39夢つぶやき
気温が下がり、最近では朝起きて布団から出るのも辛くなってきた今日この頃。
それでも毎日朝はやって来るし、仕事にも行かなきゃいけない。
隣でまだ寝ている烈を起こさぬよう、気だるい身体を起こしてベッドから降りた。
あくびをしながら、毎日のルーティン。
洗面所へ行き、顔を洗う。
そして、歯ブラシに歯磨き粉をつけたその時、ふわりと背中に感じる温もり。
もちろんその正体は1人しかいない。
「おはよ、烈」
そう声をかけると、私の背中におでこをつけて後ろから抱きしめながら「…おぅ」と小さく言う烈。そして首筋にいくつもキスを落とす。
その口付けに私が思わず「んっ…」と声を漏らすと烈は私から離れ「よっしゃ、目ぇ覚めたわ」と意地悪そうに笑って歯ブラシを手に取った。
「そんな物欲しそうな顔すんな」
烈は歯磨き粉を付けながら、私の頭の上にポンと手を乗せた。
「帰ってきたらたっぷり愛したるわ」
そう言って烈は歯ブラシを口にくわえた。
私はなんだか残念な気持ちと期待する気持ちが心の中で入り交じりながら、歯磨きをするのだった。
それでも毎日朝はやって来るし、仕事にも行かなきゃいけない。
隣でまだ寝ている烈を起こさぬよう、気だるい身体を起こしてベッドから降りた。
あくびをしながら、毎日のルーティン。
洗面所へ行き、顔を洗う。
そして、歯ブラシに歯磨き粉をつけたその時、ふわりと背中に感じる温もり。
もちろんその正体は1人しかいない。
「おはよ、烈」
そう声をかけると、私の背中におでこをつけて後ろから抱きしめながら「…おぅ」と小さく言う烈。そして首筋にいくつもキスを落とす。
その口付けに私が思わず「んっ…」と声を漏らすと烈は私から離れ「よっしゃ、目ぇ覚めたわ」と意地悪そうに笑って歯ブラシを手に取った。
「そんな物欲しそうな顔すんな」
烈は歯磨き粉を付けながら、私の頭の上にポンと手を乗せた。
「帰ってきたらたっぷり愛したるわ」
そう言って烈は歯ブラシを口にくわえた。
私はなんだか残念な気持ちと期待する気持ちが心の中で入り交じりながら、歯磨きをするのだった。