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つぶやき

グロス

2020/09/11 07:29
夢つぶやき
鼻歌交じりに私は、可愛くラッピングされた袋を丁寧に破いていく。中からはステキなグロスが現れた。

「可愛い~」
「ソレどーしたの?」

私の声に反応した仙道くんはソファから降りて、床に座っていた私の隣へと移動してきた。

「お友達からもらったんだぁ」

私はご機嫌でグロスを仙道くんに見せる。

「このグロス落ちにくいんだって」
「へぇ…」

仙道くんはそう言って軽く反応をすると、私の頬に手を寄せ、キスをしてきた。

「ホントに落ちにくいか試そ?」
「仙道くん…」

じっと私たちは見つめ合う。甘くてしっとりとした空気が流れる中で。

「まだ付けてないよ」
「あれっ」

仙道くんは困ったように笑う。
さっきのムードはどこへやら、私は少し不貞腐れて仙道くんに言った。

「仙道くん、日頃から私の顔よく見てないんでしょ~?!」

「見てるに決まってるでしょ。こんなに可愛い顔見ないでどーするの」

仙道くんは再び私の頬に手を寄せ、キス…はせずに親指で私の顔をスリスリと優しく撫でる。

「好きだよ」

吸い込まれそうな瞳に見つめられ、私はますます彼に溺れていくのだった。
追記
リクエスト作品です。
リクエストありがとうございます♡

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