つぶやき
スキあり
2020/08/04 08:08夢つぶやき
今日は花火大会。
私はクラスメイト数人と一緒に見に来ていた。
「夏と言えばやっぱりこれだよね」
かき氷片手に私は空を見上げながら言う。すると「スキあり」そう言って私の隣で花火を見ていた藤真が私の手を掴み、私が自分の口へ入れようとしていたかき氷を、自分の口へと運んだ。
「お、うめーじゃん」
「あー!なにす」
私の言葉はかき消される。花火の音によってではなく、藤真のキスによって。
その瞬間、私の耳はおかしくなったのか、花火の音も周りの話し声も何も聞こえなくなったかのような感覚に陥った。
聞こえるのは自分の心臓の音だけだ。
呆然として何も言えない私に藤真はニヤリとして言った。
「こっちもスキありってな」
私はクラスメイト数人と一緒に見に来ていた。
「夏と言えばやっぱりこれだよね」
かき氷片手に私は空を見上げながら言う。すると「スキあり」そう言って私の隣で花火を見ていた藤真が私の手を掴み、私が自分の口へ入れようとしていたかき氷を、自分の口へと運んだ。
「お、うめーじゃん」
「あー!なにす」
私の言葉はかき消される。花火の音によってではなく、藤真のキスによって。
その瞬間、私の耳はおかしくなったのか、花火の音も周りの話し声も何も聞こえなくなったかのような感覚に陥った。
聞こえるのは自分の心臓の音だけだ。
呆然として何も言えない私に藤真はニヤリとして言った。
「こっちもスキありってな」