つぶやき
甘い
2020/08/09 12:42夢つぶやき
「お前の方がキレイや、とか甘~い事言えへんの?」
「言うかボケ!」
「こんな時ぐらい言ってくれてもええやん!」
「甘いのはお前が食うてるりんご飴だけで充分やろ!!」
結局私たちはいつものノリ。
せっかくの花火大会という最高のデートコースでもこんな感じになる。別に嫌じゃないけどね。本当に言って欲しいなんて思っていないし。
けど、こんな最高なシチュエーションなんだし、ちょっとぐらいいつもとは違う甘い雰囲気になってもよくない?
……なんて彼氏の実理には到底無理な事だ。そう思っていた。すると……
「どーせまた来年も来るんやろ?2人で」
実理は花火を見上げながら私の手を握って言った。
「やればできるやん」
「っさい!」
こんなの傍からしたら、全然たいした甘い言葉でもなんでもないかもしれないけれど、私にとっては甘い、甘い、ハッピーになれちゃう事なのだ。
ニヤニヤが止まらないほどに。
「……なにニヤニヤしてんねん。気持ち悪」
「うわ、彼女に向かって最低やな。ほっとい」
言いかけた私の言葉は実理の唇で塞がれた。
「これで顔の緩みもおさまったやろ」
「言うかボケ!」
「こんな時ぐらい言ってくれてもええやん!」
「甘いのはお前が食うてるりんご飴だけで充分やろ!!」
結局私たちはいつものノリ。
せっかくの花火大会という最高のデートコースでもこんな感じになる。別に嫌じゃないけどね。本当に言って欲しいなんて思っていないし。
けど、こんな最高なシチュエーションなんだし、ちょっとぐらいいつもとは違う甘い雰囲気になってもよくない?
……なんて彼氏の実理には到底無理な事だ。そう思っていた。すると……
「どーせまた来年も来るんやろ?2人で」
実理は花火を見上げながら私の手を握って言った。
「やればできるやん」
「っさい!」
こんなの傍からしたら、全然たいした甘い言葉でもなんでもないかもしれないけれど、私にとっては甘い、甘い、ハッピーになれちゃう事なのだ。
ニヤニヤが止まらないほどに。
「……なにニヤニヤしてんねん。気持ち悪」
「うわ、彼女に向かって最低やな。ほっとい」
言いかけた私の言葉は実理の唇で塞がれた。
「これで顔の緩みもおさまったやろ」