溺愛
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バタン!!!!!
俺は部室にある自分のロッカーを開けてすぐに閉めた。
それはもう勢いよく。
「どうしたんだ?三井」
そんな木暮の疑問に俺は答えを言わず、部活着に着替える事もせず、その場を走り去る。
それはもう一目散に。
「おい!まなみ!てめぇ!!」
「うわ、彼女に向かって『てめぇ』とかないわーひくわー」
俺が向かっていったのは体育館の入口にいる俺の彼女、まなみの所だ。
コイツとは付き合って2ヶ月。
俺がバスケ部に復帰してすぐに告られた。
なんとなく見に来たバスケ部で俺に一目惚れをしたらしい。
まぁ、当然だな。
「早くツバつけとこうと思って!」
……なんつー告白の仕方だよ。
それでOKした俺もどうかしてるよな。
しかたねぇだろ、可愛いと思っちまったんだから。
「バスケ一筋にいくんじゃなかったのか?」
付き合い始めたのがバレて木暮に言われた言葉だ。
グウの音も出ねぇよ。
でも、俺だって健全な男子高生だぜ。
モロ好みの女に告られたらそりゃOKするだろがい。
でもコイツがいるからバスケを頑張れているおかげもある。
コイツの応援があるからーーー
って今はそんな事を思ってる場合じゃねぇ。
「お前だろ!俺のロッカーにプリクラ貼ったの!!」
「あ、見ました?超いいでしょう」
ニコニコと満足気に話すまなみ。
……今日も可愛いなオイーーじゃねぇ!!
「お前なんつーもん貼ってくれてんだよ!!あんなっ……あ、んな……」
俺は貼られたプリクラを思い出し、それ以降の言葉を発することが出来なかった。
それなのにコイツはニヤニヤしながら言ったんだ。
「いいじゃないですか、チュープリぐらい」
ホントにコイツは恥というモノを知らないのか。
「え、三井サンってチュープリとか撮んの?」
意外!というような顔で俺の顔を見てくる宮城。
「それはぜひ見てみたいな」
笑いながら体育館へと入ってきたのは木暮だ。
「あ、見ます?」
そう言いながらまなみはスカートのポケットから自分の携帯を取り出した。
おい。
何をする気だ。
「まなみさんもしかして、今流行りのやつですか?!携帯の電池パックにちゅ、ちゅ、チュープリとやらを貼るという!」
いつの間にか近くによってきた桜木まで会話に入ってくる。
なんでこいつはそんな事知ってんだよ。
「つーか、やめろ!」
俺はまなみからコイツの携帯を奪い取った。
そしてその手を高くあげた。
するとまなみはぴょんぴょんと飛び跳ね、俺から携帯を奪おうとする。
あめーんだよ。
「……」
まなみはムスッと面白くなさそうに表情を変えた。
そんな顔したってかえさねーよ。
「みなさん、見たいなら三井さんのロッカーの中を見てくださいね」
そう言ってニヤリと悪い顔をするまなみを見て俺は思い出した。
ロッカーに貼られたプリクラの事を。
一気に嫌な汗が出る。
「部活始まるまでに戻れよー」
そんな木暮の声を背に俺は本日2度目のダッシュだ。
もちろん向かう先は部室のロッカー。
俺は部室にある自分のロッカーを開けてすぐに閉めた。
それはもう勢いよく。
「どうしたんだ?三井」
そんな木暮の疑問に俺は答えを言わず、部活着に着替える事もせず、その場を走り去る。
それはもう一目散に。
「おい!まなみ!てめぇ!!」
「うわ、彼女に向かって『てめぇ』とかないわーひくわー」
俺が向かっていったのは体育館の入口にいる俺の彼女、まなみの所だ。
コイツとは付き合って2ヶ月。
俺がバスケ部に復帰してすぐに告られた。
なんとなく見に来たバスケ部で俺に一目惚れをしたらしい。
まぁ、当然だな。
「早くツバつけとこうと思って!」
……なんつー告白の仕方だよ。
それでOKした俺もどうかしてるよな。
しかたねぇだろ、可愛いと思っちまったんだから。
「バスケ一筋にいくんじゃなかったのか?」
付き合い始めたのがバレて木暮に言われた言葉だ。
グウの音も出ねぇよ。
でも、俺だって健全な男子高生だぜ。
モロ好みの女に告られたらそりゃOKするだろがい。
でもコイツがいるからバスケを頑張れているおかげもある。
コイツの応援があるからーーー
って今はそんな事を思ってる場合じゃねぇ。
「お前だろ!俺のロッカーにプリクラ貼ったの!!」
「あ、見ました?超いいでしょう」
ニコニコと満足気に話すまなみ。
……今日も可愛いなオイーーじゃねぇ!!
「お前なんつーもん貼ってくれてんだよ!!あんなっ……あ、んな……」
俺は貼られたプリクラを思い出し、それ以降の言葉を発することが出来なかった。
それなのにコイツはニヤニヤしながら言ったんだ。
「いいじゃないですか、チュープリぐらい」
ホントにコイツは恥というモノを知らないのか。
「え、三井サンってチュープリとか撮んの?」
意外!というような顔で俺の顔を見てくる宮城。
「それはぜひ見てみたいな」
笑いながら体育館へと入ってきたのは木暮だ。
「あ、見ます?」
そう言いながらまなみはスカートのポケットから自分の携帯を取り出した。
おい。
何をする気だ。
「まなみさんもしかして、今流行りのやつですか?!携帯の電池パックにちゅ、ちゅ、チュープリとやらを貼るという!」
いつの間にか近くによってきた桜木まで会話に入ってくる。
なんでこいつはそんな事知ってんだよ。
「つーか、やめろ!」
俺はまなみからコイツの携帯を奪い取った。
そしてその手を高くあげた。
するとまなみはぴょんぴょんと飛び跳ね、俺から携帯を奪おうとする。
あめーんだよ。
「……」
まなみはムスッと面白くなさそうに表情を変えた。
そんな顔したってかえさねーよ。
「みなさん、見たいなら三井さんのロッカーの中を見てくださいね」
そう言ってニヤリと悪い顔をするまなみを見て俺は思い出した。
ロッカーに貼られたプリクラの事を。
一気に嫌な汗が出る。
「部活始まるまでに戻れよー」
そんな木暮の声を背に俺は本日2度目のダッシュだ。
もちろん向かう先は部室のロッカー。
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