つぶやき
打ち上げる
2020/08/13 07:33夢つぶやき
大きな大きな花火が夜空を輝かせる。
「天才桜木という大きな花火を、バスケ界に打ち上げてみせましょう!」
一緒に花火大会を見に来ていた彼氏の花道は、ハッハッハ!と笑いながら言った。今では日本代表の選手なのだからすでに打ち上がっている気はするけれど。
そんな多忙な花道と今日の花火大会に一緒に来れたことが奇跡のようだった。
「これ以上大きな花火を打ち上げたら、存在が遠くなっちゃうね……」
私は思わず本音がポロリと出てしまい、口を抑え、慌てた。せっかく楽しい時間なのに、花道を困らせたくない…。
「いや!ごめん!私は何言ってんだろうね?!もっともっと花道は大きくなるべき!」
たいしたフォローになっていない事を言う私の手を、花道はギュッと強く握った。
「……ずっと1番近くで応援してくれますか?」
「天才桜木という大きな花火を、バスケ界に打ち上げてみせましょう!」
一緒に花火大会を見に来ていた彼氏の花道は、ハッハッハ!と笑いながら言った。今では日本代表の選手なのだからすでに打ち上がっている気はするけれど。
そんな多忙な花道と今日の花火大会に一緒に来れたことが奇跡のようだった。
「これ以上大きな花火を打ち上げたら、存在が遠くなっちゃうね……」
私は思わず本音がポロリと出てしまい、口を抑え、慌てた。せっかく楽しい時間なのに、花道を困らせたくない…。
「いや!ごめん!私は何言ってんだろうね?!もっともっと花道は大きくなるべき!」
たいしたフォローになっていない事を言う私の手を、花道はギュッと強く握った。
「……ずっと1番近くで応援してくれますか?」