使命
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「たのむよ!まなみちゃん!!!」
ここは湘北高校1年10組の教室。
バスケ部の石井は私に懇願する。
「えぇ~?!私が?!」
「流川はまなみちゃんの言うことなら聞くから!!」
石井は必死だ。
「まじかよぉー」
私はめんどくさいと思いながらも、仕方ないとタカを括り屋上へ向かった。
ーーー10分前ーーー
「まずい、まずいよ!まなみちゃん!」
大慌てで石井が私に駆け寄ってくる。
「ん?どうしたの?」
「流川の授業の出席日数がまずいらしいんだ!」
「は?」
「アイツ最近教室だと起こされるからってよく授業サボってるでしょ?」
「あぁ~、それでいよいよヤバいってことか。」
私は察した。
「そうなんだよぉ!!!出席日数足りてないのに部活だけ!なんて許されるわけないんだよぉぉ!!」
「お、落ち着こ!石井!!」
私は軽くパニック状態の石井を少しでも落ち着かせようとした。
すると、石井は急に落ち着いて…
「とゆーわけで、5時間目が始まる前のこの昼休みに恐らく屋上で寝てるであろう
流川を、教室まで連れてくるのがまなみちゃんの使命です。」
「なんで私が…」
「マネージャーとしての使命です。」
ーーー現在ーーー
「はぁ…流川寝起きヤバいんだよなぁ、ってか起きるかなぁ?」
ガチャ
屋上の扉を開ける。
「さっぶ!!」
今は11月。
さすがに屋上でお弁当を食べてる人は誰もいなかった。
と、そこにこの寒空の中流川は寝ていた。
「まじ?よくこの寒い中寝られるな」
私は流川の前にしゃがんで肩をゆすった。
「るーかーわー!!起きろぉ」
何回か呼びかけてゆさゆさすると、流川は
ゆっくり目をあけた。
「あ!起きた!あんた出席日数やばいんでしょ?!バスケできなくなるよ?!」
私は必死に説得を試みた。
「…それはイヤダ」
「でしょ?!ほら!起きた起きた!!」
ぐいーーーっと流川の腕を引っ張る。
すると
ぐい!!!
逆に腕を引っ張られ隣に座らされた。
そして流川は私の肩によっかかる。
「ちょっ!!!」
「昼休み、終わるまで。」
私は「はぁ…」とため息をついて。
「わかった、終わるまでね」
と堪忍した。
「てか、あんたこんなとこ誰かに見られたら誤解されるよ?」
「別におめーとだったらいい。」
「えっ?!…それって」
流川は私の問に答える前にまた寝てしまった。
「なんなのコイツ…」
その時、ガチャと屋上の扉があいた。
「っと…邪魔したかな?」
入ってきたのは桜木軍団の1人、水戸だった。
「ちちちがう!違うの!洋平くん!!!邪魔とかじゃない!!!流川の出席日数が
やばくて!起こしに来て!それで!!!」
私は自分でも恥ずかしくなるぐらい慌てた。
それを見た水戸は笑いながら
「ははは、別にいいんじゃね?」
「なにがさっ!!」
私は軽く逆切れ状態。
「俺はお似合いだと思うけどな、おふたりさん。」
私は一気に真っ赤になった。
「こっ!こいつがバスケ以外の事に興味あると思う?!」
水戸は私と流川の横に立ち。
「さぁね?でもまー、フツーに健全な
男子高生だし?なくはないんじゃね?」
と言った。
私はさっきの流川の言葉を思い出した。
「別におめーとだったらいい。」
ばっ!!!
いたたまれなくなった私は立ち上がり、
「戻る!!!じゃね!!」
と顔を真っ赤にしながら帰っていった。
「あと一歩ってとこかね?」
「…」
「その1歩が手強そーだけど?」
「…るせー」
「あれ?!まなみちゃん!!流川は??」
石井は戻ってきた私に駆け寄って話しかけてくる。
「知らない!あんなやつ!」
このドキドキと真っ赤な顔は部活までにおさまるか心配になりながらも、悪い気はしなかった。
ここは湘北高校1年10組の教室。
バスケ部の石井は私に懇願する。
「えぇ~?!私が?!」
「流川はまなみちゃんの言うことなら聞くから!!」
石井は必死だ。
「まじかよぉー」
私はめんどくさいと思いながらも、仕方ないとタカを括り屋上へ向かった。
ーーー10分前ーーー
「まずい、まずいよ!まなみちゃん!」
大慌てで石井が私に駆け寄ってくる。
「ん?どうしたの?」
「流川の授業の出席日数がまずいらしいんだ!」
「は?」
「アイツ最近教室だと起こされるからってよく授業サボってるでしょ?」
「あぁ~、それでいよいよヤバいってことか。」
私は察した。
「そうなんだよぉ!!!出席日数足りてないのに部活だけ!なんて許されるわけないんだよぉぉ!!」
「お、落ち着こ!石井!!」
私は軽くパニック状態の石井を少しでも落ち着かせようとした。
すると、石井は急に落ち着いて…
「とゆーわけで、5時間目が始まる前のこの昼休みに恐らく屋上で寝てるであろう
流川を、教室まで連れてくるのがまなみちゃんの使命です。」
「なんで私が…」
「マネージャーとしての使命です。」
ーーー現在ーーー
「はぁ…流川寝起きヤバいんだよなぁ、ってか起きるかなぁ?」
ガチャ
屋上の扉を開ける。
「さっぶ!!」
今は11月。
さすがに屋上でお弁当を食べてる人は誰もいなかった。
と、そこにこの寒空の中流川は寝ていた。
「まじ?よくこの寒い中寝られるな」
私は流川の前にしゃがんで肩をゆすった。
「るーかーわー!!起きろぉ」
何回か呼びかけてゆさゆさすると、流川は
ゆっくり目をあけた。
「あ!起きた!あんた出席日数やばいんでしょ?!バスケできなくなるよ?!」
私は必死に説得を試みた。
「…それはイヤダ」
「でしょ?!ほら!起きた起きた!!」
ぐいーーーっと流川の腕を引っ張る。
すると
ぐい!!!
逆に腕を引っ張られ隣に座らされた。
そして流川は私の肩によっかかる。
「ちょっ!!!」
「昼休み、終わるまで。」
私は「はぁ…」とため息をついて。
「わかった、終わるまでね」
と堪忍した。
「てか、あんたこんなとこ誰かに見られたら誤解されるよ?」
「別におめーとだったらいい。」
「えっ?!…それって」
流川は私の問に答える前にまた寝てしまった。
「なんなのコイツ…」
その時、ガチャと屋上の扉があいた。
「っと…邪魔したかな?」
入ってきたのは桜木軍団の1人、水戸だった。
「ちちちがう!違うの!洋平くん!!!邪魔とかじゃない!!!流川の出席日数が
やばくて!起こしに来て!それで!!!」
私は自分でも恥ずかしくなるぐらい慌てた。
それを見た水戸は笑いながら
「ははは、別にいいんじゃね?」
「なにがさっ!!」
私は軽く逆切れ状態。
「俺はお似合いだと思うけどな、おふたりさん。」
私は一気に真っ赤になった。
「こっ!こいつがバスケ以外の事に興味あると思う?!」
水戸は私と流川の横に立ち。
「さぁね?でもまー、フツーに健全な
男子高生だし?なくはないんじゃね?」
と言った。
私はさっきの流川の言葉を思い出した。
「別におめーとだったらいい。」
ばっ!!!
いたたまれなくなった私は立ち上がり、
「戻る!!!じゃね!!」
と顔を真っ赤にしながら帰っていった。
「あと一歩ってとこかね?」
「…」
「その1歩が手強そーだけど?」
「…るせー」
「あれ?!まなみちゃん!!流川は??」
石井は戻ってきた私に駆け寄って話しかけてくる。
「知らない!あんなやつ!」
このドキドキと真っ赤な顔は部活までにおさまるか心配になりながらも、悪い気はしなかった。
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