つぶやき
ずるい
2020/08/15 09:11夢つぶやき
長引いた会議のあと、ふぅ…と自分のデスクに座り一息ついた時、コツンとパソコンの上に小さなチョコレートが置かれた。
顔をあげると、去年まで同じ部署だった洋平がそこにいた。
「さっきすれ違った時、疲れた顔してんなーと思って」
「え?!すれ違った?!いつ?!」
いつすれ違ったのか全く記憶にない私は慌てて聞いた。
「ははっ、すれ違ったぜ?なんかめちゃくちゃでっけーため息ついてたけどな」
……会議の前かもしれない。
私は最近の繁忙期のため、廊下ですれ違う人を見る余裕すらなくなっていたのだ。
「お互い頑張って乗り越えよーな」
そう言った洋平に、私は少し照れながら彼の顔を見て「ありがとう」と小さくお礼を言った。
「美人が台無しだぜ?」
洋平は笑いながら手を上げて去っていった。……ホントにそーゆーとこずるい。好きだよバカ。
顔をあげると、去年まで同じ部署だった洋平がそこにいた。
「さっきすれ違った時、疲れた顔してんなーと思って」
「え?!すれ違った?!いつ?!」
いつすれ違ったのか全く記憶にない私は慌てて聞いた。
「ははっ、すれ違ったぜ?なんかめちゃくちゃでっけーため息ついてたけどな」
……会議の前かもしれない。
私は最近の繁忙期のため、廊下ですれ違う人を見る余裕すらなくなっていたのだ。
「お互い頑張って乗り越えよーな」
そう言った洋平に、私は少し照れながら彼の顔を見て「ありがとう」と小さくお礼を言った。
「美人が台無しだぜ?」
洋平は笑いながら手を上げて去っていった。……ホントにそーゆーとこずるい。好きだよバカ。