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私と晴子は家が隣同士の幼馴染。
「えぇー?!バスケ部の暴力事件ってそんな裏があったんだ?!」
私は驚いて大きな声を出す。
「そうなのよぅ!洋平くん達には感謝してもしきれないわよう!」
ここは晴子の部屋。
先日あったバスケ部の暴力事件の真相を晴子から聞いていた。
「でもさぁ、その三井さんて人そんなに上手なの?たけくんよりもー??」
もちろん晴子の兄である赤木とも幼馴染で、小さい頃から見てきている。
「まだ数回しか練習みてないけど、すごいわよ!!まなみも見に来てよ!!」
「んー、明日行ってみようかなっ」
私はちょっとだけワクワクしていた。
ーーー次の日ーーー
私は晴子と一緒にバスケ部を見に来ていた。
「おぉっ!晴子さんっ!」
真っ先に晴子を見つけた桜木はこちらに駆け寄ってきた。
「桜木くん!今日も頑張ってね」
「はいぃ!もちろん!この天才桜木を見ていてくださいよ!…っと、新しいご友人ですか?」
桜木は晴子に問いかける。
「そうなの、となりのお家のまなみちゃんですっ」
晴子は桜木に紹介する。
「こっ、こここんにちは」
私はビビりながら挨拶をする。
ひぇ~赤頭!!!怖いよぉぉ!!
「初めまして、天才バスケットマンの
桜木です!!!」
びしっと直角に頭を下げる桜木。
「ふふっ怖い人かと思ったのに、礼儀正しい人なんだね」
私は思わずプっと吹き出した。
と、そこにーーーー
「ちゅーーーす」
3年生3人組がやって来た。
「お、まなみじゃねーか珍しいな見に来るなんて」
赤木が声をかけてくる。
「たけくんっ!」
「たけくん?!?!?!」
一同は声を上げて驚く。
「だーっはっはっは!お前たけくんなんて
ガラかよ!!!」
三井は涙を流し赤木を指さして笑う。
「あ、まなみ、今の人が三井さんだよっ」
コソッと晴子が教えてくれた。
「。。。ちょっとタイプかも」
「えっ?!」
晴子は目を丸くした。
そして練習が始まったーーーー
待って!待って!待って!!!
めちゃくちゃかっこいいんだけど!!!!
約3時間の練習時間で私は三井さんにそれはそれはもう夢中になってしまった。
「家が隣同士だとミーハーな所も似るのかしら?」
やれやれと松井ちゃんが言った。
藤井ちゃんは苦笑い。
「おい、晴子帰りにーーー、ってまなみはどうしたんだ?なんかふにゃふにゃしてるが」
「あ、お兄ちゃんっ、まなみすっかり三井さんのファンになっちゃったみたい」
そこへひょいと三井が顔を出す。
「ほぉ、俺のファンだって?見る目あるな
お前」
ニヤニヤしながら目の前に来る。
ぎゃーーーーーー近いぃぃぃぃ!!!
「お前、名前は?」
「まなみです。」
「まなみ、な、覚えたぜ」
それから私は毎日のようにバスケ部の練習を見に行った。
「キャーーー三井さーーーん!!頑張ってぇぇーーー!!素敵ーーーー!!」
「うっるせぇなぁっっ!!!だまって見てろ!!!」
「なーんであんな可愛い子がよりによって
三井さんのファンなんだよ」
宮城は不思議そうに言う。
「むむむ、謎すぎる…」
桜木もしかめっ面だ。
それからインターハイ予選が行われ、もちろん私も試合を見に行っていた。
インターハイ出場を決めてから初めての部活の日。
「三井さんっ!!インターハイ出場おめでとうございますっ!!」
「またお前かよ、、、暇人だなお前も」
「いやいやいや!!三井さんのために
貴重な時間を費やしてるんですよ?!」
「なーに言ってんだか」
三井さんは笑いながら私の頭をぶっきらぼうにクシャクシャにした。
「お前ら付き合ってんのか?」
赤木からの一言。
「えっ?!」
私と三井さんは声をそろえた。
一同ごくりっ…
「なわけあるかよ!何言ってんだよ
赤木!んなことより早く練習するぞ!」
「…」
その言葉に黙る。
「まなみ…」
晴子は心配そうに声をかける。
「かぁっこいいーー!」
私はますますテンションが上がる。
「まなみ、めげないのね。」
晴子はほっとしたように苦笑い。
「あの人まーだ自分の気持ち気づいてないのかね?小学生かよ…」
宮城は呆れている。
数日後ーーー
「え、三井さん?!」
街中で偶然私は三井さんに会った。
慌てて駆け寄る。
「え?!あれ?!だって今の時間って
まだ部活中じゃないんですか?!」
「おう、今病院に行ってきたーー」
「びょっ、病院?!?!どうしたんですか?!?!まさかまた喧嘩?!怪我?!大丈夫なんですか?!?!」
「おおお落ち着けって!月に1回の定期検査だよ!」
「なぁぁんだ、、よかったぁぁ」
私は、はぁぁっと息を吐いてほっとする。
「そうだ、お前ちょっと付き合えよ」
やってきたのはバスケットゴールがある小さな公園。
「俺が病院から戻る頃にはもう部活終わってるからな」
「たまには休もうとか思わないんですか?」
私は三井さんに問いかける。
「休む?思わねーな。むしろボールを
リングに入れない日がある方が気持ちわりーよ。」
ザシュッ!!とシュートを決める三井。
ボールを拾って私は三井さんにパスをする。
「そんなもんなんですかね、バスケットマンって。」
そう言いながら私は近くのベンチに座る。
「でも、みんな頑張ってますもんね!
みんな見てるとこっちが元気もらえてもっともっとみんなを応援しようって思いますもん!」
「……」
私はそのまま話し続ける。
「たけくんだって今まで頑張ってきてるの見てるし、桜木くんだって最初は晴子の影響だったかもしれないけど、今じゃ本物のバスケットマンだし!流川だって授業中ずーっと寝てるのにバスケとなるとーー」
「おい」
ずいっと三井さんが私の目の前に立つ。
「お前は俺を見に来てるんだろ?」
「えっ?」
「お前は!俺の応援だけしてればいいんだよ!!」
「……」
「えぇっ?!?!?!」
びっくりして私は大声を出してしまった。
「あぁん?」
ちょっとたって…
三井はハッとするそして赤面。
「三井さん!それって!!どーゆー意味ですか?!ねえっ!!」
「あーーーっもう!!!!」
三井は自分の頭をガシガシとかいてそれから
ぐいっと私を立たせ、ギュッーーー
きつく抱きしめた。
「ったくこれでもうわかんだろ?!」
「わっ、わかりません!ちゃんと言ってください!!」
「うるせぇなぁ…」
ぎゅっと強く抱きしめ直す三井。
そして耳元で
「まなみ、好きだ」
「……………」
「お、おい?聞いて…っておいっ?!」
私はボロボロと泣き出した。
「嘘みたい…私死ぬの?」
それを聞いた三井は
「ぶはっ!!お前バカかよ!」
爆笑。
そして私の涙をぬぐって
「これからも俺の応援してくれよな」
照れながらニカッと笑った。
うんうんと強く頷く私に、、、
「俺だけの応援でいーんだからな」
と言う三井さんに私はニヤニヤして
「子供みたい」と笑いながら言うと
「うるせいよ」と三井さんは照れ隠しをするかのように、私を更にきつく抱きしめるのでした。
「えぇー?!バスケ部の暴力事件ってそんな裏があったんだ?!」
私は驚いて大きな声を出す。
「そうなのよぅ!洋平くん達には感謝してもしきれないわよう!」
ここは晴子の部屋。
先日あったバスケ部の暴力事件の真相を晴子から聞いていた。
「でもさぁ、その三井さんて人そんなに上手なの?たけくんよりもー??」
もちろん晴子の兄である赤木とも幼馴染で、小さい頃から見てきている。
「まだ数回しか練習みてないけど、すごいわよ!!まなみも見に来てよ!!」
「んー、明日行ってみようかなっ」
私はちょっとだけワクワクしていた。
ーーー次の日ーーー
私は晴子と一緒にバスケ部を見に来ていた。
「おぉっ!晴子さんっ!」
真っ先に晴子を見つけた桜木はこちらに駆け寄ってきた。
「桜木くん!今日も頑張ってね」
「はいぃ!もちろん!この天才桜木を見ていてくださいよ!…っと、新しいご友人ですか?」
桜木は晴子に問いかける。
「そうなの、となりのお家のまなみちゃんですっ」
晴子は桜木に紹介する。
「こっ、こここんにちは」
私はビビりながら挨拶をする。
ひぇ~赤頭!!!怖いよぉぉ!!
「初めまして、天才バスケットマンの
桜木です!!!」
びしっと直角に頭を下げる桜木。
「ふふっ怖い人かと思ったのに、礼儀正しい人なんだね」
私は思わずプっと吹き出した。
と、そこにーーーー
「ちゅーーーす」
3年生3人組がやって来た。
「お、まなみじゃねーか珍しいな見に来るなんて」
赤木が声をかけてくる。
「たけくんっ!」
「たけくん?!?!?!」
一同は声を上げて驚く。
「だーっはっはっは!お前たけくんなんて
ガラかよ!!!」
三井は涙を流し赤木を指さして笑う。
「あ、まなみ、今の人が三井さんだよっ」
コソッと晴子が教えてくれた。
「。。。ちょっとタイプかも」
「えっ?!」
晴子は目を丸くした。
そして練習が始まったーーーー
待って!待って!待って!!!
めちゃくちゃかっこいいんだけど!!!!
約3時間の練習時間で私は三井さんにそれはそれはもう夢中になってしまった。
「家が隣同士だとミーハーな所も似るのかしら?」
やれやれと松井ちゃんが言った。
藤井ちゃんは苦笑い。
「おい、晴子帰りにーーー、ってまなみはどうしたんだ?なんかふにゃふにゃしてるが」
「あ、お兄ちゃんっ、まなみすっかり三井さんのファンになっちゃったみたい」
そこへひょいと三井が顔を出す。
「ほぉ、俺のファンだって?見る目あるな
お前」
ニヤニヤしながら目の前に来る。
ぎゃーーーーーー近いぃぃぃぃ!!!
「お前、名前は?」
「まなみです。」
「まなみ、な、覚えたぜ」
それから私は毎日のようにバスケ部の練習を見に行った。
「キャーーー三井さーーーん!!頑張ってぇぇーーー!!素敵ーーーー!!」
「うっるせぇなぁっっ!!!だまって見てろ!!!」
「なーんであんな可愛い子がよりによって
三井さんのファンなんだよ」
宮城は不思議そうに言う。
「むむむ、謎すぎる…」
桜木もしかめっ面だ。
それからインターハイ予選が行われ、もちろん私も試合を見に行っていた。
インターハイ出場を決めてから初めての部活の日。
「三井さんっ!!インターハイ出場おめでとうございますっ!!」
「またお前かよ、、、暇人だなお前も」
「いやいやいや!!三井さんのために
貴重な時間を費やしてるんですよ?!」
「なーに言ってんだか」
三井さんは笑いながら私の頭をぶっきらぼうにクシャクシャにした。
「お前ら付き合ってんのか?」
赤木からの一言。
「えっ?!」
私と三井さんは声をそろえた。
一同ごくりっ…
「なわけあるかよ!何言ってんだよ
赤木!んなことより早く練習するぞ!」
「…」
その言葉に黙る。
「まなみ…」
晴子は心配そうに声をかける。
「かぁっこいいーー!」
私はますますテンションが上がる。
「まなみ、めげないのね。」
晴子はほっとしたように苦笑い。
「あの人まーだ自分の気持ち気づいてないのかね?小学生かよ…」
宮城は呆れている。
数日後ーーー
「え、三井さん?!」
街中で偶然私は三井さんに会った。
慌てて駆け寄る。
「え?!あれ?!だって今の時間って
まだ部活中じゃないんですか?!」
「おう、今病院に行ってきたーー」
「びょっ、病院?!?!どうしたんですか?!?!まさかまた喧嘩?!怪我?!大丈夫なんですか?!?!」
「おおお落ち着けって!月に1回の定期検査だよ!」
「なぁぁんだ、、よかったぁぁ」
私は、はぁぁっと息を吐いてほっとする。
「そうだ、お前ちょっと付き合えよ」
やってきたのはバスケットゴールがある小さな公園。
「俺が病院から戻る頃にはもう部活終わってるからな」
「たまには休もうとか思わないんですか?」
私は三井さんに問いかける。
「休む?思わねーな。むしろボールを
リングに入れない日がある方が気持ちわりーよ。」
ザシュッ!!とシュートを決める三井。
ボールを拾って私は三井さんにパスをする。
「そんなもんなんですかね、バスケットマンって。」
そう言いながら私は近くのベンチに座る。
「でも、みんな頑張ってますもんね!
みんな見てるとこっちが元気もらえてもっともっとみんなを応援しようって思いますもん!」
「……」
私はそのまま話し続ける。
「たけくんだって今まで頑張ってきてるの見てるし、桜木くんだって最初は晴子の影響だったかもしれないけど、今じゃ本物のバスケットマンだし!流川だって授業中ずーっと寝てるのにバスケとなるとーー」
「おい」
ずいっと三井さんが私の目の前に立つ。
「お前は俺を見に来てるんだろ?」
「えっ?」
「お前は!俺の応援だけしてればいいんだよ!!」
「……」
「えぇっ?!?!?!」
びっくりして私は大声を出してしまった。
「あぁん?」
ちょっとたって…
三井はハッとするそして赤面。
「三井さん!それって!!どーゆー意味ですか?!ねえっ!!」
「あーーーっもう!!!!」
三井は自分の頭をガシガシとかいてそれから
ぐいっと私を立たせ、ギュッーーー
きつく抱きしめた。
「ったくこれでもうわかんだろ?!」
「わっ、わかりません!ちゃんと言ってください!!」
「うるせぇなぁ…」
ぎゅっと強く抱きしめ直す三井。
そして耳元で
「まなみ、好きだ」
「……………」
「お、おい?聞いて…っておいっ?!」
私はボロボロと泣き出した。
「嘘みたい…私死ぬの?」
それを聞いた三井は
「ぶはっ!!お前バカかよ!」
爆笑。
そして私の涙をぬぐって
「これからも俺の応援してくれよな」
照れながらニカッと笑った。
うんうんと強く頷く私に、、、
「俺だけの応援でいーんだからな」
と言う三井さんに私はニヤニヤして
「子供みたい」と笑いながら言うと
「うるせいよ」と三井さんは照れ隠しをするかのように、私を更にきつく抱きしめるのでした。
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