つぶやき
景色
2020/08/19 07:47夢つぶやき
フロントガラスにポツポツと小さな雨粒があたる。
「天気悪くなっちゃったね」
透と久々のドライブデートはどんよりとした雲から、ついに雨が降ってきてしまった。晴れていたらどんなに気持ちがいい景色だった事だろう。キラキラと太陽の光で輝くこの湖面を見たかったなぁ……。
「まぁ、こんな日もあるだろ」
透はそう言いながら、私の頬に手を寄せ優しくキスをした。きっと透のことだから、周りに車や人がいないか確認済みなんだろうな。用意周到と言うか、真面目と言うか…。
けれど、私はそんな透が大好きだ。透と一緒に見る景色なら、雨だって雪だってなんでもいいから。
「……景色なんてどうでもよくなるな、お前といると」
透は優しく微笑みながら、真っ直ぐに私の瞳を見つめて言う。そして、私の髪を優しく撫でた。
私はそんな透の肩に寄り添い、頭を乗せ「大好き」と小さくつぶやくのだった。
「天気悪くなっちゃったね」
透と久々のドライブデートはどんよりとした雲から、ついに雨が降ってきてしまった。晴れていたらどんなに気持ちがいい景色だった事だろう。キラキラと太陽の光で輝くこの湖面を見たかったなぁ……。
「まぁ、こんな日もあるだろ」
透はそう言いながら、私の頬に手を寄せ優しくキスをした。きっと透のことだから、周りに車や人がいないか確認済みなんだろうな。用意周到と言うか、真面目と言うか…。
けれど、私はそんな透が大好きだ。透と一緒に見る景色なら、雨だって雪だってなんでもいいから。
「……景色なんてどうでもよくなるな、お前といると」
透は優しく微笑みながら、真っ直ぐに私の瞳を見つめて言う。そして、私の髪を優しく撫でた。
私はそんな透の肩に寄り添い、頭を乗せ「大好き」と小さくつぶやくのだった。