渇望
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「せっ…んど……」
ホテルの一室、俺の下で今まで見たことの無い表情と、聞いたことのない声で俺の名を呼ぶまなみさん。
それは俺の心をかき乱すのには十分だった。
初めてだった。
こんなに求めても求めても、全然足りず、求め続けるのは。
身体を繋げ、1つになっているのにまだ足りない。
まなみさんが欲しくて欲しくてたまらない。
他人に興味なんてそんなになかった。
正直自分に興味を持って、寄ってくる女性はたくさんいる。
俺は女の子が好きだし、別に嫌じゃなかった。
もちろん「いいな」と思って付き合った人もいる。
けれど結果はいつも同じ。
『あなたは私の事を全然好きじゃない』
うーん。
好きだと思って付き合ってるんだけどなぁ。
けれど今になってそれが本気じゃないってわかったよ。
本気で人を求めた事なんて今まで1度もなかったんだ。
「仙道?寝ちゃった?」
タオルで濡れた髪をワシャワシャと拭きながらまなみさんは、ベッドに寝転んでいる俺の隣に腰掛けた。
「寝るわけないじゃないですか」
俺は寝転んだまままなみさんの腰へと腕を回す。
「風呂上がりのまなみさん見ずに寝るなんて、そんな勿体ないことしませんよ」
「そんな事言ってもなんにも出ないよ?」
まなみさんはクスクスと笑いながら軽く俺の髪を撫でた。
俺はゆっくりと起き上がり、そのまままなみさんを組み敷きる。
「俺が欲しいのはまなみさんだけですよ」
そう言ってまなみさんの首元へと顔をうずめ、舌を這わす。
そしてまなみが着ているガウンの隙間から手を入れ、そっと太ももを撫でた。
「ちょっと…髪、まだ乾かしてな……んっ」
最後まで言葉は聞かず、俺は深い口付けを交わす。
「いいよ、そのままで。超エロい」